うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

カルティエ賞

2011-11-18 22:29:57 | 競馬日記
JCも香港も終わっていないのにこの時期に決めてしまうのはどうなんだと毎年思うのですが、改める気がないようなので仕方がありません。

年度代表馬はFrankelでした。デビュー以来無敗、圧勝に継ぐ圧勝で予定通りの受賞でした。来年も現役続行で、コーラルエクリプスで10Fを試す予定(記事)。もちろん3歳牡馬チャンピオンも同時受賞。

古馬チャンピオンはCirrus des Aigles。昨年のJCで16番人気9着だった馬です。どうせ勝ち目がないと思っていたので特に印象がありません。今年は10戦して5勝、2着4回、3着1回と、非常にタフ且つ安定していました。英チャンピオンSではSo You ThinkSnow Fairyを破って初GI制覇。こんな強い馬だったかなと思います。

2歳牡馬チャンピオンはハットトリック産駒Dabirsim。日本産種牡馬の仔がカルティエ賞を取るのはNatagora以来2度目でしょうか。

2歳牝馬チャンピオンはMaybeDancing Rainの姪で父Galileo×母父Danehillという勢いのある配合です。

3歳牝馬チャンピオンは凱旋門賞馬Danedream。凱旋門賞では歴史的な圧勝でした。

チャンピオンスプリンターはDream Ahead。2歳時から期待した馬でFrankelを倒して欲しかったですが、タイトルを取れたからまあいいでしょう。

チャンピオンステイヤーはFame And Glory。愛ダービー馬で、昨年はコロネーションCやタタソールズGCを勝つなど中長距離路線で活躍してきましたが、今年は超長距離路線に転じ、アスコットGCを制しました。この路線で複数のGIを勝つ馬がいなかったので、この馬で仕方ないでしょう。


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2 コメント

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Unknown (much_better)
2011-11-20 01:44:17
例えばバブルガムフェローなんかは日本ではダメだったと言っていいと思いますが、オーストラリアではGI馬を出しました。これが兄Candy Stripesが成功したアルゼンチンだったらどんな成績だったんだろうと思います。どこで種牡馬になるかは非常に重要です。

ハットトリックはアメリカンと言えばアメリカンですが、Northern Dancer、Mr. Prospector、Seattle Slewフリーで、アメリカにおいてもアウトサイダーになります。また、アウトクロスの馬で、サンデーサイレンス自身の影響を出しやすそうで、ロンシャンの堅い芝を勝つGI馬を出したのは納得できない訳ではありません。

母父Danehillは優秀なんでしょうが、パワー全開で手っ取り早くヨーロッパで走る馬が出来そうで面白くないのが不満です。ただ、ファインモーションが子どもを産めなかったのが残念でなりません。馬体、競走能力、配合ともに一流で、ファインモーション自体が繁殖を考えて購入されたはずです。一頭も仔を残せないとは。
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こんばんは! (イルカ)
2011-11-19 00:30:51
Dabirsimすごいですね。
サンデーサイレンスのアウトサイダー性が欧州で生きたのもあると思いますが、
サンデーサイレンスの血のポテンシャルが本当すごいと思います。
ハットトリックは兄弟に活躍馬もいないし、
母系はアメリカ血統だから欧州には合わないと思うんですけど
それもアウトサイダーで逆に良かったのかなと。
ハットトリックはサンデー産駒の中では特に優秀な種牡馬ではないような気がします。
サンデーサイレンスがすごいだけで、他のサンデー産駒はハットトリック以上にもっと成功するんじゃないかなあなんて思っちゃいます。
良く分からないですが、例えばアドマイヤジャパンとか。

母父デインヒルが本当にすごいですね。
遺伝が本当に強すぎます。
ブルードメサイヤーとして優秀な種牡馬は
顔がかわいい馬が多いと思うので、
あんまり顔のかわいくないロベルト系は母父でいまいちなのに
あんまり顔のかわいくないデインヒルが母父として優秀なのは意外です。
バックパサーが一番顔がかわいいと思うんですが、デインヒルの顔はバックパサーに似てないと思います。
繁殖牝馬として優秀かどうかは顔のかわいさ(顔が賢くて目が生き生きとしてる)が本当に大事だと思います。

デインヒル牝馬はファインモーションみたいな超美人もいるし、当たり外れが大きいのかなと。
ファインモーションは母系が優秀すぎるのもありますが
顔良し馬体良しで本当大好きです。
http://www.keibado.com/keibabook/031013/photo10.html
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