うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

ウオッカ死亡

2019-04-03 20:44:08 | 競馬日記
びっくりしました。昨日からディープインパクト種付け中止とか(これはまた別の投稿で)驚くニュースが続くのですが、史上3頭目の牝馬のダービー馬で顕彰馬のウオッカが亡くなったそうです(記事1記事2)。
知らなかったのですが、3月10日に右後肢第3指骨粉砕骨折が見つかり、手術をしたものの両後肢に蹄葉炎を発症したとのこと。残念ですね。
 
子供は7頭、2017年産はFrankelの牡馬(Juddmonte)、2019年産はFrankelの牝馬、ということを総合すると産駒は以下の通りですね。
 
2011年産:ボラーレ(牡、父Sea The Stars)
2012年産:ケースバイケース(牝、父Sea The Stars)
2013年産:タニノアーバンシー(牝、父Sea The Stars)
2015年産:タニノフランケル(牡、父Frankel)
2016年産:タニノミッション(牝、父Invincible Spirit)
2017年産:ウオッカの2017(牡、父Frankel)
2019年産:ウオッカの2019(牝、父Frankel)
 
タニノフランケルは小倉大賞典(GIII)で2着、中山金杯(GIII)で3着と重賞勝利に近いところにいます。タニノミッションは阪神JFに出走しました。すでにケースバイケースとタニノアーバンシーが繁殖入りしているそうで、ケースバイケースは昨年はオルフェーヴルの牝馬を出産、今年はダイワメジャーの仔を受胎中です。
産駒には競走馬としてもまだまだ期待したいですし(ウオッカの2017はニューマーケットのRoger Varianのところで競走生活を送るっぽい)、後継繁殖牝馬にも期待したいです。
 
ずっと欧州にいて当地の種牡馬が交配されたわけですが、日本の種牡馬と交配するなら何が良かったでしょうか。サンデーサイレンスフリーですからディープインパクトとも交配可能だったわけですが、あくまでロマンだけでいうならメイショウサムソンなんてどうだったでしょうか。
どちらも小岩井のフロリースカップ系で、ウオッカはシラオキ分枝、メイショウサムソンはガーネット分枝(ブログ)。この組み合わせでは、Princely Gift 5 X 6系列ぐるみが主導を作り、Hail to Reason 6 X 5中間断絶が欧米の血をまとめ、フォルティノ5 X 6中間断絶がスピードを加え、スタミナはプリメロやDjebel、Princequillo、Chamossaire、Hurry Onから、という配合になるでしょうか。血の質の面では物足りないかもしれませんが、構成の面では及第点なのではと思います。
 
何はともあれ、ヒサトモクリフジのように、子孫からGI馬が出てくれることを期待します。