うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

ベルモントS

2013-06-10 00:08:27 | 競馬日記
ベルモントSはPalace Maliceが勝ちました。プリークネスS馬Oxbowは2着、ケンタッキーダービー馬Orbは3着。

父はCurlin。クラシックではプリークネスSを制しましたが、ケンタッキーダービーはストリートセンスの3着、ベルモントSはRags to Richesの2着。父は名牝にねじ伏せられてしまったのですが、本馬は3馬身1/4差で完勝しました。ただし、出入りの激しい先行合戦で、最後はみんなジョギングのようになってしまいました。

Palace Maliceは父Curlin×母父Royal Anthemで、父Smart Strike×母父TheatricalのEnglish Channelと同じパターンですね。こういうのを意識して交配されたのでしょう。
CurlinもEnglish ChannelもNative Dancer - Polynesian、Nasrullah、Turn-toの影響が強いという共通点があり、どちらもシンプルな配合でした。Palace MaliceはCurlin、English Channelと同じ構造を引き継いではいますが、Northern Dancer系列ぐるみ、Nashua系列ぐるみとNative Dancerと同じ5代目からクロスして、シンプルさは引き継げませんでした。でもまあ、最近はこういうのが多いですね。
部分で見て行くと、Native DancerとNashuaが同居することによるMr. ProspectorとTurn-toとNashuaが同居することによるRobertoの生かし方、Battle Joined、Turn-to、Princequilloが同居することによるAck Ackの生かし方(父方Sir Gaylordとも呼応)なんかに良さがあります。