うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

ジャック・ル・マロワ賞、フィーニックスS

2012-08-14 19:57:14 | 競馬日記
ジャック・ル・マロワ賞はBallydoyleのExcelebrationが勝ちました。Frankelには全く歯が立たないのですが、GI2勝目です。
父はDanehill直仔でNorthern Dancer 3 x 3を持つExceed and Excelですが(Darley供用種牡馬)、母方の累代配合が渋いです。母父はIndian Ridge、祖母父ウォーニング、曾祖母父Le Levanstell、高祖母父Relko。曾祖母は愛1000ギニー、ヨークシャーオークスの勝ち馬です。
配合は5代内にクロス馬が出現しない完全異系交配で、6代目に出現するNative Dancer - Polynesian、Nearco、Bull Lea、Tom Fool、AlibhaiはPhalaris、Selene、Bull Dogなどで結合できます。魅力がある配合ですね。

2歳戦フィーニックスSもBallydoyleのPedro The Greatが勝ちました。Henrythenavigatorの初年度産駒です。
半兄は2000ギニー馬Footstepsinthesandで、母は英GIIIの勝ち馬。配合内容はかなり異なり、FootstepsinthesandはBlushing Groom 4 x 3とHerbager 6 x 4が母父Rainbow Quest内で同居していましたが、Pedro The GreatはRaise a Native 4 . 5 x 5の影響が強いです。
父はマイルGIを4勝した名マイラーですが、父Kingmambo×母父Sadler's Wellsという場合によっては距離もこなすニックスでした。マイラーになったのはRaise a Native 3 x 4の影響があったでしょう。父内にはPrincequillo、Djebel - Tourbillon、Graustarkなどのスタミナ要素が隠されていますが全て無視、母内のUmidwar、Rialtoなんかも無視で、Footstepsinthesandよりもスピード型のように感じます。