うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

浅見国一元調教師死去

2012-05-30 20:22:02 | 競馬日記
浅見国一元調教師が亡くなりました。

名騎手であり関西リーディングジョッキー2回、GI級4勝(八大競走3勝)。師匠の相羽仙一師の後を継いで調教師になり、GI級3勝。調教師としてずば抜けた成績を残したわけではありませんが、ゴム製腹帯、エアロフォームの導入、当日輸送の発明、坂路の導入への貢献など、非常にアイデアマンであるとともに、人材育成にも貢献があり、弟子には池江泰郎・泰寿父子(泰郎は元は弟弟子)、友道康夫、実子の浅見秀一といったGIトレーナーがいます。東高西低をひっくり返すきっかけを作った人物であり、関西の巨星というべき偉大な改革者・指導者でした。

調教師引退後もスポニチ本紙評論家就任、JRA馬主資格の取得と話題がありました。90歳という歳を考えると長生きされたように思いますが、亡くなる直前まで活動されていましたから、こんなに早くという感じがあります。