うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

サンタアニタがプロライドをやめる

2010-01-20 19:44:35 | 競馬日記
去年、一昨年と2年連続でBCが開催されたサンタアニタパーク競馬場がメイントラックのプロライドをやめて別のものを導入するそうです(記事1記事2)。

サンタアニタパークはCalifornia Horse Racing Boardの指示に従い、2007年にダートからクッショントラックに変えました。しかし、水はけが悪く、大雨が降るとレースをキャンセルせざるを得なくなることがあり、2008年にクッショントラックからプロライドに変えました。しかしそれでも水はけの問題は依然として残り、今週月曜日のカードが大雨でキャンセルされ(記事)、今回の決断となりました。
次に導入されるのは伝統的なダートが有力だと思われます。また、サンタアニタパークと同じくMECが運営するゴールデンゲートフィールドがタペタ(メイダンが採用したやつです)を導入していることから、こちらも候補の一つと思われてはいるようですが。
Los Angeles Timesの記事を読むと、Zenyattaの調教師として知られるジョン・シレフス(John Shirreffs)師はダートが導入されることを歓迎しているんですね。現役を続行するZenyattaにとっては走れるレースコースが一つ減るわけですが。そもそもオールウェザートラックに批判的だったとは知りませんでした。

オールウェザーは管理費用の問題や馬の故障の問題を解決するために普及していきましたが、完璧ではないのが現状です。ただ、完璧でないのは伝統的な芝、ダートも同じです。芝がメインのヨーロッパ、ダートがメインのアメリカ、その他ドバイ、シンガポール、トルコなどで様々なタイプのオールウェザートラックが試されている中、日本は未だにオールウェザートラックを持ちません。大井競馬場がポリトラックを導入する計画があるそうですので、これに期待したいです。日本の馬がどの程度、オールウェザーに対応し、どのようなタイプの馬がオールウェザーに適応するのかに興味があります。