うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

2009 World Thoroughbred Rankings

2010-01-13 19:48:51 | 競馬日記
IFHAより2009 World Thoroughbred Rankingsが発表されました(全ランキング)。

首位は当然Sea the Stars。136ポンドはパントレセレブルが1997年に記録した137以来の高い値です(記事)。パントレセレブルは凱旋門賞をレコードでぶっちぎって勝ったのに対し、Sea the Starsは生涯の最大着差が2馬身半という勝負強い馬でした。

2位は130ポンドでGoldikova。ヘッド師がMiesqueより強いと豪語するだけあって、Miesque同様、BCマイル連覇を果たしました。

ランキングの上での3位、4位はRip Van Winkle(129)とFame and Glory(128)。Sea the Starsの後塵を拝し続けたバリードイルの2頭です。

ランキング上のもう1頭の4位はZenyatta(128)で、6位はRachel Alexandra(127)。セックスアローワンスの4ポンド(もしくは3ポンド)を加えれば3位と4位になります(記事)。レーティングでZenyattaの方が上であることはエクリプス賞の投票にも少しは影響するでしょうか(記事1記事2)。
ベイヤー指数で有名なアンドリュー・ベイヤー氏は強くRachel Alexandraの方を推しています(記事)。ちなみにベイヤー氏はBCの戦前の記事でも、Zenyattaよりもヨーロッパからの参戦馬の方がいい、という記事を書いていました(記事)。Zenyattaの評価が低いんでしょうね。一方、AP通信による2009年最優秀女性アスリートの投票ではZenyattaは2位、Rachel Alexandraは7位で、Zenyattaの方が上でした(記事)。どんな結果が出るのか、私には見当が付きません。

日本関連ではJCに出走したConduitが125ポンドで7位。日本調教馬ではカンパニードリームジャーニーがランキング上では122ポンドで19位、オウケンブルースリが121ポンドで33位。年度代表馬ウオッカディープスカイと並んで120ポンドの43位ですが、セックスアローワンスを考慮すれば実質、日本調教馬のトップです。マツリダゴッホスクリーンヒーローが119ポンドで65位で、日本のダートのトップは最優秀ダートホースのエスポワールシチーの87位(118ポンド)です。詳しくは関連記事をご覧ください(記事1記事2)。
他の日本関連ではJCダートに参戦予定だったSummer Birdが123ポンドで15位、スプリンターズSに参戦し、三浦騎乗のキンシャサノキセキにぶつけられて終わったScenic Blastが122ポンドで19位、Sunday Break産駒Never on Sundayが120ポンドで43位、秋華賞に参戦したShalanayaが119ポンドで65位に入っています。Takeover Targetもまだ名前が見えますね(119ポンドで65位)。じっくり見れば他にも日本で見たことのある名前が載っています。