うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

重賞回顧(9月7, 10, 11日)

2009-09-15 23:01:43 | 競馬日記
牝馬戦パークヒルS(GII)はHigh Chaparral産駒The Miniver Roseが勝ちました。父Sadler's Wells系×母父Cape Crossですね。Cape Crossの代表産駒は今年の英2冠馬Sea the Starsですが、Sea the Starsの母Urban SeaとSadler's Wellsの組み合わせがGalileoであり、Sea the StarsはSadler's Wellsの牝馬との組み合わせが楽しみです。祖母はアメリカのGI馬。カナダ産ということになっていますが、配合は完全なヨーロピアンで、なかなか迫力のある近交馬です。

2歳戦フライングチルダーズS(GII)はDubawi産駒Sand Vixenが勝ちました。母父Petong、祖母父Free Stateがものすごく渋いですね。

2歳牝馬戦メイヒルSはMotivator産駒Pollenatorが勝ちました。Motivatorの初年度産駒で初めての重賞勝ち馬です。Tim Tamが5代目から主導を作ってしまうのはちょっと傾向が違うとは思いますが、その他の点ではそこそこ上手く出来てるんじゃないでしょうか。

伝統の長距離戦ドンカスターCはMontjeu産駒Askar Tauが勝ちました。前走で初重賞勝利を挙げたばかりです。

アメリカのGIです。
ポリトラックの2歳戦デルマーフューチュリティはSmart Strike産駒Lookin at Luckyが勝ちました。Raise a Native 3 x 5の近交馬です。半兄Kenseiは重賞勝ち馬です。Smart Strike産駒のGI馬で、最もきつい近交があったのはパーソナルエンスンSのShadow Catで、Mr. Prospector 2 x 4、Raise a Native 3 x 4. 5でした。

ダートの2歳戦ホープフルSはAfleet Alex産駒Dublinが勝ちました。Afleet Alexの初年度産駒です。アフリートのラインも取りあえずはもう一世代つながりそうです。