うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

アルカナ・ドーヴィル・イヤリングセール

2009-09-10 20:19:05 | セリ
アルカナ・ドーヴィルのイヤリングセールについて合田さんがリポートしています(記事)。
合田さんが取り上げている馬を見てみます。

最高額落札馬はElectrocutionist半弟で父Storm Catの上場番号61番Storm Cat × Elbaaha。父のアメリカ系、母のヨーロッパ系ともに十分ではないところがあり、半兄Electrocutionist、アムールマルルーより下だと思います。

上場番号53番はZamindar × Cracovieで、サンタラリ賞のCoquerelleの全弟です。父Zamindar×母父Nijinsky系というのはZarkavaとも同じなんですね。こういう既に実績のある配合をけなすのは難しいですが、実際、気になるのは祖母の影響がもうちょっと強い方がいいんじゃないかというところぐらいです。

上場番号102番はクリテリウムドサンクルーのDrumbeatの半弟で、Galileo × Maskayaです。DrumbeatではシンプルにSadler's Wellsを強調しているのが分かるのですが、102番ではMr. Prospectorまでクロスしてしまって、残念な気がします。

上場番号105番はHernandoJohann Quatzの甥、Danehill Dancer × Mine Excavationです。母がかなり無茶な近親交配馬。Danehill Dancerを配してNorthern DancerとBuckpasserにクロスを絞っていて、ヨーロッパで走らせるならまあまあな配合だと思います。