重賞回顧（7月30, 31日）

伝統の長距離戦グッドウッドC（GII）はMonsun産駒Schiaparelliが勝ちました。Samum、Salve Reginaの全弟です。一昨年10月の伊ジョッキークラブ大賞典以来の勝利です。

アウディS（KジョージS）（GIII）はMujadil産駒Kingsgate Nativeが勝ちました。２歳時にナンソープSを勝った早熟短距離馬ですが、単なる早熟ではなく頑張っています。

モエヘネシーフィリーズS（リリーラングトリーS）（GIII）はGalileo産駒Sevennaが勝ちました。父Sadler's Wells系×母父Darshaanのニックスですが、牝系がシュレンダーハン牧場のイニシャルSのラインで、Galileoの牝系に含まれるドイツ血統が呼応しています。

ノルウェーの重賞ポーラーC（GIII）はPyrus産駒Chicken Momoが勝ちました。Mr. Prospector系×Tourbillon系×Sharpen Up系×Blandford系という魅力的な累代交配です。

２歳戦リッチモンドS（GII）はArakan産駒Dick Turpinが勝ちました。母父シャルードがすごいですね。祖母父もソーブレストです。

グロリアスS（GIII）はDansili産駒Illustrious Blueが勝ちました。曾祖母の仔に重賞５勝のRock City、チェリーヒントンS（GIII）を勝ち1000ギニー２着のKerrera。

オークトゥリーS（GIII）はPivotal産駒Summer Feteが勝ちました。母はUAEオークスの勝ち馬。

リルダヴァル

リルダヴァルが新馬戦を勝ちましたね。

かなりレースが上手く、完勝で驚きました。ダノンパッションが勝ち上がったときに、いい配合だけどスタミナを効かせているところが心配、と書いたように（ブログ）、初戦からこれだけ走れるとは思いませんでした。
ただ、ブラックパンサーを良くない、ダノンパッションとリルダヴァルを良い、と評価した点は正解で良かったです。

池江泰郎厩舎も期待の２頭が簡単に勝ち上がって順調です。