うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

ロージズインメイ

2009-01-12 01:29:46 | 競馬日記
ロージズインメイはラフィアン=ビッグレッドの岡田氏によって日本に導入されましたが、岡田氏がポストサンデーサイレンスとしての期待をかけていることを最近知りました。

そんな期待をかける要素は血統的には見いだせません。

・ロージズインメイはDouble Jayでリードする異色の配合で完全にダート向きです(日本で走ったDouble Jay主導の馬としてはクーリンガーがいますが、純然たるダート馬でした)。Double Jayの血自体は日本ではメジャーではありません。

・Nearco - Pharos、Hyperion - Gainsborough、Blenheim - Blandfordあたりが日本で重要じゃないかと思っているのですが、いずれの影響もロージズインメイでは弱く、かなり奥まったところにあります。サンデーサイレンストニービンブライアンズタイムはいい位置にこれらを持っていました。

・ロージズインメイの近い世代にある血の中で重要なクロスを形成しそうなのは、Raise a Native - Native Dancer、Princequillo、Halo - Hail to Reasonあたりです。Raise a Native - Native Dancerはダートか短距離向きで、Princequilloはあまり日本に向きません。

クラシックで活躍するようなものを前提とすれば、Roberto系と組み合わせてNashuaとHail to Reasonでリードするようなのや、Haloのクロスで勝負するような形態は思いつきますが、ランダム交配で確率よくいい仔を出すのは難しいように思います。個性派種牡馬という感じは受けます。

私はいいと思わないですが、岡田氏が惚れ込んだのですから注目したいです。