うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

フォーティナイナー

2006-10-26 22:36:11 | 競馬資料
フォーティナイナーは種牡馬の父として非常に優秀です。
孫の代のGI馬を探してみました。

エンドスウィープ(ジャージーショアBCS(米GIII))の産駒に
Clean Sweep(ニュージーランド2000ギニー(新))
Dark Ending(シリーンS(加))
スウェプトオーヴァーボード(アンシェントタイトルBCH(米)、メトロポリタンH(米))
Trippi(ヴォスバーグS(米))
ラインクラフト(NHKマイルC(日)、桜花賞(日))
スイープトウショウ(秋華賞(日)、エリザベス女王杯(日)、宝塚記念(日))

Luhuk(ファウンデイションS(英L)、アーリントン国際競馬場S(英L))の産駒に
Guernika(1000ギニー大賞典(亜)、亜1000ギニー(亜)、カレラエストレージャスディスタフ(亜)、パレルモ大賞典(亜))
Avanzado(アンシェントタイトルBCH(米))
Rosa Miss(サトゥルニノJウンスエ大賞典(亜))
Zanzibar(サンティアゴルーロ大賞典(亜))

Rich Man's Gold(レベルS( 米GIII2着))の産駒に
Lido Palace(ウッドワードS(米)2回、ホイットニーH(米)、タンエオデポトリヨス(智)、ドスミルギニー(智)、セントレジャー(智)、グランクリテリウム(智))

Distorted Humor(コモンウエルスBCS(米GII)、チャーチルダウンズH(米GII))の産駒に
Awesome Humor(スピナウェーS(米))
Funny Cide(ケンタッキーダービー(米)、プリークネスS(米)、ジョッキークラブGC(米))
Commentator(ホイットニーH(米))
Flower Alley(トラヴァーズS(米))
Fourty Niners Son(クレメントLハーシュメモリアルターフチャンピオンシップH(米))
Rinky Dink(オーストラレイシアンオークス(豪))

Roar(ジムビームS(米GII)、スウェイルS(米GIII))の産駒に
Forty Doriana(フェリックスデアルザガウンスエ大賞典(亜)、シウダデブエノスアイレス大賞典(亜)、スイパチャ大賞典(亜))
Forty Fabuloso(ホアキンVゴンザレス大賞典(亜)、ホアキンSデアンチョレナ大賞典(亜))
Forty Greeta(ホルヘデアトゥーチャ大賞典(亜)、エストレージャスジュヴェナイルフィリーズ大賞典(亜))
Forty Marchanta(ポトランカス大賞典(亜)、亜1000ギニー(亜)、亜オークス(亜))
Forty Mirage(ラウルイラウルEチェヴァリエル大賞典(亜)、エストレージャスジュヴェナイル大賞典(亜))
Little Jim(モンテヴィデオ大賞典(亜))
Sadler's Roar(サンチャゴルーロ大賞典(亜))

Gold Fever(NYRAマイル(米))の産駒に
A Bit o'Gold(プリンスオブウェールズS(加)、ブリーダーズS(加)、コロネーションフューチュリティ(加))
Arco's Gold(コロネーションフューチュリティ(加))

Jules(ナシュアS(米GIII))の産駒に
Peace Rules(ブルーグラスS(米)、ハスケル招待H(米)、サバーバンH(米))
Must Be Flying(エンリケポッソーロ大賞典(伯))
New Famous(リオデジャネイロ州大賞典(伯))
Notificado(共和国大統領大賞典(伯))
Novellista(フランシスコエドゥアルドデポーラマチャド大賞典(伯))

コロナドズクエスト(ハスケル招待H(米)、トラヴァーズS(米))の産駒に
Society Selection(フリゼットS(米)、アラバマS(米)、テストS(米))

ざっと探しただけでけっこうな量になってしまいました(レースの日本語名には自信がありません)。
北米、南米、オセアニア、日本でGIを勝っています。これだけすごい種牡馬が日本でくすぶっている(日本のリーディングサイアー10位以内に2回も入った馬に失礼か)のが不思議です。アメリカに再輸出して、有望そうな種牡馬を輸入すれば効率的なのではないでしょうか(牝系に入れて将来的にいい馬を出そうという戦略的配合をしているならいいのですが)。また、どの地域で種牡馬としての芽が出るかはわかりませんので、日本での産駒でも積極的に世界に還元して欲しいです。その意味ではユートピアSunday Breakの今後に期待したいです。ダート戦で堅実に活躍したビワシンセイキは韓国に輸出されました。母はStorm Birdの全妹です。韓国の馬産は本格化し出したところです。日本でも名馬のコピー(例えばTrigoの全弟プリメロ)や名馬の近親(例えばSolarioの甥セフト)の準一流馬が種牡馬としては競走馬の質の向上に貢献しました。ビワシンセイキを狙ったのはなかなかいい線行っているんではないでしょうか。当地でいい仔を出してほしいです。
活躍する種牡馬の競争成績自体はあまりよくないのが特徴です。代表産駒と言えるEditor's Note(ベルモントS、スーパーダービー)はGI馬を出していません。

さて、天皇賞秋出走馬ではサンデーサイレンス産駒が6頭、スペシャルウィーク産駒1頭、ダンスインザダーク産駒1頭で、サンデーサイレンス系は計8頭です。その他の系統ではグラスワンダー産駒2頭、Singspiel産駒2頭、ミラクルアドマイヤ産駒1頭、Swain産駒1頭、ザグレブ産駒1頭、エンドスウィープ産駒2頭。サンデーサンレンス系は17頭中8頭。サンデーサイレンス系の大将2頭(ディープインパクト、ハーツクライ)がいないこのレース。勝つのはサンデーサイレンス系か、それ以外か、どちらでしょうか。私はエンドスウィープ産駒2頭に期待しています。

ところで、GIIの鬼バランスオブゲームのアクシデントは非常に残念です(記事)。

(なんでこんなリストを作ったかというと、「フォーティナイナーが種牡馬の父として優秀である」という文脈でブログを書くことがあるので(ブログ1ブログ2)、一度作っておけば便利かと思ったのです。)