うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

ベガ死亡

2006-08-17 19:14:38 | 競馬日記
ベガが亡くなりました(記事)。
牝馬二冠を達成した名競走馬であり、また、仔出しも極めて良好で、アドマイヤベガ、アドマイヤドンと2頭のGI馬を出していました。非常に残念です。

産駒には牡馬が多く、牝馬はベガの2005配合)だけです。この馬にかかる期待は大きいです。

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この世代の牝馬はなかなかいい馬が揃っていました。

GIの勝ち馬では
スエヒロジョウオー(父トウショウペガサス):阪神3歳牝馬S
ベガ(父トニービン):桜花賞、オークス
ホクトベガ(父ナグルスキー):エリザベス女王杯、砂の女王
ノースフライト(父トニービン):安田記念、マイルCSなど。実はマイル最強馬?

他の重賞勝ち馬では
ケイウーマン(父ラストタイクーン):京都4歳特別(GIII)
スターバレリーナ(父Risen Star):ローズS(GII)
ワコーチカコ(父リヴリア):京都記念(GII)など古馬混合重賞4勝
ユキノビジン(父サクラユタカオー):クイーンS(GIII)
ヤマヒサローレル(父ノーリュート):報知杯4歳牝特(GII)など

書き漏らしもあると思いますが、こんな感じです。
マイル戦無敗のノースフライト、牡馬を相手に重賞を4勝のワコーチカコ、砂の女王ホクトベガもいて実にレベルが高いです。
そして、パッと見で、父系が多彩なのに気付きます。

それと繁殖成績のいい馬が多いですね。
スエヒロジョウオーの産駒に鳴尾記念(GII)、小倉大賞典(GIII)のスエヒロコマンダー(父コマンダーインチーフ)、ノースフライトの産駒にプリンシパルSのミスキャスト(父サンデーサイレンス)、ケイウーマンの産駒にエイプリルSのマチカネキララ(父サンデーサイレンス)、スターバレリーナの産駒に中日新聞杯(GIII)のグランパドドゥ(父フジキセキ)、東海S(GII)、マーチS(GIII)のアンドゥオール(父ブライアンズタイム)。
子の代ではサンデーサイレンス系が多くなります。

ドバイの地に客死したホクトベガ以外、GI馬はすべて重賞級の馬を出しています。

なんでこの話になったかと言うと、札幌記念にマチカネキララが出走予定だからです(出馬表)。