畑のつぶやき

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食、農への思い

研修

2009-08-19 19:29:02 | 食、農への思い
8月19日(水)  ときどき 

水曜日なのに、連れ合いは朝から出かけて、出荷作業を担当することに。有機農産物の認証調査員の研修だそうな。年に一度は研修をするように、農水省からのお達しがあるそうだ。
日本で、有機農産物の認証制度が導入されるとき、実際に、有機農業をやっている農業者が、認証にかかわっていないと、よくないだろうと思った。それで、連れ合いに、調査員の研修を受けないか進めた。有機農業研究会の会員が中心となる、認証団体なので、研修を受けておいた方が良いとの判断だった。
しかし、現実には、農水省が、役人的感覚と、官僚的事務作業を多く取り入れた、認証方式になり、実際の面白さは、あまりないようになっている。現場からの声や意見も、成立過程では、かなり主張してはいた。しかし、消費者が、購入する農産物が、有機農産物であることを、証明することになるのだから、かなり厳格な、○×方式になるのは、いたしかたない。使ってよい資材や肥料。慣行農業ほ場との位置関係。生産された、農産物の量的管理、使用シールの管理。細かい生産記録など。
実際の生産の現場より、その周辺の煩雑さが際立つような、認証制度だと思うが、農産物が、第三者を介する、流通に組み込まれる以上、しようがないのだろう。とりわけ、この間の、食品の流通に見られる、偽装や、虚偽が、当たり前のようになっているからには。
そんな調査員の研修。それが少しは、わが家の農業のプラスになってくれればよいのだが。
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