畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

手動で

2016-02-14 18:15:21 | 農作業

2月14日(日)  のち  いちじ 

夜中から降り始めた雨は、午前ツウは強く降ることもあった。風も強いが、気温は高く、春の嵐だ。釜戸を据え付けてある場所は、南と西に建物があり、ある程度は風を防げる場所なので助かる。薄暗いうちに、火をつける。一時間もすれば、大豆は暑いほどになる。

豆を上げ、さましながら、糀と混ぜて、ミンチ機にかける。ミンチ機を回す動力係と、材料をミンチ機に入れる係を、Kさんと交代しながらやってゆく。最近はずっと、電動ミンチ機でやってきたので、手動でやるのはやはり疲れる。昼食をはさみ、3時過ぎまでかかり、26kgの大豆と、28kgの糀、10kgの塩を仕込み終える。三つのポリタルに分けて仕込んだが、味噌部屋の中で、じっくりと発酵し、夏を越すと80kgほどの、おいしい味噌に仕上がってゆく。

夏を越したばかりのころは、糀の甘い香りのよい、若味噌で色も薄い。時が流れるほどに、熟成が進み、しっとりとした旨味噌になってゆく。2年味噌は落ち着いた茶色で、味噌らしい香りと旨味が出るが、そこまで持つことはない。

まだ風は強く、アクアラインは通行止めという中、しようがない、千葉回りだと、Kさんは4時ころに車を走らせた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

部品がない

2016-02-14 16:45:33 | 農作業

2月13日(土)   いちじ  いちじ 

夜の間に一雨ある。小さな水たまりもあるが、朝には上がっていて、日中は日差しもある。

釜戸に火をつけ、豆を煮ながら、出荷作業。午後は、出荷用の荷物を、格納庫の方に動かし、出荷台を味噌の作業台に変える。軽く掃除をして、味噌つくりの備品を出し、水洗いをして、準備をする。一年振りの電動ミンチ機も引っ張り出し、箱から出して準備。そこで、大変なことに気付く。部品が一個ない。油で拭いて、ペーパータオルに包み、さらに新聞紙で包んで、一つ一つ箱に入れておいたはずなのに。ない。何度も箱をひっくり返したり、新聞紙や紙タオルを広げなおしたり、逆さに降ったりしても、落ちてこない。大事な部品の一つの、十字型をした、カッターナイフが出てこない。

一年前、しまった時には、気が付かなかった。愕然とする。機械のメーカーも分からない。かなり昔の製品だし、知人に譲ってもらったもの。頭が真っ白になる。が、しょうがない。変更は聞かない。急きょ、手動のミンチ機でやるしかないと切り替え、機械を入れ替え、準備を進めた。

一年前、箱に仕舞うとき、気が付いていれば、どうにかなったかもしれないが、今となってはどうにもならない。ゆうがたやってきた、Kさんに、ぼけっとしながらやっているからだと、いつも言っている言葉を、逆に返された。一言もなかった。

連れ合いは、糀屋さんに出来上がりを引き取りにゆき、我が家の工事も含め、塩を混ぜて、塩切りをして置く。

豆も煮えたし、道具もそろえた。雨仕舞をして、晩酌へ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする