畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

醗酵肥料作り

2008-02-22 19:46:22 | 農作業
2月22日 

暖かく、全く寒さを感じない一日だった。
春の肥料の準備をする。菜種油粕、米糠などの購入。油粕はホームセンターが最も安く買える。米糠は量が多いから米屋に頼む。
油粕と米糠を撹拌機に入れてよく混合する。味噌作りのときの大豆の煮汁と海洋深層水で水分調整をして、醗酵させる。野菜の肥料はこのボカシ肥が中心になる。出来上がるまで10日くらいかかる。



ところで、菜種油粕の値段が半年前に比べ、四割も高くなっていた。農協へ予約した水田追肥用の粒状有機肥料も昨年より二割以上値上がりしていた。原油価格の高騰の影響もあるだろうが、穀物価格の値上がりの影響が大きいのだろう。
環境によいエネルギーということで、穀物を醗酵させてエタノールを作る方向に向かっている。その影響で、家畜の餌になる穀物が高騰して畜産や養鶏に飼料代の負担が大きくなっている。我が家のような零細養鶏でも困っている。その流れが、有機質肥料にも及んでいる。ダブルパンチだ。
人間や、家畜の食べ物になるものを、車の餌にするのはどんなものか?また、私たちも、自給を言いながら、広く世界に農業の資材を依存していることに、改めて気付く。
いよいよ、本腰を入れて、地域循環型の農業へと転換しなくてはならないようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする