裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

世界のつくり方の話

2010年07月24日 08時57分50秒 | サイエンス・ガクジュツ的な
「自然とは、高次元の無意識のイマジネーション」って言葉を、哲学の読みものの中で見つけました。
自分が言おうとしてた内容だ、と直感。
レトリックがシンプルで、正確で、感心します。
「自然ってのは、どうしてこうまとまって一方向に進化しつづけていくんだろう?」てのは、昔からのぼくの関心事のひとつでした。
ぼくは、地球上の生命体全体がひとつの統一した意思(いわば目標)をもってて、その総意が環境を形づくってるのだ、と考えてたわけですが、なるほど、無意識の創造性ね。
確かにぼくらは、「進化しよう」と個々が決意して、それぞれに進化してるわけじゃありません。
地上の生命全体に底通した、つまり潜在的かつ共通的にはらませた一方向性があり、全体が連動しあって、環境と「個」までもをよりよき環境にしていこう、いや、していき合おう、という世界意思が存在してるように見えます。
ぼくらはひとりひとりにパーソナリティーというものをもってはいるけれど、お互いに通じ合って、実は無意識の共同作業をしてるわけです。
それは、人間が、ということではなく、全生命体が、いや、鉱物までも包含した「全世界が」という意味です。
世界とは、ひとつの生物みたいなもので、ぼくらひとりひとりは、その中のひとつの細胞でしかないのですよ。
細胞は、生物を構成するパーツでしかないわけで、それは連動してないと、大きな生命全体を維持できないのです。
世界ってのは、そういう構造なんじゃないかな。
そう考えると、この世の中はミクロもマクロもフラクタルな関係になり、「高次元の」相似形が永遠につながってく様相がモデル化できます。
やっぱ哲学って面白いぜ。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
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