ルンルンピアノ

ピアノ教室の子どもたちとの楽しい毎日。。。。。。

2143     船越隆文君のお母さん来宝

2010-08-15 12:24:01 | Weblog
きのう (14日) のブログ。

私のうっかりで、10時からのレッスンにyちゃんとsさんがダブルブッキングしてしまった。
最近とみに、頭の中の思考と現在進行形が伴わない。
ADHDと言うより、単なる老化だろうな。
sさんには、安全のため、楽譜を置いて弾いてもらうことにした。
かの大御所、リヒテルも言っている。
「聴衆の心に触れる良い音楽を第一に目指す時に、無駄な努力の原点となり得る「暗譜」という記憶力の競争の類いは、全く子供じみています」
まあ、単なる練習不足で暗譜できない人間がふりかざしてはいけない理論だが、暗譜の恐怖に支配されるあまり、曲の本質を表現できないというのは本末転倒であると思う。
sさんにはゼヒとも、リヒテルの哲学を実践していただきたいと思う。

午後3時過ぎ、船越隆文くんのお母さんが来宝。
夕方の新幹線を予約されていたので、Nと3人あわただしくキヨに入る。
お母さんは震災10年目の年以来5年ぶりの来宝で、あの震災から15年が経ったというわけだ。
光陰矢のごとし、改めて年月の早さに驚かされる。
教室や弟子の子たちを見て頂いたあと、すぐそばのキヨへ入る。
最近描かれる絵のこと、お友達との韓国旅行、息子さん(隆文君のお兄さん)の仕事のこと、大宰府の参道もずいぶん若者向けの店が増えてきたことなど聞く。
店のママさんがサービスで出してくれるバナナやアメリカンを戴きながら、あわただしくも、何かタイムスリップでもしたような感覚に包まれたひと時だった。
でも1番フシギだったのは、目の前の船越くんのお母さんが、震災前からちっとも変わっていないということ。
ふつう15年も経てば、どんな人でも多少は老けてみえるものだろうが、船越くんのお母さんは全然ちがう。
まるで、隆文君と共にそのまま歳をとらずに生きているのかと思えるほど、化粧っ気のない素顔は当事の面影そのものだった。
そのあと駅の改札で、来年の1月17日にまた会いましょうとアイサツして別れる。
Nもお母さんもちょっと泣いていた。


夜はHIROへ。
ホールの大テーブルでは大声夫人が、
「あのビルの清掃のオバアチャンな。 もう70過ぎてんのに、金持ちの家ばっかり行って働いてるねんて」
「金持ちのとこばっかり行ってるらしいわ。 大丈夫やろうか」
カネモチカネモチと連呼する辺りが、なんとも浅ましい。
それにしても、いついかなる時にも間髪入れず受け答えをする大声ダンナは、ある意味すごいと思う。

今夜はH松君のみ泊まり。
北九州記念とクイーンズSの予想をしてから寝る。
静かな夜だ。


おわり
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2142    タラレバ8... | トップ | 2144   北九州記念、... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ポイント成金 (腰痛地獄谷)
2010-08-15 16:07:35
毎日のヒロ通いご苦労様です。

るん様もヒロのポイントで、ヒロを買収する日も近いのではないでしょうか。

こちらバンコクですが、ホテラー修行終わりまして、明日、解脱します!

返信する
腰痛地獄谷さま (ルン)
2010-08-15 21:32:13
>ヒロのポイント

ポイントではありませんが、雨の日チケット(5枚でコーヒー1杯) というのが仰山たまっているようです。

次回来宝の際に・・・と言いたいところですが
今度はコーヒーでなく、ぜひ、ラプサンスーチョンに挑戦していただく所存ですので
そこんとくヨロピク~
返信する
暗譜 (ののはら)
2010-08-16 01:10:55
いつも拝見しています。たまたま青柳いづみこ「ピアニストが見たピアニスト」の文庫本を読んでいたので、思わずリヒテル!と。
リヒテルが60歳を前にして譜面をおいて弾くようになったのは、聴覚障害がおきたからとありました。音が一音高く聴こえると。本能的にキーを下げる。指は混乱する。協奏曲ならオーケストラと合わなくなる…音楽家はいつか聴覚の衰えに気づかされるわけですね。なんと残酷な。
返信する
ののはら様 (ルン)
2010-08-16 20:15:37
お久しぶりです!

リヒテルの聴覚障害のことは全然知りませんでした。
楽譜を置く、照明を落とす、など。
単純に、精神的ストレスを緩和しているものだとばかり思っていました。
そんな大変な事態に陥っていたとは・・・・・。

「ピアニストが見たピアニスト」
ぜひ読んでみようと思います
返信する

コメントを投稿