誕生月間ということでハリキっていたのだが、こんなアクシデントが待ち受けているとは夢にも思わなかった。
9月1日
朝、リビングへ出て、いつも通りバナナとチーズトーストの朝食。
その後、Nと少し話すうち急にシンドくなり、イスに座ってるのもツラくなってきて2階へ。
布団へもぐりこむと同時に強烈な寒気に襲われる。
体が震え、歯がカチカチと鳴る。
気分も悪くなってきて、(もしや・・・ノロ??)と考える。
10時前、Nの運転でy医院へ(所要時間2分)。
車内で体温を測ると7度6分くらいだった。
病院で尿を取ったあと診察室へ、胸と背中を聴診器でじっくり診てもらう。
先日買ったばかりのブラジャーをしていて良かった。
咳が出ないかしつこく聞かれるが、咳やクシャミや鼻水は一切ない。
尿検査ではインフルエンザ反応も無いとのこと(こんな季節だが、今わりと流行っているらしい)。
クラビット(抗生物質)とカロナール(鎮痛剤。 以前、歯医者さんで痛み止めにもらった時、子どもが付けそうな名前だなあと思った)を3日分もらって帰宅。
すぐに薬を飲んで布団へ入る。
すさまじい悪寒は無くなっていたが、軽い頭痛と共に胃のあたりがムカムカする。
ずっと微熱っぽく、体が少々汗ばむ程度に熱い。
残念だが、午後からのその金ナイターは断念する。
結局この日は昼も夜も何も食べられなかった。
こんなことは本当に珍しい。
夜、左足のくるぶし付近がうっすらピンク色になっているのに気づく。
9月2日
朝、トイレへ立つ時、左足が少し痛い。
見ると、左足のふくらはぎ付近が薄赤く染まっている。
ワケがわからなくてNに見せると、「あっ、これはアカンで」 とひと言。
急にこわくなって、枕元のスマホで症状を検索してみると、どうも「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」 の症状に似ている。
見たことも聞いたこともない病名だが、ブンブン飛びまわるハチを想像して恐ろしい。
小さな傷口から入ったバイ菌が皮膚の深いところまで入りこんで炎症を起こす病気で、軽ければ経口薬で治るが、
放置して悪化すれば入院して切開手術となるらしい。
あわてて画像をチェックしてみるが、今の自分のとは比べ物にならぬほど、真っ赤に腫れあがったひどい足ばかり出てくる。
(まあ、今すぐどうこうという状態ではないか) (抗生物質も貰ってるし、大丈夫だよね) と少しホッとする。
が、それでもスッキリ不安が晴れたわけではなく、寝たまま何度も何度も蜂窩織炎関連ブログのチェック。
最初は軽かった足の痛みだが、徐々に痛みが増してくる。
微熱のため水ばかりガボガボ飲むので頻繁にトイレ通いするのだが、そのうち
立ち上がるのも歩くのもトイレに腰かけるのもツラくなってくる。
「イテテ・・」 「痛い痛い」 と顔をゆがめながら、それでも尿意には勝てずトイレを往復するのだが、
今思えばそれが一番キツかった。
痛みは2,3時間ごとに増していく感じで、精神的にもすごく不安だったが
救いは、足の赤味がネットの画像ほどでは無いこと、腫れもそれほどでは無いことだった。
ヒマつぶしと不安解消のため、「お父さんは心配症」と「孔雀の微笑み」、「玄人のひとり言」、遠藤周作の怪奇小説集など積み上げる。
下では朝から夕方まで土曜教室。
食欲が出てきたので、コープのおにぎり弁当を食べる。
私が倒れてる間は、Nも教室手伝いの子たちも、みんなコープのお弁当とお惣菜だった。
9月3日
痛みが引かないので、市民病院となりの休日診療所へ行くことになった。
1番痛いのは、寝た姿勢から立ち上がった時で、体じゅうの血がいっぺんにふくらはぎへなだれ込んで刺激するような痛さで、思わず「イッッッッタ~~~イ」と涙が出そうになる。
そのあとは、痛いほうの足に重心がかからぬよう、左足を前に出し、トロット(?)のように歩いたり、
カニカニ銀のように横ばいで歩いたり、他人が見たら(ヘンなの・・)と思うような移動法で痛みを軽減。
なので、クルマに乗るまでは案外楽勝だった。
休日診療所は午前9時から12時までの3時間なので、どれほど込み合ってるんだろうと心配だったが
着いてみると、順番待ちの患者さん一人だけだった。
そして何よりもうれしかったのが、受付の人達がみんなものすごく優しかったこと。
こんなに優しく応対されるのは生まれて初めてというくらい。
(あとで思ったのだが、その時の私のカッコウがあまりにヘンだったせいもあるかも知れない(デロ~ンと長い寝間着のまま行った。 パンツだとふくらはぎに触れて痛いので。 後日、この姿を見たK士から「幽霊かと思った」と言われる)。
確かに、このイデタチで妙なトロットしながら自動ドアを入ってきたら、ちょっとアブナイ人と思われたかも知れない。
診察室へ入ると、将棋世界の編集長を少し優しげにしたようなドクターがいた。
診立てはやっぱり蜂窩織炎。
抗生物質はこのままで良いので、痛み止めをもう少し強いのにしましょうとロキソニンを処方される。
ただ、このあとNがいらんことを言ったおかげで鼻水の検査をすることになり、鼻の中に長い針金?を突っ込まれ、これがけっこう痛かった。
Nのバカタレ(*_*)
鎮痛剤は変わったけれど痛みはあまり変わらない。
でも、休日医療のありがたさを感じた一日だった。
9月4日
微熱も治まったのとヒマでたまらないのとで1階へ降りる。
痛みも、ちょっとマシになってるようだ。
午前中、妹が1日早い誕生日プレゼントを持ってやってくる。
服とkazuのプリンだったが、プリンは硬いのが良かったな。
Nが外出だったので、ひとり寝っ転がりながら過ごす。
金太郎とずっと一緒だったので、「ことりのうた」を何十回も歌わされ、声が枯れてしまった。
あと、アニマルチャンネルでやってたハゲワシを見て、今まで嫌いだったハゲワシに好感を持てるようになった。
9月5日
すばらしい知らせが舞いこむ!
2017年、誕生日の奇跡!!
ああ、あの方に早くお会いしたい
とまあ、こんな具合で今日に至る。
きのう(11日)は発病後はじめての外出(猪名川道の駅までドライブ)で、きょうはラッキーへ行った。
痛みの方は、もうかなり治まっているのだが、今になって足(足首から足の甲全体)がパンパンに腫れてむくんでいる。
自分の足でないみたいでキショク悪い。
ちゃんと最後まで治るのかなあ、ちょっと心配である。
つい先ほど級位者研究会終わり。
きょうの明け方はひどい大雨とカミナリだった。
あと、昨夜テレビでやってた映画「ミスト」を観て、Nがすごいショックを受けていた。
まあ、あまりいい気分ではないけれど・・・。
私は「カッコーの巣の上で」の方がイヤだけどなあ。
おわり
誕生日おめでとうございましたあの方の詳細が気になるところです。ルン様にとって良い1年になりますように
話が変わりますが木村騎手が引退なされてショックでした
全快まではまだ時間がかかりそうですが、あせらずガンバりたいと思います(^-^)
あと、木村騎手の件知らなかったので、今調べてビックリしました。
非常に残念だし寂しいかぎりですが、これからの人生が、より良きものであるよう願わずにいられません。
お知らせありがとうございました。
耳に覚えのある病名でしたが、しんどいですね
くれぐれもお大事になさってください
>ずっと以前にスポーツ選手が罹患
蜂窩織炎を調べていた際、曙だったか高見山だったかが罹ったという記事を目にしました。
あの体の大きさなら、さぞ大変だったろうとは思うのですが
それにしても、お相撲さん以外で罹患した有名人って他にあんまりいないのかなあ
考えるに、裸足で過激なことをする相撲という競技では、
こうした疾患が多いのではなかろうか、と
ともあれ、免疫力アップは大切だと思います。
以前にお話しした○ロリコ
カミさんは調子が良いみたいです