ルンルンピアノ

ピアノ教室の子どもたちとの楽しい毎日。。。。。。

3661    第54回宝塚記念(後編)

2013-06-24 16:12:17 | Weblog
※ 夜の竹林をさまよう男がひとり。
  明月記にて
  クリック♪


ボックスで買っていた馬連が5000円ほどつく(川田ダノンバラードのお陰)
しかし場内は相変わらず満員、払い戻しの列も最後尾がわかないほど混んでいる。
外へ出てBenさんへ連絡を試みるも、相変わらず「電波の届かない場所か・・」の繰り返し。
仕方ないので、パドックそばの回転焼きを買ったりして時間をつぶし、そのあと、ちょっとマシになった払い戻しの列へ並ぶ。

するとほどなく、握っていたケータイの着信音が鳴る。

私 「あっ! もしもしっ!! Benさん??」
B 「あ~、お久しぶりでーす(なんかすごくノンビリした声)」

  「・・って言うより、今、どこですか?」
  
  「えっとですねえ・・・なんとかのフードコートの辺りにいるんですけど」

  「あ、じゃあ1階の総合インフォメーション前に行ってください。 私、今ちょっと動けないんで、Nに待っててもらいますから」

  「はい、わかりました」


そのあとソッコーでNに連絡する。

「あ、もしもしっ! Benさんと連絡ついたから」
「あ、そう。 で、どこで?」
「総合インフォメーション前って言っといたからね」
「インフォメーション?」
「うん。 わかるでしょ? パドックすぐ横の・・」
「ああ、回転焼きのとこ」
「違うよ、回転焼きじゃないよ。 建物入口横の・・」 

と言ったところでケータイが切れる。

かけ直そうかとも思ったが、Nが回転焼きと言ったのは、恐らく、「回転焼きの近くにある、あのインフォメーションだね」 と言いたかったのだろうと解釈し、私はそのまま払い戻しの列に並び続けることにした。
あと6、7人くらいだったのだが、意外に時間がかかってしまい、やっと自分の番が終わって急いで外へ飛びだす。

が、インフォメーション前にNとBenの姿は無い。
その辺をキョロキョロしても、影も形も見えない。

(あれー、一体どうしちゃったんだろう??)


泣きたい気持ちで、そこらをウロウロキョロキョロするうち
ジュラルミンのカメラケースらしきものを担いだ男性が目についた。
私は目も悪く、よく人間違えするので、まずは慎重に表情を伺っていると、明らかに誰かを探している素振りだ。
 
(間違いない、Benさんだ)

勇気を出して、「あの・・」 と言いながら正面へ立つと、肩にタオルをかけたBenさんが、「ああ」 とホッとした表情で笑いかけてくれた。
5年前と、ほとんど変わらぬ姿がうれしかった。

Nはと言うと、のんびり回転焼きの前で立っていた。




とりあえず、「どうでしたか? 取れました?」 のアイサツ。

「ええ、取れました」 と明るい笑顔のBenさん。

「えっ? もしかして、3連単??(失礼ながら半信半疑)」

「はい」

ウ~~~ン! さすが、北海道から遠征してくるだけのことはある。


そのあとの12Rを全員外したあと競馬場を出る。
すごい人混みなので、途中、地下から外へ出る。
1番人気(ジェンティルドンナ)が連を外したせいか、笑顔よりも疲れた表情の人が多いように感じた。


当初の予定ではこのあと、Benさん二日連続神戸ビーフの筈だったのだが
様々な事情の末、今回は明月記の和食に変更。

まずは武庫川の「生」の石積みをながら宝塚へ。
それから乗り換えて清荒神で降り、教室が終わってそのままの(要するに、超散らかった状態の)部屋へお通しする。

金太郎を見てもらっての第一声、「お、芦毛ですね!」

それから再び清荒神駅まで戻り、「雲雀丘花屋敷」 から送迎バスで明月記へ。
周囲はまだ薄明るいが、入口の松明がきれいに燃えている。
でも、Benさんが感動していたのは、松明よりも、庭のあちこちに植わっている竹だった。
「竹って、北海道には無いんですか」 と聞くと、「いや、無いことは無いんですけど」

この日は混んでいてカウンター席だったが、徐々に輝きだすイルミネーションや甲山を眺めながら
食事もそこそこにシャベリっぱなし(ほとんど私からの質問)のひと時となった。
話題の中心はもちろん  だが、伊集院静と武豊の話しが特に印象に残った。
あと、「ぜひ聞いて欲しかったこと」 も話す。
こちらも大筋のラインで考えも一致していたのでひと安心!?
それにしても、Benさんが魚介類ニガテというのには驚いた。
関西に住む我々からすれば、実にもったいない話しだ


まだ早いので、宝塚まで戻り、5年前にも一緒に行ったバーコバへ。
ここでも話の中心はもちろん

レース中の武豊をどう呼ぶべきか(「武~!」か「ユタカー」か「タケさーん」か、あるいは「ユタカさーん」か)
好きな馬(BENさんはトウカイテイオーとのこと)
○○は京都の二千だけ買っとけばOKとか
✖✖は千六と二千はいいけど千八が駄目なんだとか
△△は京都のみOKとか
現在のアンカツは許せるかどうか(?)とか
武幸四郎は、たしかまだ独身じゃなかったか?とか
太宰騎手は最近アンミツの娘と結婚したんだよとか
私が○添がキライだと言うと、ぼくはあんまり騎手に好き嫌いは無いんですとか
ジェンティルドンナは「ジェンティル・ドンナ」か「ジェンティ・ルドンナ」どっちだろうとか
チチカステナンゴや社台や血統学や須田鷹雄やなんやかんや。
途中なぜか●●新地や毛染め会社の話しまで飛び出し、東京のたぬきうどん大ゲンカの話まで出て、本当に楽しいひと時となった。
本当はもっともっと飲んでもらってウマ話しに酔いたかったのだけど
Benさんの記憶をとどめておいてもらうためにも「きょうはマイル戦」と決めていたので、ちょっと早めのお開きとする


バーコバからのゆるやかな坂道を下りながら、明日の予定はと尋ねると
「王子動物園へパンダを見に行きます」 とのこと。
そのあと、夕方の飛行機で帰られるそうだ。

次回はゼヒ「民宿 森」へとオススメしながら宝塚南口でお別れ。
我々と反対側の、Benさんの立つ西宮行きホームは、なぜか若いキレイな女性でいっぱいだった(宝塚ホテルで何か催しがあったのかも知れない)
女性専用列車のような阪急電車に乗り込んだBenさんに、名残惜しさいっぱいで手を振る。



帰宅すると10時。
金太郎をちょっとだけ出してリビングへひっくり返る。


2013年の6月23日は、私の後半生の中で、サイコーにシアワセな1日となった。
ありがとうBenさん。
願わくば、私とNがお爺さんお婆さんにならないうちに、次回の来阪は、なるべく早いうちにお願いします(そのためにも馬券ガンバってー!!)


私たちも神戸ビーフ目指して頑張るぞ~!!




おわり

コメント (4)
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3660  第54回宝塚記念 (前編)

2013-06-24 13:37:40 | Weblog
※ ひどい写真ですが、ひょっとこ顔のウチパクとゴールトシップ。
  クリック♪

6月22日(土)

朝8時。
妹宅から電話で、お義母さんが亡くなったとのこと。
午前中のレッスン、グループレッスン、1時からpさんのレッスンとこなし
そのあと走って仁川へ。
明日の宝塚記念の資金稼ぎだが、結局減らして帰宅。
その後ソッコーで喪服に着替え、父と3人でお通夜へ。
始めに係りの人から、「お経は35分ほどかかるのでラクにして下さい」 と言われ、全員イスに座る。
こういう点は大変ありがたい。

夜はガストで明日の予想。
となりのカップルがとても静かなので、ちょっと早めに退散。


6月23日(日)


H祭典にて9時45分からお葬式。
最後に、皆で柩の中に花を入れたあと、K家のオバサンが、「あ、数珠まで入れてしまった」 と言って
花の中を探っていた。
お経が終わり、出棺を見送りに外へ出ると雨がぱらついていた。

(あ!!(ちょっと不謹慎なことなので、ここでは書けない)



Nの運転で、父と3人で斎場へ向かう。
御殿山中学から北高、新しくできた長尾山ペット霊園を通り過ぎ、間もなく斎場へ到着。
雨はまだ静かに降り続いている。
最後のお別れの後、妹たちを残し、父と3人で清荒神へ戻る。


ミニコープで買ったお弁当を食べてソッコーで着替え、1時ちょっと過ぎに二人で家を出る。
多少蒸すものの、空は晴れ、吹く風は涼しい。
仁川駅へ降りると、想像以上にごった返していた。
人混み超ニガテな私だが、なるべく何も考えないようにしてエスカレーターを下り地下道へ。

正門で記念入場券を買ったあとパドックをのぞくと、7R出走馬たちの周回中だった。
Benさんも恐らく、この柵沿いのどこかにいるのだろうが、さすがに突き止めるのは至難のワザだ(というか不可能。 この人混みだし、会うのは5年ぶりなのだ)
建物へ入ると、歩くのもままならないほどの混みようで、とりあえず7、8Rの馬券を買う。
一息ついてから、昨夜、入浴中に考えていたメインの馬券も買う。


① 思っていたより馬場が乾き気味なので、ゴールドシップは対抗まで。
② つい先日の新聞でフェノーメノ、プラス14キロと出ていたので1着はまずムリだろう。
③ よって、今回1番信頼できるのは岩田ジェンティルドンナ

ということで、買った馬券は
ゴールドシップとジェンティルドンナの馬連
それに、3、4、6、8、10、11(フェノ、ダノンバラード、トーセンラー、ナカヤマナイト、ゴールド、ジェンティル)の6頭馬連ボックス。

ところが、買ったしばらくあとでメインレースの馬体重を見ると、フェノーメノ、プラマイゼロ。

お前、それはないだろう~

まあ、しばらくは呆然だったが、これこそ自己責任なので仕方ないと割り切る。
運を天にまかせましょう。

8R辺りで、そろそろBenさんに連絡しようとケータイを見ると、着信履歴がいっぱい。
あれ~?
かかってきたらちゃんと分かるように気をつけてたんだけどなーと思いつつリダイヤルするが
「・・電源を切っているか、音波の届かない場所に・・」 のテープ。
何度かけても、外でかけても変わらないので、仕方なく総合インフォメーションそばの伝言板(ふだん伝言が書かれているのを見たことないが、きょうはいっぱい書いてあった。『もう先に行ってるぞ(怒)』 とか) に
『ベンさんへ  9R後、パドックそばの回転焼き近くにいます ルン』 と書き記す。
まあ、ここを見てもらえる確率はほぼ2パーセント程度だろうか。

そのあとも、しつこく何度もかけ直していると、よそのオッチャンが近づいてきて
「ケータイ、つながらんやろ?」 と声をかけられる。
「そーなんですよ」 と答えると、「外同士だとかからへんねん」 「中と中はつながることもあるんやけどな」
「困りますねえ」 と相槌を打つと、「ほんま困るわ。 N●●、どないなっとんねん!」 と怒りながら行ってしまった。
辺りを見ると、やっぱりケータイ片手に困り顔の人が目立つ。

ほどなく10Rのパドックが始まりだしたので、そろそろ馬を見に行かないといけない。
ケータイを握りしめ(周回中はマナーモードにするため)、なんとか2列目あたりに潜りこむ。

そのうち、だんだん空模様が怪しくなりだし、10Rの馬たちが行ってしまってからパラパラと降り出す。
おー、これはやっぱりゴールドシップに運が向いてきたか!?
頭上ではヘリコプターがバタバタ回りだす。

天気予報では、それほど降るようには書いてなかったので、すぐに止んでしまうだろうと思っていたのだが
以外にしつこく、しかもだんだん大粒になってきた。
折りたたみガサは持っているが、パドックではさせない。
頭にハンカチを乗っけて、メイン出走馬たちの登場を待つ(早く出てこ~い!)

馬たちがようやく現れる頃には、服も結構濡れて冷たくなっていた。
でも、晴れの舞台の出走馬たちを見れば、そんなことはどーでもいい。
どの馬もリッパなものだが、特に、ツヤピカ青鹿毛のフェノーメノのカッコ良さが際立っている。
期待のキンチャン(ゴールドシップ)も2人引きだが、ちょっとおとなしく見える(顔はワガママそうだが)
真後ろのジェンティルドンナは、周回を重ねるごとにテンションが上がっているようだ。
最後に、ウチパクを乗せたゴールドシップを撮りたかったのだが、ひとあし先に地下馬道へ行ってしまったようで撮れなかった。

この頃になると場内はどこもかしこも満員でコワいぐらいだ。
これでオルフェーヴルがいたらどうなっていたのだろう。
今回は、パドックとスタンドの中央、ちょうどターフィーショップの真上辺りで観戦。
辺りは、不要になったスポーツ紙やハズレ馬券が散乱しており、窓越しから走る馬たちをひと目見ようと目論む若者たちが
ベンチや、階段の細いへりに立って待っている(ちょっと危ないけど)

やがて本馬場入場曲と共に歓声が沸き起こる。
この盛り上がり方だとファンファーレを聴くのはちょっとムリかなあと思いつつも、こちらのテンションも徐々に上がってくる。
天がゴールドシップに与えてくれた恵みの雨。
フェノーメノの馬体重プラスマイナスゼロだって、ヤル気満々のジェンティルだって怖くない!!

しばらくして再び歓声と拍手が沸き起こり、遠くのモニターに、歩き出すスターターが見えた。
そして宝塚記念のファンファーレ。
丸めた新聞紙での拍手の中、わずかに聴くことが出来ました♪


シルポートが逃げたのは分かったが、その直後、白っぽい馬体が激しく追われるシーンが見えると同時に大歓声が起こる。
意外や意外!
後方からマクリ一辺倒のゴールドシップが3、4番手で走っている。
これはまさにドッヒャ~の展開だ。
実況アナウンスはほとんど聞こえず、大逃げのシルポートと、好位の白い馬体とジェンティルドンナらしき馬が確認できるくらいで、他は全然分からない。
あっというまに2週目の3角から4角、白い馬体は先行集団のままガンバっている。
そこからはひたすら叫び続けた。
「キンチャーン!」 「キンチャ~~~~~ン!!!!」


結果


1着 ゴールドシップ(内博)
2着 ダノンバラード(川田)
3着 ジェンテイルドンナ(岩田)
4着 フェノーメノ(蛯名)
5着 トーセンラー(武豊)

しかもゴールドシップは、2着馬に3と2分の1馬身差という圧勝であった。


キンチャン、ウチパク、よくやった!!!
おめでとう




後編へ続く


コメント (4)
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3659    最高だったぜ! ゴールドシップ

2013-06-24 09:00:40 | Weblog


おめでとう、キンチャンの舟!!!



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