修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

久地冠山(573.0m)・小室井山(1072.2m)

2006-01-28 22:15:41 | 登山

1月28日(土)

Kuchikanmuri

 晴天の天気予報の土曜日。雪の山が見たくなって、もみのき森林公園に行くことにした。あそこなら、よく管理された園地である。雪の小室井山にも安全に登れるであろうとの着想である。

 吉和に行く前に、久地冠山に立ち寄った。片道1時間程で登れる山であるが、太田川河畔から頂上までずっと急傾斜面を登る険しい道であった。朝のうちは靄のかかる空模様で、久地冠山の頂上からの眺望も遠くは霞んでいた。

 もみのき森林公園に着く頃には、霞もとれ、よく晴れ上がった見事な青空となった。公園Komuroi_1 内のスキー場には子供を中心に沢山の来場者があった。スキー場の積雪は公表50センチメートルで、山の方はもっと多く、尾根上で80センチメートルといったところか。雪はよく締まっていて、登山靴だけでザクザクと気持ち良く歩けた。雪の上は、ほぼどこでも自由に歩けるのが楽しい。山に登る人はあまりいないようで、殆ど処女雪を踏んでの歩行であった。約2時間半の雪中行の間、登山者にも、クロスカントリーのスキーヤーにも、誰一人会うことがなかった。

【写真上】は、久地冠山頂上からの東から南方面の眺望である。手前に後山権現山、水越山が大きく、その先には阿武山、白木山が霞みながらも見える。【写真下】は、もみのき森林公園内の小室井山へ続くブナやナラの尾根道である。


最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
小室井山の前に久地冠とは恐れ入りました。 (おにさん)
2006-01-29 10:39:47
小室井山の前に久地冠とは恐れ入りました。
この季節では、久地冠も熊の心配は不要ですが、同じ西方面とはいえ、この1日2山には……!
返信する
おにさん、書き込み有難うございます。久地冠山は... (修行僧)
2006-01-29 17:15:26
おにさん、書き込み有難うございます。久地冠山は、対岸の国道を通る度に気になっておりましたので、小室井山に登れないときの保険の意味で朝のうちに登ってからもみのき森林公園に向かいました。どちらも所要時間の計算が可能な山ですので、そう冒険でもありません。1月はバラエティに富んだ山を楽しめました。
返信する
何事も「事前の綿密な調査」とあわせて「勇気」が... (十円ハゲ)
2006-01-29 18:33:31
何事も「事前の綿密な調査」とあわせて「勇気」が必要であることを思い知らされるリポート。
我々に少しばかりの知恵と勇気を与えてくれます。
返信する
十円ハゲ様 毎度、書き込み有難うございます。目... (修行僧)
2006-01-29 20:07:50
十円ハゲ様 毎度、書き込み有難うございます。目の前にある自然です。ちょっと橋を渡っても、帰れぬ世界に行く訳ではありますまい。怖ければ、危険と思えば、引き返せばいいだけのことです。そんなことを思っております。
返信する
子どものころに凍みた雪上を歩いたことがあります... (門前小僧)
2006-02-03 06:04:37
子どものころに凍みた雪上を歩いたことがあります。冬の晴れ間に雪の表面が融ける。その水分が夜の寒気で凍る。カチカチの雪原が出来上がる。得意になって歩きまわったものです。

歩いてみたいなあ、ブナの雪原を。
今年は無理かな。
返信する
門前の小僧さん、初めまして。いいえ、いつかお会... (修行僧)
2006-02-03 23:48:13
門前の小僧さん、初めまして。いいえ、いつかお会いしたような気がします。
おっしゃる通り、雪の上を歩いていると童心に返ります。童心そのものであったかも知れません。楽しい雪中行でした。
返信する

コメントを投稿