1月28日(土)
晴天の天気予報の土曜日。雪の山が見たくなって、もみのき森林公園に行くことにした。あそこなら、よく管理された園地である。雪の小室井山にも安全に登れるであろうとの着想である。
吉和に行く前に、久地冠山に立ち寄った。片道1時間程で登れる山であるが、太田川河畔から頂上までずっと急傾斜面を登る険しい道であった。朝のうちは靄のかかる空模様で、久地冠山の頂上からの眺望も遠くは霞んでいた。
もみのき森林公園に着く頃には、霞もとれ、よく晴れ上がった見事な青空となった。公園 内のスキー場には子供を中心に沢山の来場者があった。スキー場の積雪は公表50センチメートルで、山の方はもっと多く、尾根上で80センチメートルといったところか。雪はよく締まっていて、登山靴だけでザクザクと気持ち良く歩けた。雪の上は、ほぼどこでも自由に歩けるのが楽しい。山に登る人はあまりいないようで、殆ど処女雪を踏んでの歩行であった。約2時間半の雪中行の間、登山者にも、クロスカントリーのスキーヤーにも、誰一人会うことがなかった。
【写真上】は、久地冠山頂上からの東から南方面の眺望である。手前に後山権現山、水越山が大きく、その先には阿武山、白木山が霞みながらも見える。【写真下】は、もみのき森林公園内の小室井山へ続くブナやナラの尾根道である。
この季節では、久地冠も熊の心配は不要ですが、同じ西方面とはいえ、この1日2山には……!
我々に少しばかりの知恵と勇気を与えてくれます。
歩いてみたいなあ、ブナの雪原を。
今年は無理かな。
おっしゃる通り、雪の上を歩いていると童心に返ります。童心そのものであったかも知れません。楽しい雪中行でした。