修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

スプリング・エフェメラル

2015-03-04 16:49:11 | 風物詩
3月2日(月)

 この処目まぐるしく変転する天気に気持ちがなかなか付いて行けませんが、この日は何とか好天が期待出来たので、天気と巡り合わせが悪くまだ出掛けることが出来ていなかった、備北のスプリング・エフェメラルたちに逢いに行くことにしました。早春から春にかけて、はかなくも短い命を惜しむように山野に一瞬だけ美しく咲き、咲き終わると密やかに消えてゆく小さな花たちを総称してスプリング・エフェメラルと呼びます。別称、早春の妖精たち。今、備北の山裾にその第一段とでも言える可憐な花々が咲いています。

福寿草が黄色の花を広げて春の訪れを寿いでいます(庄原市総領町下領家)


庄原市総領町の田総川の河岸の園地に福寿草が植栽されています。


純白の清楚な花が魅力のセリバオウレン。(総領町下領家)


セリバオウレンは早春にいち早く咲く花ですが、今はセツブンソウと一緒にその花を見ることが出来ます。(総領町下領家)


この時期のスプリング・エフェメラルの主役はやはりセツブンソウでしょう。(総領町下領家)


5枚の萼の花が標準形ですが、ときに八重の花を見ることが出来ます。(総領町下領家)


これはピンクの斑入りのセツブンソウです。(総領町中領家)


ユキワリイチゲはセツブンソウと双璧をなすこの時期を代表するスプリング・エフェルメルです。(三次市吉舎町安田)


日向でしか開かない気難しい花ですが、名の通りの春告げ花、やはり咲いている姿を見ると心躍ります。(吉舎町安田)
コメント (2)
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