修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

大谷山(401.3m)~大寒波襲来の日に

2005-12-18 08:49:16 | 登山

12月17日(土)

ohtaniyama02  今年の12月の広島は寒い。そんな中、真冬でもあまりないような大寒波が来るとの予報である。午後には雪が降り始めるとの天気予報であったが、午前9時前後に山陽道を走っていると、東広島市や三原市北部はもう吹雪始めていた。福山出身の仁王さん(仮名)に案内してもらって、福山市松永の北にある大谷山に登ることにしていたが、吹雪の中強行するような山でもない。登山口となる麓の本郷温泉に着いた時には、ここも雪であった。とてもここから登り始める気にはならないので、そこから狭い山道を辿って北側の大谷池に出て、そこから大谷山を窺うことにした。大谷池からやや上流部に大谷山に上る林ohtaniyama01 の分岐があったので、その道に進入した。ダートの路面ならが、走り易い道であった。道はドンドンと上り、大谷山山頂直下まで我々を運んでくれた。一度は見落としたが、山頂直下の路傍に「大谷山登山口」の小さな標識が立っていた。 (上の写真は林道から見上げる大谷山頂上部)

 そこに自動車を置いて、暫し薮を漕ぎながら山頂を目指し始めたが、すぐに登山道も見 付かった。踏む人疎らな荒れた道であったが、それを辿ること10分程で頂上に辿り着いた。頂上部にはマイクロウェーブの中継塔が林立しており、頂点も中継塔の敷地のフェンスの中であった。三角点の標石も見つけることが出来なかった。各方面から車道が頂上部まで通じており、寺院の事務所棟も頂点直下にあり、登頂の感慨に浸れるような雰囲気のところではない。樹々の間から覗く360度の眺望は良いが、樹々が大きく育って「大眺望」と までは呼べない。10分ほどの登攀で登山と呼ぶことを良しとするものではないが、吹雪と隣り合った天候や散文的な頂上部の様子から、本日はこれで良しとして、冷たい北風がビュービュー吹く登山口で昼食を摂ってから帰宅の途についた。 (下の写真は山頂から眺望した松永湾)

コメント (6)
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