銀河後悔日誌、つぶやき

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今ごろゆく年

2007-01-30 22:55:54 | ドラえもん
 今さら今ごろもう1月も終わりってぇ時に、昨年末のお話を一席。

 『ドラえもん』2006年12月31日放送「ドラえもん大晦日“生放送”スペシャル」(通算73回)。バラエティ調の生放送が中心で、「ひみつ道具コンテスト」の最優秀賞を視聴者からの電話投票で選出して…いたはず。
 生放送を録画や録音で見聞きするほどむなしいことはない。しかも、わざわざ観てもしょうがないような内容なので、本編の「正義のスーパーヒーロー 行け!ノビタマン」と、「ほしいひみつ道具ベスト30」のみ視聴した。



 テレビ朝日の『ドラえもん』サイト

 「ドラえもんチャンネル」

 北海道ドラえもん連盟加盟 銀河ドラえもん倶楽部



・「ひみつ道具ベスト30」

 すっかりおなじみ(?)の、スパイカメラとマイクが進行。合い間に船越栄一郎さんと優香さん、荒川静香さんらのコメントが入る。道具の映像は新ドラが基本だが、この時点で【もしもボックス】は未登場で、1本だけ先代の映像が使われた。


・「行け!ノビタマン

 原作では、宇宙へ行くのはドラ・のび2人だけ。しかし、先代の「GO!GO!ノビタマン」(1987年8月14日放送)では、しずかちゃんも加わって3人で行った。今回は原作通り、2人で地球を“脱出”。それにしても、先代のお話(夏スペシャルで放送)はもう20年前になるのか…。

 庭でドラえもんが、大きな道具の手入れをしていた。【宇宙救命ボート】というもので、地球がピンチのときに脱出できるロケット、という。中にはボタンが一つ。のび太がそれを押すと、なんとボートは発射。人類が住めそうな星を探して、救命ボートは宇宙を駆ける…。

 とある星に不時着するが、着陸のショックでボートは大破。しかも四次元ポケットは洗濯中で、道具も何もない。これは大変!?

 さて、この星はどういう“人類”がいるのか。二足歩行の動物に出合うが、凶暴な動物だった。ある女の子が助けてくれた。名前はリリアン、マリア様が見ていそうな名前(笑)。声は『ドラえもんズ』でピノを演じていたことがあった。今は『コードギアス』でユーフィでおなじみ。

 のび太のドジでこの星に来たことを話すと、家に招いてもらった。リリアンの家へ行く途中、新聞記者がギャングに襲われていた。記者はリリアンの父、名前はドリアンだそうな(笑)。ってことは母はマリアンとかそういう名前っぽい。
 父の声は松本さん、母は琴乃さんがそのまま当てていた。

 のび太やドラえもんは、ピストルで撃たれてもへっちゃら。ジャンプ力も凄い。これはこの星の引力が弱いから。のび太でもこの星では“スーパーマン”になれる。

 基本的には原作どおりだが、ギャング追放を呼びかける運動家が登場。いかにも善人そうだが、実は…という典型的な例。ひじょうに分かりやすい。

 しずかちゃん・ジャイアン・スネ夫は不参加だが、その代わりに、3人にそっくりなギャングの手下が登場。これは面白い設定。しずかちゃん顔の姐御、スネ夫顔のスピード狂、ジャイアン顔の体力自慢。某三悪のごとく、ジャイアン顔はスネ夫顔にすらぶたれている。声がそれぞれの元キャラと同じなのが、また楽しい。

 正体を隠して正義の味方を演じた、のび・ドラ。これはパーマンをも連想させる(最後は正体が明かされたが)。

 もしボートが直らなければ、この星にとどまっても良いと言うのび太。しかし、ボートの中に一つだけあるボタンを押すと、「いつの間にか直ってた」ようで、あっという間に元の世界へ。
 あの星で大活躍して置きながら、一瞬にして日常に戻る。この潔さがF先生クオリティなんだねえ。


 こういう話こそ、劇場でやるべきではないか。劇場版よりよっぽど制作期間は短いはずなのに、どうして劇場版があんな適当な内容になってしまうのか。それが不思議でならない。



 次回は2007年1月12日、「のび太が発明した正月遊び!? もしもボックス」と「未来が変わった!出木杉と結婚!? しずかちゃんを とりもどせ(前編)」が放送された。

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