銀河後悔日誌、つぶやき

2017年10月22日より新発足しました。よろしくおねがいします。

平成28年版小中学校の改廃について

2016-03-31 21:54:34 | 「まなびや」ストレート
 「北海道教育委員会公報」に小中学校改廃の告示が載っていた。本日限り廃止及び明日設置予定の学校を以下に記載する。

☆廃止小学校
札幌市立豊滝小学校 簾舞小学校、定山渓小学校へ
江別市立江別小学校 江別第一小学校を新設
江別市立江別第三小学校 同上
当別町立弁華別小学校 当別小学校へ
小樽市立北手宮小学校 手宮中央小学校を新設
小樽市立手宮西小学校 同上
小樽市立手宮小学校 同上
小樽市立色内小学校 手宮中央小学校(新設)、長橋小学校、稲穂小学校へ
余市町立栄小学校 大川小学校へ
室蘭市立高平小学校 蘭北小学校を新設
室蘭市立本輪西小学校 同上
白老町立緑丘小学校 白老小学校へ
白老町立社台小学校 同上
旭川市立聖和小学校 西神楽小学校へ
名寄市立豊西小学校 名寄南小学校、名寄西小学校へ
名寄市立東風連小学校 風連中央小学校へ
中富良野町立南中小学校 中富良野小学校へ
南富良野町立金山小学校 南富良野西小学校を新設
南富良野町立下金山小学校 同上
増毛町立舎熊小学校 増毛小学校へ
稚内市立上勇知小学校 稚内南小学校へ
礼文町立神崎小学校 船泊小学校へ
北見市立日吉小学校 端野小学校へ
斜里町立川上小学校 斜里小学校へ
斜里町立以久科小学校 朝日小学校へ
斜里町立朱円小学校 同上
斜里町立ウトロ小学校 知床ウトロ学校(義務教育学校)を設置
雄武町立幌内小学校 雄武小学校へ
士幌町立北中音更小学校 士幌小学校へ
上士幌町立北門小学校 上士幌小学校へ
浦幌町立厚内小学校 浦幌小学校へ
釧路市立仁々志別小学校 阿寒小学校へ
釧路市立中徹別小学校 同上
標茶町立阿歴内小学校 中茶安別小学校、塘路小学校へ
別海町立別海小学校 野付小学校、別海中央小学校へ
中標津町立計根別学園小学部 計根別学園(義務教育学校)を設置

☆廃止中学校
当別町立弁華別中学校 当別中学校へ
小樽市立塩谷中学校 長橋中学校へ
洞爺湖町立洞爺湖温泉中学校 虻田中学校へ
函館市立五稜中学校 五稜郭中学校を新設
函館市立大川中学校 同上
函館市立桐花中学校 同上
天塩町立啓徳中学校 天塩中学校へ
稚内市立上勇知中学校 稚内南中学校へ
斜里町立ウトロ中学校 知床ウトロ学校(義務教育学校)を設置
標茶町立阿歴内中学校 中茶安別中学校、塘路中学校へ
別海町立別海中学校 野付中学校、別海中央中学校へ
中標津町立計根別学園中学部 計根別学園(義務教育学校)を設置

★新設小学校
江別市立江別第一小学校 江別小学校、江別第三小学校を統合
小樽市立手宮中央小学校 北手宮小学校、手宮西小学校、手宮小学校、色内小学校(一部)を統合
室蘭市立蘭北小学校 高平小学校、本輪西小学校を統合
南富良野町立南富良野西小学校 金山小学校、下金山小学校を統合

★新設中学校
函館市立五稜郭中学校 五稜中学校、大川中学校、桐花中学校を統合

★新設義務教育学校
斜里町立知床ウトロ学校 ウトロ小学校、ウトロ中学校から移行
中標津町立計根別学園 計根別学園小学部及び計根別学中学部から移行


注目は「義務教育学校」制度の開始である。「小学校」と「中学校」を残したままの“小中一貫校”ではなくて、完全に9年間で義務教育を行なう学校に生まれ変わった。

それにしても、相変わらず統合が多い。今年も社会増はなく、新設校はすべて統合校である。来年度はどうなることやら…。


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今度こそ開校式

2011-02-20 18:42:18 | 「まなびや」ストレート
 「北海道高等学校変遷表」を開設してからしばらく経ったが、これまでの市町村別に加えて、「日付順」を新設した。

 “市町村別”は仮設の段階(PDF版のみ)であり、正式公開としては初である。「市町村別」は小中学校の表示方法も絡み、中学校自体が調査中なので正式公開はだいぶ先になると思われる。

 この「日付順」は「(全期間)」と銘打っている。明治何年の師範学校(の元になった「小学教科伝習場」)設置から始まり、発表されている予定まで文字どおり「全期間」を網羅したものだが、本当は年や「旧制」「転換時」「分校独立時」のように、状況などで区切った方が修正しやすい。
 しかし、ページ検索(ctrl+F)で学校を探す場合は、1画面に全校載っていた方が都合良い。もちろん、幾つかのページの中から検索されるようにすれば良いが、そういった技術(?)は持ち合わせていない。不都合が見つかり次第、改善するしかない。


 ともあれ、間違いも多いと思われる。わたしは自分の通った学校以外は文献等でしか改廃状況を知らない。
 「間違ってるぞ」と気付かれた方、遠慮なくお申し出ください。

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開校の辞、の後

2010-12-30 19:48:54 | 「まなびや」ストレート
 何とか年が明ける前に、「北海道高等学校変遷表」を修正(PDFファイルを差し替えた)。樺太の中等学校(旧制のみ)も追加。

 昭和20年代・30年代に設置された高校の中には、既に閉校して数十年が経過している学校もある。そういう学校の場合は、沿革が合っているのかどうかは確めようもない。

 また、相変わらず現存の学校の公式ホームページも、沿革史を記載してないところがある。もちろん、学校のホームページは「今の様子」を伝えるものであり、いつ学校が出来ようが改築しようが、まあどうでも良いだろう。
 ただし、それは内部から見た話であって、外部から見ると、この学校がいつから存在するのか、どういう変遷を辿ったのか。それは、内部から発信してもらわないと、知りようがない。

 次は小学校や中学校も取り上げたいが、まだまだ先の話になりそう。また来年?

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開校の辞、の前

2010-10-29 23:37:11 | 「まなびや」ストレート
 「北海道高等学校変遷表」

 上記変遷表には、各学校の設立・廃止の年月日を記している。

 廃止については、多くが3月31日付。3月31日で生徒がいなくなったので、4月に入ってから「廃止」とされた例もある(4年制定時制を全員3年で卒業した場合、など)。
 一方で設立については、今は4月1日が当たり前であるが、草創期は、必ずしもそうではない。旧制時代はなおさらである。
 で、上記表では、基本的に昭和25年以降は4月1日設立。ただし、年度途中に開校が認められれば、その日付を採用することにしている。

 その中で、上記表では北竜高校の設立は昭和26年4月1日としていた。しかし、25年12月説もあり、『北竜町史』を読んでみた。
 すると、25年12月18日設置認可、26年1月10日開校とある。この中のどちらを採用するかは微妙だが、少なくとも4月1日ではない。

 今のところ、全部の学校について細かく調べる余裕はないが、今後も訂正が必要と思われる。
 情報があれば、お待ちしております。

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来年新設される学校は、創立60周年

2010-10-24 18:10:39 | 「まなびや」ストレート
 「北海道高等学校変遷表」

 …ということで、高校の統合情報を書いてきたわけだが、統合校というのは、果たして母校なのだろうか。

 わたしの母校美唄南高校は、卒業後の平成11年度から美唄東高校と統合し、美唄高校になった。学科の名称が変わり、卒業した学科は定員が半分になったが、それでも「継承されている」と言えば、まあそう言えないこともない。
 しかし、来年度から美唄工業高校と統合し、美唄尚栄高校になると、総合学科になる。

 美唄南高校時代の職業学科3学科(美唄高校に新たな名称で引き継ぎ)・美唄東高校時代の普通科(美唄高校に引き継ぎ、間口は減った)という歴史は、総合学科化によって、すべて消滅する。工業高校の学科も消滅する。
 総合学科でも専門科目はあるだろうが、それは普通科の科目を踏まえて、のもの。職業学科のように、普通科目はそこそこ・専門科目は結構多めな構成にはなり得ず、場所は同じ・校舎も引き続き使用しながら、まったく別の学校が出来ると言っても良い。

 しかし、「統合」であるから、南高校・東高校の卒業生は、(一応)美唄高校出身とも言えるし、来年からは尚栄高校の出身と言わねばならない。やっかいなことに、募集停止で消滅した東高校、消滅する工業高校の場合は「他校に合併して」と言えるが、母体校の場合、在校生が新設校に転籍して引き続き在学するので、はっきり「消滅」と言えない。また、学校の歴史としても、新設から数えずに統合以前の学校から「創立○周年」としている場合が多い。

 そうすると、尚栄高校は創立初年度に60周年を迎える。いや、東高校の歴史を包含すると、もっと古くなる。


 新設高校は、いったい来年で何周年でしょう?

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新たに刻もう

2010-10-22 23:57:23 | 「まなびや」ストレート
 「北海道高等学校変遷表」

 来年度から統合される、新設高校の名称が決まった。

 先述の美唄+美唄工業は「美唄尚栄」(以下、前者が3月限り廃止・新設校に衣替え、後者は25年3月限り廃止)、札幌稲北+札幌稲西は「札幌あすかぜ」、稚内+稚内商工は「稚内」、美幌農業+美幌は「美幌」と決まった。

 美唄は、平成11年に美唄南+美唄東で開校したが、再統合となる。美唄工業学校からの美唄工業が、消滅することになった。
 札幌市内初の統合は、付近の町名「明日風」を採用し、「えりも」・「おといねっぷ美術工芸」に続くひらがな校名である。
 稚内から独立した経緯がある稚内商工との統合校は、現行の「稚内」を引き続き使用。
 美幌農業+美幌も現行校名に見えるが、美幌農業が母体校になる。従って、現在の美幌も同時に消滅し、農業校舎を新「美幌」高校として開校するのか。これぞ“ほんもの”の統合と言える。


 小樽高等支援学校が小樽市に移転し、札幌市手稲区の仮校舎が、新たに「札幌稲穂」高等支援学校として開校する。
 また、五稜郭養護学校に高等部が設置され、「函館五稜郭」支援学校に改称する。

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強豪チームも消える

2010-10-09 18:59:10 | 「まなびや」ストレート
 「北海道高等学校変遷表」

 駒澤大学附属岩見沢高校が、再来年の平成24(2012)年度から募集停止するという発表があった。岩見沢を含めた空知管内には、通信制本校を除いて私立高校が消えることになる。

 高校野球の強豪校としてもおなじみ「駒岩」は、駒澤大学の創立何十周年とかで昭和39(1964)年に開校。岩見沢市内には、岩見沢女子(34年開校、以下同じ))・岩見沢商業(35年)と2校私立高校があったが、同年開校の岩見沢南と合わせて、人口7万人の街に私立高校が4校並んだ。この頃は、空知にも私立高校が続々開校し、三笠大谷(34年、三笠市)・滝川商業(34年、滝川市)・新懇藤学園(33年、月形町)が開校している。
 しかし40年代に入ると生徒の数も減少し、私立高校の経営は困難を極めた。岩見沢市内を見ると、岩見沢南は開校7年にして早くも休校→学校法人破産により正式廃校を辿った。岩見沢女子と岩見沢商業は岩見沢市に移管され、商業の校舎を利用して岩見沢緑陵になった。緑陵は普通科と商業科の学校だったが、女子の在校生が通っていた2年間は、家政科があったわけだ。
 三笠大谷は45年に三笠に移管され三笠高美へ。道立移管ののち、62年を以って廃校。統合ではなく、募集停止によって自動廃校になる先駆けと言える。滝川商業は48年に滝川市に移管、滝川西として現存。新懇藤学園は44年に休校し、そのまま廃校となった。

 そうした中で駒大岩見沢のみ生き残って来たが、去年の1年生は、定員180人に対して80人あまり。今年の入学者も80人を割ったという。同時に開校した“双子”の駒大苫小牧に、経営を集中させる意味合いもあるらしい。ともに高校野球の強豪校で、校歌も同じであるが…。


 来年度から美唄高校と美唄工業高校が名目統合して新設される高校名は、「美唄尚栄」に決まった。平成11年開校の美唄高校は、12年の短い歴史を閉じる。

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「まなびや」ストレート

2010-06-29 23:46:33 | 「まなびや」ストレート
 本日誌は「大日本銀河会さちかぜ」を母体に運営しているが、このたび教育局を新設して、「北海道高等学校変遷表」を開設した。

 当初は<校歌を集めてみたい>と考えて、まずは北海道内に存在した(する)高校の“校歴”(沿革)を調べ始めたのが2003年ごろ…いや、もっと前かも知れぬ。小学校も調べてみたが、中学校は手付かず。
 試行錯誤を経て、とりあえず高校編として公開に漕ぎ着けたわけだが、まだまだ不満な点が数多い。

 キャッチフレーズは「あなたの母校はありますか?」である。自分の出た学校は分かる。でも、他の学校については、実際に通った人の方が確実だろう。

 北海道内の高校に通った方、ご意見をお聞かせください。

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高校したいときに学校はなし

2010-06-03 22:37:40 | 「まなびや」ストレート
 北海道内の公立高等学校配置計画案が発表された。

 来年度以降、向こう3年間の学級増減・学校の統廃合の計画が策定されているわけだが、学級の増減はともかく、統廃合については「案」といいつつ覆った例はない。したがって、ここで示された「統合」や「募集停止」については、“決定”と言っても良い。


 昨年度までに示された再編統合は、次の通り。
☆平成23年度
 美唄(母体)・美唄工業→総合学科の新設校
 札幌稲西・札幌稲北(母体)→普通科の新設校
 稚内(母体)・稚内商工→機械科を除いた現行学科の新設校
 美幌・美幌農業(母体)→普通科・農業系学科の新設校
☆平成24年度
 浦河(母体)・様似→総合学科の新設校
☆平成25年度
 札幌篠路(母体)・札幌拓北→普通科の新設校

 新たに示された25年度の部分では、札幌市内2校目の再編統合が行なわれる。来年度の2校も含めて、定員割れしているわけでもないが、どちらか1校を廃止したところで、大勢に影響なしとされている。再編対象の4校は、現在7学級ずつ。新設校は、23年度が7学級、25年度が8学級とされていて、半分になってしまう(23年度の新設校は、25年度より1学級増の予定)。こぼれる生徒は出ないのだろうか。

 募集停止は次の通り。
☆平成23年度
 瀬棚商業
 中川商業
☆平成25年度
 赤平
 戸井

 来年度の2校は商業科のみ、25年度の2校は普通科のみの学校である。特に、商業科の廃止・閉校が増えており、教員の行き場もなくなりつつある。

 新たに発表された25年度の募集停止校について。
 赤平高校は、産炭地赤平市の学校で、昭和24年同時に開校した西高校と東高校を統合して、平成元年に開校した。赤平市も含めて、産炭地の人口減少はすさまじく、既に歌志内市の歌志内高校も消えている。
 戸井高校は、昭和28年に開校。戸井町は函館市と合併しているが、同じく合併した旧町村からの通学者も多いと聞く。(もともとの)函館市内まで通うのは大丈夫だろうか。


 こうして募集停止した学校の中で、三笠高校が道立から市立への移管に向けて動き出している。道立高校として、既に今年度から募集停止しているので、差来年の3月に閉校が予定されている。翌月から、これまでの普通科高校から、調理師を養成する高校への衣替えを考えているのだ。

 なかなか大変な試みと思うが、学校は学校として活用されてこそ意義がある。成功を祈ろう。


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勉強してます

2010-04-08 21:27:15 | 「まなびや」ストレート
 新年度になって、「学校の設置・廃止等一覧(平成21年4月2日~平成22年4月1日)」が行進された。去年は1日早々の更新だったが、今年は4月6日である。

 それはともかく、新設の学校は再編統合ばかりで、純粋な新設(社会増によるもの)が1つもない。歌志内市は2校あった小学校が改めて設置された歌志内小学校のみになり、夕張市は3校あった中学校が新設の夕張中学校のみになった。夕張市では、小学校も今後統合予定で、一つの市町村に小学校・中学校がそれぞれ1校という市町村が、また増えることになる。
 高等学校の新設は1校だが、初めて他の市町村を巻き込んでの再編統合である。
 それに対して廃止は、小学校が38・中学校が8・高等学校が7もある。小学校については、もともと在籍児童ゼロで休校中が5校あったので、実質的には33であるが、それでも多い。
 高等学校の7というのが多い。そのうち余市高校は再編統合の母体校なので、統合する他の2校に先駆けて、今年いったん廃止・余市紅志高校として新設された。札幌市立の札幌星園高校は定時制のみだが、在校生が市立札幌大通高校に転籍し、学校が消滅した。その他、札幌平岸高校の定時制と札幌新川高校の定時制も同じく転籍し、課程が消滅した。札幌啓北商業の定時制も移転したが、こちらは校舎が変わっただけで、大通高校内でありながら、啓北商業の生徒として卒業する。


 一つの市町村に小学校・中学校が1校だけというのは、なかなか寂しいものがある。中学校は小学校より学区が広く、その分、新たな人間と知り合う機会になる。それが、他の市町村から転校して来ない限り、新たな人間とは知り合えない。
 また、学区が広大になれば、放課後に友人宅に…は、気軽に行けない。大人でも車が必要な距離に住んでいるかも知れない。そういう子どもたちが、一ヵ所に集まって授業を受ける。
 確かに、バラバラに住んでいる家々の子どもたちを集めなければ、1校あたりの児童・生徒数が確保できないのは効率が悪いであろう。小学校なら少人数でも担任が色々な教科を教えるから良いとして、中学校・高等学校では、生徒数が少なくても、教科ごとの教師が必要になる。生徒が1人しかいなくても、何人もの先生が必要になるのだ。


 それ以外の問題については、また後日。

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学校のお勉強

2010-01-05 21:24:09 | 「まなびや」ストレート
 当初は校歌を集める際の基礎資料として。その後は、消えてしまった学校の“校歴”を残す意味も込めて。高校の一覧表を作っている…のは、だいぶ前からである。

 それはともかく、新制後に出来た学校はわりと分かりやすいのだが、旧制時の学校制度は複雑怪奇である。これは小学校・中学校と手を広げるにあたっては壁であり、よく分からないので後回しである。


 で、高校についても、「高等○○学校」(通信制の学校との技能提携学校、高等専修学校など)は外して良いのか。入口(「高等学校」かそうでないか)は違っても、出口(高卒資格)は変わらないのであれば、全日制や定時制・通信制などのように、課程の違いに過ぎないのではないか…と。その辺はまだ勉強中なので、保留。

 続いて、盲学校・聾学校・養護学校(平成19年より、一緒くたにされて「特別支援学校」と呼ばれる)について。
 わたしも人並みに小学校~高校まで出ているが、特殊学級は設置されていなかった。なので、どういう状況なのかはまったく分からない。そういう特殊学級だけが存在するのが、特別支援学校なのだろう…と、想像するのみである。

 「高等学校」(または小学校・中学校)ではないので、一覧表に入れる必要はないのかも知れない。しかし、高等部が存在し、何より学校教育法に、その存在が明記されている。そして、たまたま体が普通学級で授業を受けづらいだけ…とも言える。


 それより何より、学校を知るということもまた、勉強であるわけで…。

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こうこう話

2009-02-19 23:08:20 | 「まなびや」ストレート
 公立高校の推薦入試も終わり、まもなく最終出願状況も発表されるころになった。
 昨年決定された北海道内の高等学校適正配置計画によって、4月から3校が開校し、7校が閉校する。

☆統合対象校(設置者を明記していないものは北海道立)
 上川南学区、旭川南・市立旭川北都商業(旭川南が母体校)
 上川北学区、名寄光凌・名寄農業(名寄光凌が母体校)
 釧路学区、厚岸水産・厚岸潮見(厚岸水産が母体校)

 このうち、「母体校」が3月で閉校とされ、新たに「旭川南」(現在と同名)・「名寄産業」・「厚岸翔洋」の3校として生まれ変わる。それ以外の3校は再来年3月に閉校する。

 既に募集停止になり、現在3年生しかいない4校は、完全に閉校する。「妹背牛商業」・「紋別北」・「釧路西」・「市立釧路星園」がそれであるが、紋別北高校は現在の「紋別」高校、釧路の2校は「釧路明輝」高校が“継承”しているものの、妹背牛商業高校は継承先がないのは残念である。

 22年度以降も再編が続き、現在決まっているのは下記のとおり。母体校は22年3月で閉校し、4月から新たな学校として開校。ほかの学校は2年後に閉校する予定だが、11年に我が母校「美唄南」と「美唄東」が統合開校した「美唄」高校が、再び統合対象になっている。さて、どうなるのか…。


・22年度
 後志学区、仁木商業・古平・余市(余市が母体校)
・23年度
 石狩学区、札幌稲西・札幌稲北(札幌稲北が母体校)
 空知南学区、美唄・美唄工業(母体校検討)
 宗谷学区、稚内・稚内商工(稚内が母体校)
 網走中学区、美幌・美幌農業(美幌農業が母体校)

 新年度(または来年度)から募集停止になる予定の学校は下記のとおり。それぞれ、2年後に閉校することになる。
・21年度
 石狩学区、浜益
 空知南学区、由仁商業
 上川南学区、愛別
 留萌学区、増毛
・22年度
 渡島学区、木古内
 空知南学区、三笠


 空知地方では、今年妹背牛商業は閉校し、23年には由仁商業も閉校する。また、美唄高校(情報ビジネス科)も23年度には総合学科の新設校に衣替えするので、商業科出身者には寂しい現実が待っている。

 まずは、美唄の再編の行方を見守りましょう…。

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再編統合に

2008-09-04 21:35:14 | 「まなびや」ストレート
 9月2日、平成21~23年度の北海道公立高校配置計画が発表された。以前の案から、23年度の再編統合校の母体校(校舎使用校)が決まったり多少の変更があったが、概ね「案」の通り。

 「案」を修正して、再掲してみる。

 学級の増減は割愛するとして、平成21年度以降の統廃合は次のとおり(学校名は北海道○○高等学校が正式名称、市町村立以外はすべて道立)。
・21年度
 上川南学区、旭川南・市立旭川北都商業(旭川南が母体校)
 上川北学区、名寄光凌・名寄農業(名寄光凌が母体校)
 釧路学区、厚岸水産・厚岸潮見(厚岸水産が母体校)
・22年度
 後志学区、仁木商業・古平・余市(余市が母体校)
・23年度
 石狩学区、札幌稲西・札幌稲北(札幌稲北が母体校)
 空知南学区、美唄・美唄工業(母体校検討)
 宗谷学区、稚内・稚内商工(稚内が母体校)
 網走中学区、美幌・美幌農業(美幌農業が母体校)

 また、募集停止により自動廃校になる学校は次のとおり。
・21年度
 石狩学区、浜益
 空知南学区、由仁商業
 上川南学区、愛別
 留萌学区、増毛
・22年度
 渡島学区、木古内
 空知南学区、三笠


 23年度統合予定の美唄高校は、美唄工業高校と統合される。しかし、未だ母体校は未定。工業高校は美唄市最古の高校で、戦前は工業学校と呼ばれていた。一方で美唄高校は11年度に美唄南と美唄東が統合して設置された学校(美唄南が母体校)で、統合の際に校舎を増築し、それまでの職業学科3科4学級を3科3学級(商業科改メ情報ビジネス科を削減)に東高校の普通科3学級を加えているが、次の再編では、総合学科5学級になり、情報ビジネス科も消滅する。

 これも時代の流れと言うことになろうが、母校も消え、出身学科も消えるのは寂しいものである。

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再編統合へ

2008-06-03 18:38:12 | 「まなびや」ストレート
 平成23年度の、北海道公立高校配置計画案が発表された。「案」と言うものの、ここで示された統廃合案がひっくり返ったことはなく、言わば再編の“内定”である。8月に正式決定となる。

 一昨年より、来年度の計画だけではなく、向こう3年分の計画が発表される形式に変わった。なので、今年は平成21年~23年度である。

 学級の増減は割愛するとして、平成21年度以降の統廃合は次のとおり(学校名は北海道○○高等学校が正式名称、市町村立以外はすべて道立)。
・21年度
 上川南学区、旭川南・市立旭川北都商業(旭川南が母体校)
 上川北学区、名寄光凌・名寄農業(名寄光凌が母体校)
 釧路学区、厚岸水産・厚岸潮見(厚岸水産が母体校)
・22年度
 後志学区、仁木商業・古平・余市(余市が母体校)
・23年度(母体校は未定)
 石狩学区、札幌稲西・札幌稲北
 空知南学区、美唄・美唄工業
 宗谷学区、稚内・稚内商工
 網走中学区、美幌・美幌農業

 また、募集停止により自動廃校になる学校は次のとおり。
・21年度
 石狩学区、浜益
 空知南学区、由仁商業
 上川南学区、愛別
 留萌学区、増毛
・22年度
 渡島学区、木古内
 空知南学区、三笠


 23年度統合予定の美唄高校は、11年度に統合された美唄南・美唄東の新設校(美唄南が母体校)である。わたしは美唄南出身なので、“新たな母校”とも言えるが、3年後には、再び再編で廃校の虞がある。

 同じ空知では、再来年に三笠高校が募集停止になり、24年3月で自動廃校となる。
 どちらも産炭地であるが、炭鉱がなくなってしまえば、惨憺たる結果となっているわけだ。


 今回の発表での注目点は、新設が続いていた札幌市内の高校も、ついに再編のメスが入った、ということだろう。人口は増加しているが、中卒者はそれにもかかわらず、減少している、という事実が垣間見える。

 さて、我が岩見沢市内は安泰だろうか…。

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学校を集めて

2008-04-27 23:56:48 | 「まなびや」ストレート
 今日も「小学校」一覧への道のお話。

 作業の順序というか、目標がある…というか基本計画について。

 校歌の収集を当初の目的としていたが、そもそも、どの市町村にどの学校があった(ある)のかが分からない。現在存在する学校というのは、統廃合が進んだ末の結果であり、過去には、もっと多くの学校が存在したに違いない。

 ということで、まずはいつ・どの市町村に・どの学校があったのか。これについて、調査を進めることにした。

 設置や廃止年月日が不明な場合もあるが、「○○年度」程度でも分かれば、まあ良しとしておく。とりあえず、その学校の存在さえ分かれば良い。

 存在の確認を進めた後は、第2段階として、校歌・校歴の整理である。
 上記「確認」では、昭和22(1947)年以降の異動についてのみを調査する。これは、それ以前の旧制というのが、あまりにも複雑な制度であるからだが、北海道には、それ以上に大きな問題がある。

 千島・樺太をどうするか。
 千島列島のうち、北千島・中千島には、占守島に教育施設が短期間あったのみで、あまり影響はない。
 しかし、南千島、即ち「北方領土」には、定住者がおり、当然ながら学校もあったわけだ。
 昭和22年9月1日現在の「北海道教育関係職員録」には、北方領土の学校にも、「(欠)」(欠員)もあるが、校長などの教員が載っている学校もある。これはどういうことなのか。
 引き揚げ前、つまり残された教員たちの可能性もあるが、載っている以上は、この年度まで「存在した」としておく。

 樺太の場合は、「樺太庁」という行政機関が存在し、「北海道庁」の北海道とは、一見繋がりがないように見える。
 しかし、明治に入って開拓の鍬が入ったのは、北海道も同じであり、何より、アイヌ民族という先住民族が領地に存在したわけだから、“兄弟”のような間柄である。

 旧制を取り上げるに当たっては、これらの地の教育機関も網羅する必要があるが、なかなか難しい。この先の課題としておく。


 このように、簡単に考えて始めては見たものの、先は長い。

 まあ、のんびりやりましょう…。

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