今、作る目的物があって、それに合う材料を買いに行くのと違って、我が家に手持ちの古い材木などを活用して、次は何を作ろうかと考えたとき、何を作るかはその需要がない限りなかなか浮かばないのが実情である。
そこで第四作を考えていたときに、足が痛く座れないからとして、鏡台はさておいて、ティッシュの箱やカラオケ器具入り箱の上に鏡を置いて、"壁を塗りたくっている"のを見て、いくら塗っても、あまり代わり映えはしないが、その台を作ろうと考えた。
皺が目立たないためにか、小さい鏡であり、しかも、細かいところが見えない方がよさそうで、一面鏡を置くだけの台であるから、作るのは簡単であった。 小型の三面鏡をと言われなかったのは幸いであった。
素材を探したら、たまたま昔々に、何かを作ろうとして、厚さ13,幅200、長さ920mmで材質が桐の集成材が二枚あり、計算してみると、ぴったり収まるので、軽くて移動も簡単でよかろうと考えた。
思えば、私が家内の日常使うものを作るのは、これが最後かも知れないと思うと、簡単ではないが、いくら考えても、目一杯努力するが、先は知れているので、実力以上には出来ないのは、悲しいことであった。
そして例により、手元にある材料の桐板(集成材)に合わて 、ホワイトボードに設計図を書いて、作り始めたのであった。
取っ手が出っ張ると、鏡が置けないので、凹ます必要があり、指を入れる穴を開けることにした。 下は化粧品などを入れられるようにしたが、それにはすこし高さが足りないが、材料の都合もあって・・・。
上ふたを開けたところに、台付きの鏡が入る。
相も変わらず、不細工ではあるが、これ以上のものを作る腕はないので、悪しからず!。