私が花の写真を1600種類以上集めた、「花写真鑑」というのをネット上で公開しているいが、ここにまだ登録されていない新しい花を”新種”と呼んでいる。 1600種類になってくると、近くのホームセンターなどで、”新種”を見付ける事は殆ど無い状態になっている。
依って、「花写真鑑」への”新種”登録は、植物園に行くか、赤塚植物園のように「園芸品種」を作り繁殖させている所でなければ集まらないのである。 また、「花」と言いながらも、観葉植物から始まり、果実から野菜の範疇にまで広がり、「植物写真鑑」と言っても過言ではなくなりつつある。
このように、”新種”を見付け、「花写真鑑」の収集数を増やす事が非常に困難になっている時に、単なる偶然の重なりとは言いながらも、思いも寄らないことで、”新種”が二つも出来たので、その経緯を書き残そうと思った。
2018.04.05(木)、近くの野原でも蕨が出始めている時期になってきたが、最近は「マダニ」の害などが報道されるようになり、従来ほど簡単には出られないが、それももう我慢の限界らしく、長靴に長袖、ズボンと勇ましい格好で行くから、運転せよの命令が下った。
私が採ると、取り分が少なくなるから、運転手は近くのコーヒーショップ「ヒルトップ」(前出)で待機するのであるが、今日は久しく逢っていない近所に住む、高校時代の友達に電話したら、すぐ行くとの返事があり、二人で暇つぶしをしたのであった。
この喫茶店の周りには、余り目にしない植物が多く植えられている。 過去にも何種かの”新種”をゲットしているので、ここに来ると先ず花を見ることにしているが、そこにあったのが下の花であった。
花を見ただけではどんな実が付くのか、全く想像がつかない、果実は食べられるらしいので記憶をたどるも思い出せない。 帰宅して調べた結果、葉も果実も見た記憶はあるが、”新種”であることには、間違いがなかった。
6月に実が成るというから、葉を含め再度訪れて撮らねばと思ったのであった。
蕨採りから帰ると、庭先に見慣れない植物が置いてあった。花の形(四弁花)や葉、茎の状態から、「アブラナ」の仲間であることは、想像出来たが、一体誰が持ってきてくれたのかから、調べなければならなかった。
花であり、こんもりとしており、「アブラナ」の仲間にしては珍しい形をしているので、”新種”狙いの花を持ってきてくれたものと思ったので、すぐさま連絡を取ったところ、ひとりの友であることが判明し、「ブロッコリー」であると言う。
調べた結果、やはり「ブロッコリー」であることが判明し、”新種”に登録をした。
「ブロッコリー」or「メハナヤサイ(芽花野菜)」”新種”登録 第1622号
花は「アブラナ」属は殆ど同じの形と色である。
このように、”新種”集めは、半ば諦め状態のなか、偶然とは言え、別々の要件から、ほぼ同時に二種類が登録できたことは、奇跡にも思えるほどに感じたのであった。 こんなに都合の良いことは二度と起こるまいと思いつつ登録したのであった。
この快挙(?)に二人の仲良しがからんでいる事も奇跡に近いと感じたものであった。