マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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大阪で2か所の写真展を巡る

2015年04月20日 07時28分02秒 | しゃしん
往復とも自家用車で出かけた写真展。

一つは大阪市内中央区南船場にあるリコーイメージングスクエア大阪で開催されていた第2回「写楽万遊」。

写真家宮崎壽一郎さんの写真展だ。

もう一つは2014全日本読売写真クラブ展。

写友人の森川光章さんが入選した作品が展示されている。

いずれも早くに案内状届いていた。

場は2か所とも大阪市内。展示場はすぐ近くになる。

一挙に拝見できる展示期間内の日を選んで出かけた。

午後1時半に自宅を出て戻ってきたのは18時15分。

走行距離は往復で70km。

片道35kmであるが、往路は1時間40分。

復路は1時間半。

それほど差はでなかった地道走行。

奈良から生駒山を越えて大阪に入る。

山越えである。

水走(みずはい)から市内中央区まではのろのろ状態。

大阪は信号が多く、車も多い。

奈良では味わえないのろのろ走行がずっと続くのである。

計算してみれば時速24kmだった。

写真作品を観る前にかかさずしているのはタイトル読みである。

タイトルからどのような映像を期待するのか、である。

ずいぶん昔に自然観察会の先生に言われたことがある。

シャッターを切ると同時にタイトルが浮かぶ写真撮り。

グラフィックイメージが投影された被写体を瞬間に撮るということだが、なかなかそいういう状況には落ちあわない。

一期一会の被写体は、そうは簡単に現れてくれない。

逆に撮った写真からどうイメージするかである。

タイトルに拘りすぎてもよくない。

何を伝えようとしたのか判らないタイトルもあれば、説明解説的なタイトルもある。

昨今はこれが多くなっているように思える。

「そんなの見れば判るでしょ」というようなタイトルが多いのである。

先日、拝見した三郷町の芸術祭・美術展に展示されていた洋画作品のタイトル。

「・・・の海」に感動した。

画風は難しい作品だった。

何度見ても、何を現しているのか判らない洋画であったが、「・・・の海」のタイトルにふと思った。

観る人によって「・・・」は、なんでもいいから貴方がイメ-ジした海を思い起こしてくださいという仕掛けであると考えたのである。

画も素晴らしかったが、タイトルでさらに作者の思いが伝わったように眼前に広がった「・・・の海」。

果てしなく広がる「海」を見たのである。

その作品は金賞を受賞していた。

審査員の講評に「少しおさえた色彩と形のおもしろさが群をぬいて目にとまった」とあった。

写真で何を伝え、何を訴えて拝覧者に考えてもらうか。

そんなことを考えながらこの日の写真展を一つ、一つじっくり拝見した。

(H26. 9.16 SB932SH撮影)


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