マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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フィアンセが我が家ににやってきた

2020年10月27日 10時02分13秒 | だんらん
待ちに待った目出度い日。

独身を貫いていた息子が初めて我が家に連れてくる女性。

これまでまったくその気もない息子。

生まれ育って奈良を離れた仕事人。

忙しい毎日に何を食べているやら、親の心配はそれだけではないが・・。

フィアンセが我が家に来る日を伝えられたのは前月の2月15日。

そこに至るまでにちゃんとしなあかんのが先方の親に挨拶をしてからということだった。

その日は2月7日。

とんとんと来て東京から二人揃ってやってきた。

普段というか、息子が我が家に戻ってくる場合は自家用車。

勤務の都合で1日だけ宿泊の場合は新幹線。

数回あった程度でそれ以外はすべてが東名、西名阪高速道利用であるが、今回は安心できる新幹線。

京都駅から近鉄奈良線に乗り換えてやってくる。

迎えの場所は近鉄郡山駅すぐ近くのバスロータリー。

予告時間までに到着して二人を待つ。

向こうから歩いてきた姿はすぐわかる。

いらっしゃいませに背の高いミニクーパーまがいの車に乗ってもらうのが申しわけない。

息子が憧れのミニクーパーに乗って東京から奈良まで走ってきた日は前年の平成30年5月1日

カッコいい車体の助手席に乗せてもらった。

乗り心地は悪いというが、そうでもない。

格好良さにずっと眺めていたいミニクーパーは日本仕様の右ハンドル。

1年前ほどからお付き合いしたというフィアンセ。

そのころすでに乗り心地を味わっていたのだろう。

本日は気持ちの良い快晴。

駅に車で走ってきた路は郡山城跡を横断する通行道。

回数を増す度に観光客が増えている大 和郡山の盆梅展。

今年で16回目
を数える。

通行道にたくさんの幟を立てている。

その道を歩く人も多い。

天候に恵まれたこの日は130数か所にお雛さんをお披露目している第8回大和な雛まつり会場も大にぎわい。

息子が育った城下町の一片でも見ていただければと誘ってみた盆梅展。

東隅櫓内が会場の盆梅展は有料であるが、お外に咲いている梅林は無料。

車は大門を潜った向こう側にある駐車場に停めることができる。

しかも無料である。

行ってみるかいの誘いに二つ返事。

城垣があちこちに見られる城下町の風情。

少しだけであっても記憶に遺れば、と思って内堀から大門。

そして駐車場。

ほぼ満開になった梅の花を愉しむ人たちでいっぱい。

梅の花の向こう側に見える城垣は天守台

天守はないが、つい数年前の平成29年3月に改修工事が行われ、郡山城跡・天守台展望施設が解放されている。

二人はそこで記念写真。

梅の春らしさを堪能していた。

少しの時間を愉しんでもらって我が家に直行。

その途中にある外堀跡。

意外に思える城下町の広さを感じてもらう。

居間で待っていたおふくろとかーさんも初顔合わせ。

緊張が解けるのは食事に入ってからだ。

テーブルに並べた主たる料理は寿司盛り。

数時前に頼んでおいたスーパーセンタートライアル大和小泉店にあるお魚屋さんは鮮魚専門のスーパー“鯛将”。

鮮魚も美味いが、それ以上に美味しいのがにぎり寿司に巻き寿司。

機会があるごとに買って食べていた。

家族ともども美味しいと唸る味は格別。

大手スーパーなんてものは目じゃない。

レベルがあまりにも違い過ぎるほどに美味い寿司。

寿司メシというかシャリも違う。

大手であろうが中堅スーパーでもしでかすにぎりはぎゅうぎゅう詰め。

食べられたんもんじゃない。

ネタは厚い。

旨みのある新鮮ネタは脂がのっている。

回転寿司のネタなんてものは薄べったい。

味のない薄っぺらさなのに旨さがあるのは摩訶不思議。

違いは本物を食べてもらいたい。

そう思って特別に注文した。

電話でどうでしょうかとお願いしたらすんなりと応じてくれる。

予算は1万円。

希望するネタは雲丹に鮑。

それは残念ならが仕入れを約束できない。

ならば約束できる範囲内にあるネタは・・・。

結局、決まった寿司盛りは、おふくろが第一の好物に挙げている鮪にイカゲソは外せない。

当初予定では45個のにぎり。

大きな桶一枚でいけそうと思っていたが、1種類増やした10種。



中トロ鮪に、イカ下足、カンパチ、海鮮巻き、鯛、ぼたん海老、つぶ貝、真イカ、サーモン、炙りサーモンそれぞれを5人前。

ただ、海鮮巻きは一本で八つになるから、やや中型の桶に詰めてくれた。

総額は税込み8946円の上にぎり。

一人当たりが1790円。

回転寿司よりは倍額になったが、味は断然に鯛将に軍配である。

大きく分厚い鮮魚ネタは中トロ鮪に鯛、カンパチ。

中とろは一口では食べきれないほどの大きさ。

とろとろ感がたまらない。

鯛もカンパチも一筋縄ではいかない分厚さ。

噛んだら歯が跳ね返されるほどの新鮮度合い。

三つ食べたらもう満足。

サーモンもトロトロ。

プリプリのぼたん海老にコリコリのつぶ貝を堪能する。

おふくろは、二段巻きの海鮮巻きから鮪部分を外そうとしたが、そりゃ無理だ。

どんどん食べてやと遠慮しがちなフィアンセにお薦め。

笑顔で美味しいと云ってくださったのが嬉しい。

話題は自然な流れで自己紹介、他者紹介。

いらんことまでいうてもうた、かな・・。

もてなし料理は寿司だけでなく、かーさんお手製の特別料理がある。



これまで数回、食べたことのあるローストビーフ。

山陽マルナカでとびきり上等の国産牛肉で作ったローストビーフが実に美味い。

タレは売り物利用であるが、肉そのものに旨みがある。

憎らしいほどに肉の味がするローストビーフ。

これもまた大きくて分厚い。

噛んだらジュワーと肉汁も。

もう一品は蒸し鶏。

自家製ドレッシングを落として食べる。

拘ったのはドレッシング。

醤油、砂糖にオイル、みじん切りの玉葱、生姜、葱などなど。

旨みのあるドレッシングは蒸し鶏以外の野菜にあてても美味いだろう。



もてなしの場は発泡酒で乾杯。

お目出度い乾杯に大喜びのおふくろ。

孫にお嫁さんは、ずっと待っていたと嬉しい言葉。

あれやこれやに話しが盛り上がって酒も美味くなる。

酔いの美酒に溺れそうになるくらいに飲ませてもらっただんらんの場にデザートも。

よってってで買っておいた古都華苺。



奈良を代表するブランド苺、2パックすべてを盛った皿に真っ白な乳白色の森永のコンデンスミルク。

これがなきゃ食べられないという人も多い、昔から人気のあるミルクを落として先っちょから食べる。

あっという間にたいらげた古都華苺。

さすがの味である。

雰囲気が良かったのか、京都行きにバス1本が乗り遅れ。

天候が怪しい明日は宿泊地の京都・嵐山から散策。

嵐山トロッコ列車は乗れそうだが、戻り行程の保津川下りは雨天の可能性有りで体験は叶わないだろうが、熱々の二人にとってはそれもいいだろう。

(H31. 3. 2 SB932SH撮影)


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