マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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判断、決断

2011年04月22日 07時39分38秒 | メモしとこっ!
3月11日に発生した東北関東大地震で地震、津波、火事に続いて原発事故までも。

襲いかかる災害にデマメールが飛び交う。

発生から数時間後にはツイッターちゅうもんで早くもデマメールが出回った。

不安を煽るチェーンメールだ。

政府発表もしていないし確認もとれていないメールが大半。

義援金詐欺まででるであろうと思っていた矢先にかーさんが言った。

友人から大手電力会社の備蓄が底をつくから節電協力も支援になるからってことらしい。

知りあいに連絡を・・・。

広めて?ってなによ。

周波数が異なる関西から関東に・・・変換は大掛かり。

そんなことを一般のメールでお願いするはずがない。

「それはチェーンメールだ」直ちにデマだと返信しなさいといった。

かつてハガキでそんな内容のことがあった。

ハガキに書かれてあった電話は絶対するなといっておいた。

「騙り」、「支払詐欺」や過去には「幸福の手紙」のそれだ。

いつの時代もそんなデマ伝達が跋扈する。

テレビ映像を見続けているとおかしな情報でも正しいと認識してしまう。

だいたい送られてきたメールに正式な部署名がありますか。

連絡先がない電話なんてありますか。

ないでしょ。

それだけで気付くはずなんですけどね・・・。

そもそも“電力会社で働いている”個人がメールでお願いするはずがありません。

しかも「拡散希望」って、それだけでも怪しい。

冷静な判断ができていたかーさんもそれにはまってしまった。

パニックは風評からですが、その夜は政府通達で正式に翌日からの計画停電が始まった。

遠く離れた奈良では直接的に影響はないがイベントなどは中止としたケースがある。

大淀町文化会館で催される予定であった民俗のシンポジウムは当日の朝に急遽中止とされた。

前夜までは実施の方向だった。

それは原発事故の大きさを考えて中止とされた。

被害に遭われた地域では数多くの民俗行事が営まれている。

関係者への配慮をされて中止の決断。

それでは申しわけないと写真の展示はされている。

前日、施設に居たとき多数の電話が入った。

ひっきりなしにかかってくる問い合わせの電話。

それはリレーウォークが開催されるかどうか心配されてのことだった。

主催者からは中止の連絡は届いていない。

夕方までそれはなかったから実施されたのであろう。

そしてお城まつりも決断された。

行列、パレード、鳴りものなど派手なイベントは一切中止となった。

(H23. 3.13 SB932SH撮影)