8年前の父の他界が縁で、否応なく坊さんと付会うようになった。
それから、少し仏教に興味が湧いてきた。
千葉市の友人に空海に傾倒している人がいる。
何年か前、『空海はすごいね!100年に1度の人間だね。』と言ったら、その友人は『いや、1000年に1度の人でしょう。』ときっぱり。
『1000年とは大袈裟な!業界では(その筋の方には失礼)1000年かもしれないが、日本の歴史の中では、他の分野にも傑出した人間がいるのだから』と反論した。
友人は黙ってしまった。
夢枕 莫の小説、「沙門空海、唐の国にて鬼と宴す」を面白く読めたので、梅原猛・司馬遼太郎・ひろさちやなどの空海本を興味深く読んだ。
クリエイテイブとは空想や想像から始まるのかも知れない。
私のなかの空海のイメージはどんどん拡がった。まさに、空海は、友人の言うとおり1000年に一度の、いや有史来の日本人だと思えるようになった。
いや、日本人ではなく宇宙人なのかも知れない。
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