イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

畑の夏、終わりぬ

2013-10-01 02:45:46 | 農業
 

 今年の夏は長かった。
梅雨明けが早く、いきなり猛暑に襲われお年寄りが熱中症で亡くなる、と言うニュースが飛び込んだりしてきた。
と、思ったら直ぐに戻り梅雨みたいな時期が半月ぐらいあって、夜は薄ら寒いという時期があって少し面食らった。

日本付近で偏西風の流れが例年と違ったりしたことなどが影響したらしい。
それからが夏本番でした。
でも、一貫して言えた気象現象は関東平野部の雨が非常に少なかったことだった。
イワン・アサノヴィッチ農園では五月の頃からその傾向は始まっていた。

梅雨は空梅雨だったし、梅雨明け後もまとまった雨は殆どなかった。
『今年の夏は厳しい営農が強いられる…』なんて、少し本百姓みたいに気取って腕を組んだりしていたような気がする。

七月下旬からまたもや猛暑が始まった。
クーラーのない部屋などでお年寄りが熱中症で亡くなるニュースが増え始めた。
痛ましい。ひとの命もカネ次第みたような話しです。

畑の夏場は除草との戦いです。ちょっと気を緩めると、畑ならぬ“草畑”に変わってしまいます。今年は加えて水やりです。

道路向こうの町工場で頂く水道までポリタンに給水して運び潅水だ。
炎天下の中で何度も行き来しなければならない。『嗚呼!井戸が欲しい。』
と幾度思ったことか詮無いことです。 (/_;)

この際だから恥を承知で喋っちゃうと、宝くじにでも当たったら、先ず以て井戸を掘ろう!そしてスプリンクラーを設置して 云々 などと荒唐無稽なことを考えながら潅水しているのです。

ふだんの日常生活では全く考える必要の無いことを、麦わら帽の頭の中では考えているのです。だから気分転換まちがいなしです。 (-_-;)

雨は九月の中旬ごろから降る様になりましたが、真夏日や熱帯夜はこの頃まで発生しました。下旬になってようやく涼しくなりました。

キュウリ・なす・トマトなどの夏野菜は非常に水喰いであることを改めて知らされました。同時にニガウリは反対に旱天・炎暑に強い作目であることも知らされました。

これからボツボツ収穫が始まるサツマイモはきっと、小ぶりではあろうが甘みのある引き締まったものに仕上がるでしょう。

地球温暖化傾向もハッキリしてきた、そんな夏でしたが秋の訪れに伴う一抹の寂しさ、と言うよりも去りゆく夏への哀惜の念が農園には漂っています。

    
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