イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

民主党に将来はない。終わった政党だ。

2013-07-29 11:49:36 | 国際・政治

 ブロマガ「孫崎享のつぶやき」「民主党に将来はない。終わった政党だ。」を読んでイワン・アサノヴィッチは、共鳴するところ多々だったので次のようなコメントを入れた。

小沢一郎は田中角栄の一番弟子でした。田中角栄は首相になって、原発事業がオール・アメリカ製であることに違和感・不都合を持った首相です。

地震も津波もないアメリカの原発建設技術が3・11震災で壊滅したことを見れば、田中角栄の違和感はむしろ政治家の先見性の一端だったのかも知れません。

田中角栄は自主独立の気概が強く、不都合なオール・アメリカ製原発から脱却するために、日本独自のウラン燃料を海外に求めました。

それは謂わば「米離反行為」だったのです。イワン・アサノヴィッチは角栄のその勇気だけは買います。アメリカは角栄の行動に怒りました。

しかし、そうこうしているうちに遙か彼方の米本土ではジェット戦闘機製造会社のロッキード汚職事件が突発しました。

即ちロッキード社のコーチャン氏が『日本の航空自衛隊の次期主力戦闘機は角栄に5億ドルの賄賂を送って、ロッキード社製に決めて貰った。』と証言したのです。

所謂「ロッキード事件」で田中角栄は首相の座から転げ落ちるのです。
小沢一郎も然りで、政権党幹事長になった直後、民主党国会議員団100人と共に中国詣をしていました。

ほどなく、地元岩手でゼネコン(西川建設)マネーが政治資金規正法違反に拘わったかのような報道が大々的に行われ、司直による弾圧が開始されました。小沢も角栄同様に権力の座から転げ落ちました。二人ともアメリカの怒りをかったからです。

考えても見て下さい。日本は、ペリー然り、マッカーサー然り、今回のアメリカスタンダードのTPP然りなのですが、「対米従属」という歴史的な宿痾を持って居る国なのです。即ち「アメリカの院政」がずっと布かれて居る国だったのです。

余談になりますが、だから中国も韓国も北朝鮮も日本が「アメリカのポチ」だと思っているから平気でイジメに掛かって来るのです。

この政治的な基軸を見逃すと政権論も政治家浮沈論も見えないし間違えてしまいます。
鳩山由紀夫も小沢一郎も居なくなった民主党には、対米従属の自民党に対局する意味も力も残念ながらなくなっています。

海江田や細野には荷が重いし、野田・前原は狡猾だし、今のままの再生なんて国民にとって不幸です。非米の独立した真の日本リベラルの決起が望まれますが今は難しいようです。<o:p></o:p>

 


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