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韓国時代ドラマ:イニョプの道

2018-10-24 22:22:24 | TV・ドラマ

深夜から本降り雨でしたが、夜明けとともに、上がり、晴れた秋空が、戻ってきました。


先月(9月)の中旬頃から、テレビ東京の朝8時台の連続ドラマ枠で、放映中だった『イニョプの道』が、完結したので、録画を視聴しました。

韓国時代ドラマは、50話~60話で、完結するものが多いようですが、この『イニョプの道』は、全20話と比較的コンパクトな作品です(それでも、日本のドラマ1クールよりは、長いですね)。

比較的、短い作品でしたが、なかなか良い出来だったと思います(視聴率は、良くなかったみたいですが・・・)。

両班(貴族)の娘が、父親の無実の罪で、の身分に落とされ、下女になりながらも、処刑された父親の名誉を回復し、閉門された家門を復活させるといった苦難の道のりを描いたドラマでした。

気位が高く、高慢だったクク・イニョプは、婚礼の最中に、父親が、大逆罪で、捕まり、自分自身も、(イニョプに嫉妬している)友人宅へ、下女として、仕えることになりました。
底意地の悪い奥方とその娘に、いたぶられ、理不尽な扱いを受けるイニョプでしたが・・・。

人間扱いされないと、両班階級との格差・・・李王朝の身分差別の凄まじさ、搾取する官僚達・・・、そんな中で、諦めることなく、自分を信じて、突き進む(このあたり、定番ですかね?)主人公・イニョプと、それを見守り、或いは、敵になった二人の男を主軸に描いていきます。
また、身分制度の厳しかった時代に、両班から下女に落とされ、虐げられた民衆の哀しみを知り、これまで、自分が如何に、傲慢だったか・・・を、知り、ひとを許すことを、知った主人公に、好感を持ちました。

高麗朝から、李氏朝鮮建国の祖・太祖こと李成桂(イ・ソンゲ)とその五男であり、三代目の太宗・李芳遠(イ・バンウォン)の確執も、もう一つの軸となっているようでした。
この親子関係は、昨年だったか、去年の終り頃だったか、同じテレビ東京枠で、放映された『六龍が飛ぶ』が、そのものズバリでしたが、今回の『イニョプの道』では、父親の太祖を、退位させ、中央政権を掌握した太宗が、朝鮮半島を掌握した時代でした。

この賢くも猜疑心の強い太宗役のアン・ネサンが、印象に残りました。
『華政(ファジョン)』で、蛟山(許筠/ホ・ギュン)役を演じておりましたが、異母弟を粛清し、父親とも対立し、分の息子も信じられない朝鮮王の雰囲気がありました。

主人公イニョプ役のチョン・ユミは、前述の『六龍が飛ぶ』にも、出演しておりましたし、『トンイ』でも、監察部の女官(のちに、尚宮)を演じておりました。

ひたすら、主人(イニョプ)に仕え、可愛く、元気者のサウォルの健気さも、爽やかな印象でした。

・・・このテレビ東京の朝の韓流ドラマ枠ですが、CMが多過ぎで、本編カットも半端ないのが、残念です(CMは、バンバン流してくれていいので、出来るだけ、カットしないでくださいとお願いしたいところです)。



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