鼎子堂(Teishi-Do)

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『狭き門より入れ』~世界を構築する深遠なる謎解き

2009-08-23 21:02:18 | Weblog
くもりがちな一日。

昨日は、先週に引続き都内へ。
PARCO劇場へ『狭き門より入れ』を観劇に。
自宅を出たのが、3時半くらいで、夕方は、秋の気配。

コンビニエンス・ストアを舞台に、現世界の終焉と新世界への移行の物語が展開していく。

さて、あなたは、新世界で生き残る事が出来るでしょうか・・・???

人口の約60%が眠りについたまま、目覚める事ない不思議な新型ウイルスの蔓延する現在。
会社を辞めて、実家のコンビニエンス・ストアに帰る途中のアマノ(佐々木内蔵介さん)は、踏切りで、8年前に死んだ友人とそっくりな男に助けられるものの・・・友人・ハカリ(中村亀之助さん)は、海で海難事故に遭遇し、遺体もあがらないままだったのに、突然、アマノの前に姿を現す。

最後の審判は、3日後。
新世界へ行けるひとと、このままだと3年後に破滅する旧世界へ取り残されるひとが選別される。
その選別のゲートを管理する門番が、アマノの父親だった。しかし父親は、病に倒れ意識不明。

アマノの実家であるコンビニには、アマノの弟・ユウジ(有川マコトさん)と万引きで捕まったウオズミ少年(中尾明慶さん)とアマノがリストラしたトキノヤさん(浅野和之さん)がいた。

アマノ、ウオズミ、トキノヤは、新世界への刷新を知る事になる。

全てを知る男・キシ(手塚とおるさん)は、謎をかける。

新世界へ行くには、ある条件をクリアしなければならない・・・。

コレまで、世界は、何度更新されたのだろう・・・。
人間を選別するメカニズムを知るキシとハカリ。
選別される側に立つアマノ、ウオズミ、トキノヤ。

世界を構築する謎解きの物語は、展開していく。

ほんとうに、面白かった。久々にドキドキした作品に回り逢ったような気がした。

さて、あなたは、条件をクリアして、新しい世界で、生き延びる事ができるでしょうか???・・・そんな深遠な謎を、作者で演出家の前川知大さんは、観客につきつけているようだ。

明日に続きます。

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