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『長谷川町子〔ちくま評伝シリーズ〕・筑摩書房編集部』

2014-10-20 22:52:14 | Weblog

くもりがち。昼過ぎから雨。


家人から本を借りた。
〔サザエさん〕と共に歩んだ人生  漫画家 長谷川町子

1992年心不全のため72歳で亡くなれた漫画家の長谷川町子さん。
アレからもう22年も経つのか・・・と思う。

日曜日の夕方は、サザエさん症候群。
サザエさんのエンディングテーマが聞こえると、明日は週明け、学校や会社に行きたくなくなるのだ。
私は、テレビアニメのサザエさんは、暫く、見ていないけれど、子供の頃から放映されていたし、漫画本の『サザエさん』も全巻所有している。

女性のプロ漫画家としての第一号で、デビューは、戦前。
太平洋戦争中後、夕刊フクニチで、デビュー後、大舞台の朝日新聞の連載へ。

ヒトの前に出るのを嫌い、イメージと実像が違う作家でもある。
庶民を描きつつ、富裕層であり、女系家族で、生涯独身。国民栄誉賞・・・さまざまな側面を持つ偉大な漫画家である。

先日。ふと思い出して、長谷川町子さんのお姉さんであり、NHK某国営放送の朝の連ドラの主人公である『マー姉ちゃん』こと、サザエさんの出版元である、姉妹社の社長であられたこと長谷川毬子さんの消息を調べてみたら、2年前に亡くなられていた。
長谷川家は、お母さんを始め、90歳以上の長生きを誇る家系である。
毬子さんも94歳とご長寿だった。

さて。この『ちくま評伝シリーズ』。
今年から刊行を始めたようで、シリーズとしては、この『長谷川町子』は、2冊目のようだ。
文字も大きく、巻末には、『設問』が、3問設けてある(・・・何の為だろう?)

もしかするとこの本は、中高生を対象として書かれたもの・・・なのかもしれない。
どういうコンセプトの上に出版された本なのか、イマイチ・・・よくわからないのだけれど。
(因みに、第一巻は、スティーブン・ジョブス、二巻目は、本書、三巻目は、アルベルト・アインシュタイン、四巻目は、マーガレット・サッチャー、五巻目は、藤子・F・不二雄、六巻目は、本田宗一郎・・・どういう基準で、評伝の人選をしているのだろうか・・・いづれも故人であるが・・・???まあ、評伝だから、故人であろうからな・・・。いまひとつ選考基準が曖昧なような気もしないでもない・・・?

本書は、サザエさん入門編・・・とでもいう本なのだろうか?

だとしたら・・・まず、『サザエさんうちあけ話(長谷川町子・著)』をご一読してみることをお勧めする。


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