鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

歴史ドラマ起案の裏の裏・・・

2012-07-09 22:51:44 | Weblog
夏日ながら、熱を帯びていない爽やかな乾いた風の立つ1日。


私は、お侍さんの出てくる時代劇が好きです。
お侍さんの、出てこない時代劇も好きです・・・。
・・・ここまで、書いて、ふと思ったのですが、お侍さんが出てくるドラマを時代劇(或いは、時代小説)、お侍さんが出てこないドラマ(或いは小説)は、歴史劇・・・或いは、歴史小説・・・という区分けでよいのか、間違っているのか・・・。

とにかく、全部ひっくるめれば、歴史劇(或いは、歴史小説)・・・ってことでいいのかもしれません。
(念のためですが、私は、歴女では、ございませんので、悪しからず)

その時代劇或いは、歴史劇は、某・国営放送が日曜日の夜の20時から、もう半世紀・・・その手のドラマのための枠として、『大河ドラマ』という固有名詞で呼ばれておりますが、延々と放送し続けている・・・ということは、日本の国民は、やはりこの手のドラマが好きなのかもしれません。

悠久の大河を冠したドラマですから、それはやはり、国家レベルの壮大な物語或いは、史実でなくては、いけないようです。
・・・ということは、ドラマ性のある戦国時代か、或いは、明治維新か、その後、庶民の時代を迎える太平洋戦争前後・・・あたりの物語が、抜きんでて多いのはそのためかと思われます。

取りあえず、戦国期とか、明治維新あたり、やっておけば、ソコソコ、視聴率が取れるからな~~~。
反対に、タブーな時代もあるようで、皇室が二つに分かれた南北朝は、ご法度(過去に、『太平記』があるにはあったケド・・・)。
その延長線から、平安時代も、かなりヤバいのかも・・・。所謂、パンドラの箱かもね?
奈良朝あたりも、近親婚が、ほとんどだし、あまり教育上、宜しくないか・・・と思われるフシもなきにしもあらず・・・。
さわらぬ神に祟りなし・・・ってこともあるかもしれませんが・・・。

私としては、奈良期・平安期・・・というのは、相当、面白いと思っているのですが、どうも、一般受けしないようですね。
インパクトのある登場人物が、あまりいないし、ある程度、史実に基づいて描けば、なにやら、遠回しな皇室批判にもなりかねないし・・・。
登場人物の名前覚えるだけで、大変だし。

そこで、某国営放送は、考えた・・・やっぱ、戦国か維新やっとけや・・・。

・・・でもって、平安期は、衣装とセットに、カネかかるから、NGやね。
(現行のドラマは、なにやら平安期らしいけれど、つまらなそうなんで、見ていません)

ドラマ化される作品を見るにつけ、某国営放送の台所事情まで、考えてしまう私って・・・。


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