鼎子堂(Teishi-Do)

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『姫子と7人のマモル』~伽藍を捨ててバザールへ向かえ!恐竜の尻尾に頭を見つけろ!

2010-12-26 21:04:51 | Weblog
よく晴れて、寒い今年最後の日曜日。


昨日は、新宿のスペース・ゼロへ、 『姫子と7人のマモル』を観劇に。
もしかすると・・・ワタシは、観劇するべき演目を間違えたのかも知れません・・・。
会場のお客さんは、96%(推定)女性。
・・・ここは、おばさん(ワタシ)が、混入してもよい場所なんでしょうか?

・・・D-Boysというアイドル系?(・・・らしい)の3人の綺麗な顔のお兄さん達の舞台でした。
このD-Boysというお兄さん達については、公演後、電車の中で、劇場でもらったチラシで知った次第でして・・・。

結論を申し上げます。
ストーリーは、なかなか面白い。
特に、ヒロイン?の平田敦子さんは、適役です。

ただし・・・このD-Boysというユニットの関係者以外には、分らないネタが満載。
身内(ファン)にとっては、最高に面白いのでしょうが、部外者のワタシには、何が面白いのか・・・何がこの方々のツボなのか・・・理解できませんでした。


姫子の恋人の絵本作家志望のマモルは、姫子のヒモになりはてて、お金もない、本も売れない・・・といったていたらく。このマモルと別れると決心して、心機一転、引越しを決意。そしてマモルから貰ったプレゼントを全部、捨てたことから、物語は、始まります。
マモルが、姫子に贈った時計・お財布・ビニール傘・ストラップ、そして、ソウルで、見知らぬ男(その後、再会しますが・・・)にもらった口紅が、それぞれの『マモル』に姿を変えて、姫子の前に現れます。
そして姫子が、大切にしているマモルが描いた絵本の主人公マモルマン。
新月の魔法が解けるまで、6人のマモルが、そして人間のマモルが、織りなすファンタジック・メルヘン調な仕上がり。

あんなに、毎日、一緒にいたのに、まだまだ使えるのに、大切な恋人にもらったものなのに、捨ててしまわれる『モノ』たちのドラマ。捨てられたモノが綺麗な男の子として現れるのです。

ホロリ・・・とさせられる一面もあり。

設定に多少、無理があるか・・・時給790円の姫子が、東京暮らしで、部屋を借りて、12年間で、一千万円貯められるのだろうか・・・(芝居なんだから、何でもアリなんだけれどね)。でも、スーパー・寿司レディ『姫子』役の平田さんならアリかも・・・と思わせてしまうあたり、凄い・・・。

ワタシが知らないだけなのか、世間的に知名度が高いのか?『D-Boys』というユニット。
全国的なメジャーでなくとも、或る程度の規模であれば、その規模の中で、頂点を極められるマーケットの分散化・・・橘怜氏の『残酷な世界で生き残るたったひとつの方法』のキーワード『伽藍を捨てて、バザールに向え!恐竜の尻尾に頭を見つけろ!』・・・その典型をみたのが、今日の公演でした。
(申し訳ありません。わかるひとにしか、わからないタトエで、劇評になっていないのですが・・・)

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