鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

映画:ジャイアンツ

2018-12-12 23:23:23 | 演劇・映画

昨夜の宵から降りだした雨も、午前10時頃には、すっかり止んで、すこし暖かくなってきました。

本日は、朝から、相方と隣々市のシネマ・コンプレックスへ。

この映画館は、毎日、午前10時からリバイバル映画を上映していて、今回は、1956年封切りのハリウッド映画『ジャイアンツ』でした。

24歳で、この世を去ったかのジェームス・ディーン最後の映画で、以前から、観たいと思っていたのですが、なかなか観るチャンスがありませんでした。
先週、同映画館で、上映が開始したので、是非とも・・・。


1920年代の豊かなアメリカ。

荒野であるテキサスの大牧場主・ビッグ(ロック・ハドソン)に嫁いできたイギリスの上流階級の娘・レズリー(エリザベス・テイラー)の25年間の物語。

アメリカ南部のテキサスは、レズリーの育ったメイン州とは、同じアメリカでも別の国。

そのアメリカでありながら、別の国・テキサスの地に根を下ろし、牧場の仕事、被差別民のメキシコ人労働者の福利厚生を視野に入れ、人種差別、偏見などをつぶさに見ながら、3人の子供を育てていきます。

子どもたちもやがて、ビッグとレズリーの思いとは別に、それぞれの道を歩んでいきます。

夫であるビッグに反抗的なテキサス人の使用人ジェット(ジェームス・ディーン)は、牧場の女主人であったラズから、わずかばかりの土地を遺産として受け継ぎ、その土地に、油田の油脈を見つけ、石油を掘り当てます。

石油がなければ、世の中が、動かなくなってきた時代に、ジェットは、テキサスの石油王に君臨し、かつての主人であったビッグと立場が逆転することになりました。
巨万の富を得ても、ビッグの妻であるレズリーだけは、手に入れることができないジェットは、苦悩します。


ジェームス・ディーンの最後の出演作品になりますが、所謂、咬ませ犬役で、セリフも、登場時間も、そう長くない・・・それでも、主役を食ってしまった早世の俳優が彼でした。

ただ、ジェームス・ディーンを見るなら・・・やはり、『エデンの東』でしょう。


そして・・・たぶん、若い頃、この映画を観ても、よくわからなかったと思います。


上映時間約3時間半。