世間は、平日ですが、私は休日。会社が、お休みなんで。くもりがちですが、猛暑日。
・・・今日の御題。
ガラスの仮面44巻・・・なんでぇ?1年も前に出ていたのぉ・・・???ということで、早速、購入。
一向に先に進まなかったストーリーもそろそろ動き出すのか・・・。
久々に、主人公・北島マヤの本領発揮ですな。
普段は、チビで、地味で、目立たないマヤですが、舞台に立つと、千の仮面をもち、千のオーラを纏う・・・舞台の申し子、舞台の女神に選ばれし、唯一の女優ですからね???
ガラスの仮面は、登場人物の心がわからないと役づくりのできないマヤと、最初から、心よりヴィジュアル勝負の姫川亜弓とのタイマン勝負に、その原点があるようです。
両親のステータスも美貌も才能も全て持ち合わせてまさに選りすぐりのエリートである姫川亜弓は、いつまで経っても満足できない・・・。
演劇界の幻の名作『紅天女』を自分が演じるまでは。
それが、姫川亜弓が、姫川亜弓であるための証であるかのように・・・。
一方、孤児で、何の後ろ盾もなく、ただ、唯一与えられた才能が、演技の『天才』という北島マヤ。
(・・・なんか、十数年前の『家なき子』というドラマを思い出させますね・・・安達祐実さん主演の・・・。長じて北島マヤ役もやってましたが・・・。上梓されたのは、ガラスの仮面の方が先ですがね。)
これは、物語上、ものすごく、公平なことだと思います。
フェアというか、持てるものと持たざるものの目に見えない境界にある『天賦の才能』というヤツに手が届かない姫川亜弓のジレンマがそこにあるからです。
だって、姫川亜弓が、『天賦の才能』まで、手にしてごらんなさい。
姫川亜弓は、そのものが『神』になってしまいますからね。
物語が終わってしまうもの・・・。
そして、これは、(富も美貌も)持てないモノ(北島マヤ)の経済的ドラマと言っても過言ではありません。
目に見えない財源(才能)をどう活用していくか・・・、どう見せるか・・・。
圧倒的に、持たざるもののカテゴリーに所属する読者(庶民)は、北島マヤに自分を見るわけです。
とりわけ、普通より貧しい少女・マヤが、全てを持っている亜弓から、圧倒的な勝利を勝ち取るという・・・演劇と言う狭い世界での話ですが・・・。
現実的にみて、姫川亜弓は、もう北島マヤと戦う必要は、ないわけです。
既に、生まれたときから、全てをもっているのですから・・・。
そんな姫川亜弓に、神(作者・美内すずえさん)は、新たな試練を与えます。
多分、コレは、姫川亜弓が、新たな演劇の神になるための儀式でしょう。
そして、それは、演劇という神格をもったふたりの女優の新たなる対立の幕開けでしょう。たぶん・・・。
・・・今日の御題。
ガラスの仮面44巻・・・なんでぇ?1年も前に出ていたのぉ・・・???ということで、早速、購入。
一向に先に進まなかったストーリーもそろそろ動き出すのか・・・。
久々に、主人公・北島マヤの本領発揮ですな。
普段は、チビで、地味で、目立たないマヤですが、舞台に立つと、千の仮面をもち、千のオーラを纏う・・・舞台の申し子、舞台の女神に選ばれし、唯一の女優ですからね???
ガラスの仮面は、登場人物の心がわからないと役づくりのできないマヤと、最初から、心よりヴィジュアル勝負の姫川亜弓とのタイマン勝負に、その原点があるようです。
両親のステータスも美貌も才能も全て持ち合わせてまさに選りすぐりのエリートである姫川亜弓は、いつまで経っても満足できない・・・。
演劇界の幻の名作『紅天女』を自分が演じるまでは。
それが、姫川亜弓が、姫川亜弓であるための証であるかのように・・・。
一方、孤児で、何の後ろ盾もなく、ただ、唯一与えられた才能が、演技の『天才』という北島マヤ。
(・・・なんか、十数年前の『家なき子』というドラマを思い出させますね・・・安達祐実さん主演の・・・。長じて北島マヤ役もやってましたが・・・。上梓されたのは、ガラスの仮面の方が先ですがね。)
これは、物語上、ものすごく、公平なことだと思います。
フェアというか、持てるものと持たざるものの目に見えない境界にある『天賦の才能』というヤツに手が届かない姫川亜弓のジレンマがそこにあるからです。
だって、姫川亜弓が、『天賦の才能』まで、手にしてごらんなさい。
姫川亜弓は、そのものが『神』になってしまいますからね。
物語が終わってしまうもの・・・。
そして、これは、(富も美貌も)持てないモノ(北島マヤ)の経済的ドラマと言っても過言ではありません。
目に見えない財源(才能)をどう活用していくか・・・、どう見せるか・・・。
圧倒的に、持たざるもののカテゴリーに所属する読者(庶民)は、北島マヤに自分を見るわけです。
とりわけ、普通より貧しい少女・マヤが、全てを持っている亜弓から、圧倒的な勝利を勝ち取るという・・・演劇と言う狭い世界での話ですが・・・。
現実的にみて、姫川亜弓は、もう北島マヤと戦う必要は、ないわけです。
既に、生まれたときから、全てをもっているのですから・・・。
そんな姫川亜弓に、神(作者・美内すずえさん)は、新たな試練を与えます。
多分、コレは、姫川亜弓が、新たな演劇の神になるための儀式でしょう。
そして、それは、演劇という神格をもったふたりの女優の新たなる対立の幕開けでしょう。たぶん・・・。