鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

新感線☆RX☆薔薇とサムライ②これは、経済ドラマなのか・・・?

2010-04-19 21:01:47 | Weblog
よく晴れて気持ちの良い一日。

昨日の続きです。

このお芝居、17世紀のヨーロッパが舞台となっています。
鎖国後の日本を飛び出した稀代の大泥棒・石川五右衛門が、女海賊の用心棒となっての大活劇ということですが・・・。

現在の日本の若者は、貯蓄重視で、あまり購買意欲がない・・・という記事を読んだことがあります。
お金が、一箇所に停滞してしまうわけですね。
キャッシュ・フローが上手くまわらないと、経済も停滞し、不景気は続く、不景気が続くから、お金を大事に溜め込む・・・というスパイラルな構造。

このドラマの中で、天海祐希さん演じる海賊・旋風のアンヌに、
『カネは、使わないと意味がない。ケチケチ溜め込むのは、死に金だ。人からヒトへめぐりめぐって、世界と交易をして、港を富ませる。港が豊かになれば、国も栄える。』
と言わせています。

今の日本の閉塞状態を解くヒントでもあるような・・・。

キャッシュ自体は、単なる物質にすぎない。
このキャッシュを上手に活かすか、或いは、このキャッシュによって翻弄されて不幸になるかは、使い方次第ってとこなんでしょうね。
ヒトが考え出したバーター(交易)の手段・・・お金。
ヒトが幸せになるように使わなければ、きっとナンの意味も持たないのでしょう。

薔薇とサムライは、一種の経済ドラマと言っても、過言ではないでしょう。

建前は、娯楽活劇だけれども。

天海祐希さん演じる海賊・旋風のアンヌは、兎に角、みていて気持ちがいい。
ヴィジュアルも美しいし、華のある女優さん。
女優さん独特のベタベタ感がまるでなくて、ハンサム・ウーマンを地で行くような・・・凛として飾らない天然の美しさ・・・。

宝塚のベルサイユの薔薇のオスカル復活・・・ってシーンもあって、天海さんあってのアンヌ役です。


明日に続きます。