市民のみなさんによびかけていた、堺市長および教育長充ての、
「(第二次)堺市立図書館における特定図書排除に関する申し入れ書」を
堺市役所本庁高層10階の教育委員会に、ぶじ提出しました。
今回、わたしは自宅待機、11時過ぎに関西の仲間が
堺市役所に持参してくださったのです。
第二次の申し入れは、上野千鶴子さんを筆頭に、
市民97名/議員5名/5団体の連名の申し入れ。
申し入れ人の合計は、前回11月7日提出の「議員41名/2団体」とあわせて、
「市民97名/議員46名/7団体」になりました。
申し入れに加わっていただいた皆さん、ありがとうございます。
回答は、教育長名で、文書で届く予定です。
回答が届いたら、また報告します。
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今回の問題にかかわって、排除する側のひとの議論も読んで、
はっきりしてきたのは特定図書を排除したい人たちは、
「わいせつ」「性的」な本として、「同性愛」を嫌悪し、
「ボーイズラブ」自体を排除したいということです。
ボーイズラブを説明したブログがあるので、紹介します。
・BLとBL読みを貶めるのもいい加減にしてもらいたい。
(__ScrapBook of Plumber11/10)
わたしは、少なくとも、予断と偏見を持たないようにして、
9月にまず5499冊(5706冊)の図書リストを入手し、
10月には図書館をじっさいに視察して、特定された図書を見ています。
その上で、本の内容に踏み込まないお金の観点から、
住民監査請求という手法で「処分の差し止め」をしました。
で、西船橋事件の最高裁判決から、
どのような本であっても、排除は違法、というのがわたしの主張です。
内容について触れてこなかったのは、議論が分かれる問題については、
監査請求のほうが整理しやすいからです。
とはいえ、排除する側の議論が、あまりに差別的なので
どうしても、ひとこと言いたくなりました。
図書館にあるBL本は、「露骨な性表現」の本ばかりではなくて、
「ボーイズラブ」という分野の文字で書かれた小説です。
一部「露骨な性表現」の本もあるかもしれませんが、それは、
BLでくくるよりは、官能小説の分野に入るのでしょう。
特定図書を嫌う人たちは、同性愛小説そのもの排除せよといっているのに等しい。
その要求によって、自発的に5499冊の本を一律に閉架に動かした
図書館側にも、「ボーイズラブ」に対する予断と偏見があったのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/8e/586916cdf4829a74954129037d80d792.jpg)
受け取った図書リストを見て、びっくり。
最初のページには、わたしも知ってる栗本薫さんのシリーズ。
10枚ほどを見ても、講談社X文庫、角川ルビー文庫、集英社コバルト文庫、
二見書房、徳間書房、小学館などの大手出版社の本がずらりと並んでいます。
これが、ほんとに全部ボーイズラブ??
男女の恋愛小説で、露骨な性表現の本を一切置かないのならともかく、
どの図書館も探し出せば「セックスとバイオレンス」にあふれています。
図書館の内規に、異性愛の官能小説を購入しない一定のコードがあるのなら、
それを、「ボーイズラブ」に当てはめればすむ話です。
百歩譲って、匿名市民は一度も姿を現していないわけですから、
いま図書館の書架に置かれている5499冊の本を見てないはずです。
それを「ボーイズラブはいけない」とひとくくりにして、
さらに処分(除籍・廃棄)しろと言っている。
偏見と嫌悪感から、特定の他人を名指しして社会から排除するのは、
「セクシュアルマイノリティへの差別」としか言いようがなく、
図書を排除するのは「焚書」です。
この問題に取り組んで、デリケートな問題だから触れないほうがよい、とか、
BL本を排除から擁護することをタブー視する声があり、
ぎゃくに、悩んだ末に賛同します、という反応もありました。
巷にあふれるBL本の悪いイメージをことさらに振りまいて、
自己規制を迫るのは、差別する側の常套手段です。
だからこそ、わたしはいいたい。
図書を選別し、区別し、隠すことこそ「差別」につながる、と。
「ボーイズラブ」を書く人、読む人がいてもいいでしょう。
もしかしたら、わたしが愛読者かも知れないし、
自分が読みたくなければ読まなければよいだけの話で、
他人にまで一律に読ませない、というのは余計なお世話。
わたしが読みたくない本だって、図書館にはいっぱいあります。
本というものは、ひとがみずから手にとって、開いて読むものです。
本は、だれかに読まれるために、書かれている。
そのなかに何が書かれ、そこから何を感じ、読み取るかは、
読者自身が決め、他人がきめることではない。
子どもにだって、だれにだって、内心の自由があり、
他人に侵されたくないセクシュアリティがあります。
わたしは、その自由を、だれにも侵されたくない、侵したくもない。
「わたしが読む本は、わたしが決める。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/dd/4ac121baf8945ead66541cf5209b921d.jpg)
とここまで一気に書いて、買い物に行こうと外に出たら、
今日は満月でした。
おつきさまが明るすぎて、なかなかきれいに写せません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/15/878471f321452c227749654e18a9b0b4.jpg)
「月の裏側」どうなってるんでしょうね。
写真をクリックすると拡大。その右下のマークをクリックするとさらに拡大
最後まで読んでくださってありがとう![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart.gif)
「一期一会」に![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/fb/2974d9b2f091ea10e4ba5b7b4ffe6039.png)
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明日もまた見に来てね
「(第二次)堺市立図書館における特定図書排除に関する申し入れ書」を
堺市役所本庁高層10階の教育委員会に、ぶじ提出しました。
今回、わたしは自宅待機、11時過ぎに関西の仲間が
堺市役所に持参してくださったのです。
第二次の申し入れは、上野千鶴子さんを筆頭に、
市民97名/議員5名/5団体の連名の申し入れ。
申し入れ人の合計は、前回11月7日提出の「議員41名/2団体」とあわせて、
「市民97名/議員46名/7団体」になりました。
申し入れに加わっていただいた皆さん、ありがとうございます。
2008年11月13日 堺市長 木原敬介 様 堺市教育長 芝村巧 様 (第二次) 堺市立図書館における特定図書排除に関する申し入れ書 本年7月から8月頃、堺市立図書館において、一匿名市民から電話やメールで特定図書に対し執拗な撤去要求がなされ、依頼を受けた市議会議員も介入したことにより、所蔵図書5,499冊が「BL(ボーイズラブ)本」として、市立図書館から一律に利用者の目に触れない閉架に移されています。 堺市公式ホームページ「市民の声Q&A」では、(市民の声)「中央図書館とお話し、書庫のBLも処分するとのことです」「すみやかにBLを換金し、他の有益な図書の購入費に当てるよう、強く強く要望いたします」に対し、(市の考え方)として「今後は、収集および保存、青少年への提供を行わない」と回答しています。 堺市立図書館は、堺市の「公の施設」(図書館法2条2項、地方自治法244条)であり、「堺市立図書館条例」によって設置され、図書は「堺市立図書館 資料収集方針」に基づいて市民の税金で収集・管理され、「資料除籍基準」「資料保存基準」にしたがって除籍・保存されています。 「資料収集方針」にしたがって購入した図書を、一匿名市民、議員の不当な圧力に起因する思いつきの閉架扱いにしたことは、著しく恣意的で、管理者に許された裁量を著しく逸脱した違法な行為です。「堺市立図書館 資料収集方針」は、「図書館の自由に関する宣言」「図書館員の倫理綱領」に則って基本方針を定めており、今回の一連の行為は、「図書館法」および「図書館の自由に関する宣言」「図書館員の倫理綱領」にも違反します。図書の違法な排除および除籍は、知る権利、知る自由の侵害で、けっして許されることではありません。 特定図書を排除する行為は、思想の自由、表現の自由、憲法に定められた基本的人権を侵害し、かつ、禁止された検閲であって「日本国憲法」に明らかに違反しています。 公立図書館は、地方自治法第244条「普通地方公共団体は、住民の福祉を増進する目的をもつてその利用に供するための施設(これを公の施設という)を設ける。」によって設置されており、「2 普通地方公共団体は、正当な理由がない限り、住民が公の施設を利用することを拒んではならない。」「3 普通地方公共団体は、住民が公の施設を利用することについて、不当な差別的取扱いをしてはならない。」と規定しています。特定意図による図書の排除や処分は、住民の権利を侵害しもしくは住民を差別するものであり、「地方自治法第244条」第2項及び3項に違反します。 これらの図書は「大阪府条例の有害図書にあたるものは一切ない」(11/5朝日新聞)にもかかわらず、「青少年への提供を行わない」とされています。この決定は、「児童の権利に関する条約」(子どもの権利条約) の、「意見を表明する権利(第12条) 」「表現の自由についての権利 (第13条)」「思想、良心及び宗教の自由についての権利 (第14条)」「干渉又は攻撃に対する保護(第16条)」に反しています。同時に、BL図書の排除は、直接的であると間接的であるとを問わず、性別による権利侵害および差別的取り扱いを禁止した、「堺市男女平等社会の形成の推進に関する条例」にも違反しています。 以上のように、わたしたちは、公立図書館からの特定図書の排除をとうてい容認することはできません。すみやかに当該排除、廃棄行為を中止しもしくは現状復帰されるように求めます。 また、今回の特定図書排除に関して、公文書やウエブサイトから、市議会議員の関与が明らかになっています。このような、「公の施設」に対する市議会議員の介入を看過することはできず強く抗議するものです。 以上、申し入れるとともに下記の2点について、11月14日(金)までに、文書で誠意ある回答を求めます。 記 1.「中央図書館とお話し、書庫のBLも処分するとのことです」に対する、「今後は、収集および保存、青少年への提供を行わない」との市の回答は、特定図書の処分(廃棄)を前提にしたものなのか。説明を求める。 2.今回、一部の市議会議員の個人的主張に市の基本姿勢が揺らいだことは間違った市政運営ではないか。 以 上 上野千鶴子 東京大学大学院教授 「ジェンダー図書排除」究明原告団・代表 (別紙)市民97名/議員5名/5団体 |
回答は、教育長名で、文書で届く予定です。
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はっきりしてきたのは特定図書を排除したい人たちは、
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「ボーイズラブ」自体を排除したいということです。
ボーイズラブを説明したブログがあるので、紹介します。
・BLとBL読みを貶めるのもいい加減にしてもらいたい。
(__ScrapBook of Plumber11/10)
わたしは、少なくとも、予断と偏見を持たないようにして、
9月にまず5499冊(5706冊)の図書リストを入手し、
10月には図書館をじっさいに視察して、特定された図書を見ています。
その上で、本の内容に踏み込まないお金の観点から、
住民監査請求という手法で「処分の差し止め」をしました。
で、西船橋事件の最高裁判決から、
どのような本であっても、排除は違法、というのがわたしの主張です。
内容について触れてこなかったのは、議論が分かれる問題については、
監査請求のほうが整理しやすいからです。
とはいえ、排除する側の議論が、あまりに差別的なので
どうしても、ひとこと言いたくなりました。
図書館にあるBL本は、「露骨な性表現」の本ばかりではなくて、
「ボーイズラブ」という分野の文字で書かれた小説です。
一部「露骨な性表現」の本もあるかもしれませんが、それは、
BLでくくるよりは、官能小説の分野に入るのでしょう。
特定図書を嫌う人たちは、同性愛小説そのもの排除せよといっているのに等しい。
その要求によって、自発的に5499冊の本を一律に閉架に動かした
図書館側にも、「ボーイズラブ」に対する予断と偏見があったのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/8e/586916cdf4829a74954129037d80d792.jpg)
受け取った図書リストを見て、びっくり。
最初のページには、わたしも知ってる栗本薫さんのシリーズ。
10枚ほどを見ても、講談社X文庫、角川ルビー文庫、集英社コバルト文庫、
二見書房、徳間書房、小学館などの大手出版社の本がずらりと並んでいます。
これが、ほんとに全部ボーイズラブ??
男女の恋愛小説で、露骨な性表現の本を一切置かないのならともかく、
どの図書館も探し出せば「セックスとバイオレンス」にあふれています。
図書館の内規に、異性愛の官能小説を購入しない一定のコードがあるのなら、
それを、「ボーイズラブ」に当てはめればすむ話です。
百歩譲って、匿名市民は一度も姿を現していないわけですから、
いま図書館の書架に置かれている5499冊の本を見てないはずです。
それを「ボーイズラブはいけない」とひとくくりにして、
さらに処分(除籍・廃棄)しろと言っている。
偏見と嫌悪感から、特定の他人を名指しして社会から排除するのは、
「セクシュアルマイノリティへの差別」としか言いようがなく、
図書を排除するのは「焚書」です。
この問題に取り組んで、デリケートな問題だから触れないほうがよい、とか、
BL本を排除から擁護することをタブー視する声があり、
ぎゃくに、悩んだ末に賛同します、という反応もありました。
巷にあふれるBL本の悪いイメージをことさらに振りまいて、
自己規制を迫るのは、差別する側の常套手段です。
だからこそ、わたしはいいたい。
図書を選別し、区別し、隠すことこそ「差別」につながる、と。
「ボーイズラブ」を書く人、読む人がいてもいいでしょう。
もしかしたら、わたしが愛読者かも知れないし、
自分が読みたくなければ読まなければよいだけの話で、
他人にまで一律に読ませない、というのは余計なお世話。
わたしが読みたくない本だって、図書館にはいっぱいあります。
本というものは、ひとがみずから手にとって、開いて読むものです。
本は、だれかに読まれるために、書かれている。
そのなかに何が書かれ、そこから何を感じ、読み取るかは、
読者自身が決め、他人がきめることではない。
子どもにだって、だれにだって、内心の自由があり、
他人に侵されたくないセクシュアリティがあります。
わたしは、その自由を、だれにも侵されたくない、侵したくもない。
「わたしが読む本は、わたしが決める。」
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とここまで一気に書いて、買い物に行こうと外に出たら、
今日は満月でした。
おつきさまが明るすぎて、なかなかきれいに写せません。
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「月の裏側」どうなってるんでしょうね。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_thank.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/sayonara.gif)
特定図書を排除する行為は、思想の自由、表現の自由、憲法に定められた基本的人権を侵害し、かつ、禁止された検閲であって「日本国憲法」に明らかに違反しています。
とありますが、これはとてもおかしい。
Wikipediaによると、検閲について次のように書かれています。
最高裁判所の判決によれば、日本国憲法21条2項にいう「検閲」とは、「行政権が主体となって、思想内容等の表現物を対象とし、その全部又は一部の発表の禁止を目的とし、対象とされる一定の表現物につき網羅的一般的に、発表前にその内容を審査した上、不適当と認めるものの発表を禁止することを特質として備えるもの」とされる。
今回問題のボーイズラブ本は、世の中一般に販売されており、どこの書店でも購入することができる。だれでも読みたければ買って読めるのであり、憲法で禁じている検閲とは全く関係がない。
「日本国憲法」に明らかに違反すると信じるのであれば是非裁判で戦っていただきたい。戦う価値は十二分にあるはずだ。憲法解釈が画期的に変更することになるのだから。
寺町さんは本当に検閲だとお考えなのですか?
福井県の生活学習館から、議員に頼んで行政に圧力をかけ、図書を排除した張本人のあなたと、図書排除問題について、不毛の(平行線の)議論をするつもりはありません。
福井の図書排除事件も「表現の自由の侵害および検閲」であり、知事が間違いを認めて、部長が謝罪して決着がついています。
それを認めないなら、どうぞご自分のブログ、または他のサイトで持論を展開してください。
あなたにお答えするつもりはありませんし、不愉快ですから、今後、当ブログへのコメント、およびトラックバックは、お断りします。
>あなたにお答えするつもりはありませんし、不愉快ですから、今後、当ブログへのコメント、およびトラックバックは、お断りします。
は、今までの「一期一会」のみどり様の精神に反していると思います。
近藤氏は、匿名でもなく、反対派の集会にも堂々と参加する骨のある方だと推察いたします。
どうど、寛容であって下さい。
ではなく、
なかなか難しいようですね。 読みました。
>みどりは、心が狭い、と言いふらしていただいて、けっこうです(笑)。
天にしたツバは、自分に落ちてくると思っていますから、そんなことはいたしません。
私は管理様は、尊敬しております。
これからも、よろしく
一部のリストを見させて頂きました。
今まで図書排除問題は納得できない所もあれど、排除されたものがBLであれば致し方ないと思っていました。
しかし、リストの一部を見て、認識が間違っていたのだと気付きました。
まさか、表紙に男性だけが描かれたものや男性が主人公の少女小説を内容に関係なくBL認定しているとは思わなかったもので。
「BL」排除という言葉に騙された!という感じです。
野梨原花南 著「救世主によろしく」は、健全なファンタジー小説です。BLですらありません。
「炎の蜃気楼」も少女小説です。これをBL扱いしたらファンに怒られると思います。
まあシリーズ中期から性描写は出てきますが、BLには分類されません。
栗本薫はBLの概念がない時代の本ですし、リストにあがっている本は登場人物がゲイという設定であるだけの文学ではないでしょうか。
もとより90年初期にはBL小説というジャンル自体がなかったように思います。だったら三島文学はどうなるんでしょ?
他にもリストにあがっている秋月こうですが、(リストにある本は読んだ事はないので分かりませんが性描写がウンタラ~という割には)かなりソフトな部類に入ると思いますし、山藍紫姫子はBLというより耽美、官能文学ではないでしょうか。
それに山藍紫姫子は中高生が一般に読むタイプの作家ではないですしね。
排除肯定派は「子供に向けた」BLが有害という論調じゃなかったのかな。ちなみに栗本薫も子供向けではないですね。
ちなみに野梨原花南の「ボーイズラブではない」ファンタジー小説は古く現在廃刊になっているので図書館で読めるのは貴重です。
残念ながら破棄されたしまったようですが。
一部のリストだけでこんな感じなら、図書館が排除した5499冊の中には、かなりの割合でBLジャンルではない小説も含まれているのではないかと心配になりました。
ここまでくると、排除された当事者、作家が抗議してもいいと思うんですよね。
堺市図書館では、女性が書いたファンタジー小説は主人公が男性である=BLという理由で排除しておきながら、男性向けロリエロ小説「Kanon」(挿絵もエロ)や富士見ファンタジア文庫の反社会的性描写が満載の「みなごろしの学園 デビル17」は自由に貸し出しできるそうですね。
ちなみに男性向きエロを貶める意図はないです。
ただ非常に矛盾した話だなぁと思いますね。
排除肯定派はダブルスタンダートが口癖ですが、ダブルスタンダートなんて生やさしいもんじゃない、根深い差別思想がありそうだな、と思ったものです。
今回の問題はただのBL排除ではなく、正確にはBL小説、少女小説、女性作家排除になるんじゃないでしょうか。
リストの図書について、詳しい解説をありがとうございます。
>今回の問題はただのBL排除ではなく、正確にはBL小説、少女小説、女性作家排除になるんじゃないでしょうか。
わたしは一目見て、BLばかりじゃないと思いました。
BLとはなにかという定義も、どんな本をカウントするのか、の統一した基準もなしに、文庫本と新書版の「表紙と挿絵にイラストがあるもの」を、全館調査で大きく網をかけたのというのが実情でしょう。
図書館側が混乱していたとはいえ、そんな必要があったのか。
たった一人の匿名市民の、メールや電話で図書館が動いたということが、にわかには信じられませんでした。
>一部のリストだけでこんな感じなら、図書館が排除した5499冊の中には、かなりの割合でBLジャンルではない小説も含まれているのではないかと心配になりました。
このリストが2種類で約1000枚ありますが、図書についての分析はこれからです。
回答も届いたので、図書を著者別、年代別に分類しようと思っています。
>ここまでくると、排除された当事者、作家が抗議してもいいと思うんですよね。
福井事件の排除本153冊は、当事者の著者および出版社に連絡しましたが、まだ、リストが明らかになっていないので、ご存じないのだと思います。