みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

読書日記 社会学者・上野千鶴子さん 原発は政治、事故は人災

2016-09-01 18:07:02 | ジェンダー/上野千鶴子
岐阜に行く用事があったので、
高島屋11階の「あかさたな」で昼ごはん。

わたしは、極細麺のごまラーメンセット、

つれあいは、平打ち麺の冷やし中華単品。
ちょぼ焼きはもうやいっこ、白玉みつまめはセットのデザート。


数日前もホームセンターバローメガストア羽島インター店で外食。

つれあいは、寿がきやの冷やしラーメン。
なぜかいつも冷やし中華系ですね(笑)。

わたしはお好み焼きミックス。


オマケ。今年初めて食べたいちごミルク。
ふわふわでおいしかったです。

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ところで、
毎日新聞夕刊に毎週掲載される「読書日記」。
今週の筆者は上野千鶴子さんでした。

もちろん「原発は政治、事故は人災」の記事の内容もよかったのですが、
ヘルメットをかぶったカラー写真もgoodです。

  読書日記
今週の筆者は社会学者・上野千鶴子さん 原発は政治、事故は人災

2016年8月30日 毎日新聞

*7月12日〜8月29日
 ■原発のコスト エネルギー転換への視点(大島堅一著・2011年)岩波新書・821円
 ■原子力損害賠償制度の研究 東京電力福島原発事故からの考察(遠藤典子著・2013年)岩波書店・6696円
 ■原子力発電と会計制度(金森絵里著・2016年)中央経済社・4104円 


 伊方(いかた)原発再稼働の報を聞きながら本稿を書いている。電力会社の予測では、盛夏のピーク時電源にも不足は見られず、電力消費を抑制するよう呼び掛ける必要がないにもかかわらず、住民避難の不安を残して、制御棒は引き抜かれた。フクシマ以後、絶対安全神話は崩壊したというのに。

 大島堅一著「原発のコスト」は、2012年の大佛次郎論壇賞を、遠藤典子著「原子力損害賠償制度の研究」は14年の同賞を受賞した。遠藤の本は読まなければと思いながらその本の厚さに先延ばしにし、夏休みの宿題にしていた。もう1冊、金森絵里著「原子力発電と会計制度」も宿題に取っておいた本だ。

 大島の新書はわかりやすく書かれている。経済産業省試算による各電源の発電コスト比較によると、原発は最も安い、とされてきたが、この試算には大きな問題が隠されている。発電事業に直接要するコストのみをカウントし、社会的コスト(税金によって支払われる政策コスト)が含まれていないからである。ここに国策推進による技術開発コストと巨額の交付金という立地対策コストを含め、さらに天文学的数字にのぼる原発事故損害賠償コストを加えると、原発はあらゆる電源のなかで最も高くつく電力となる。

 原発の発電コストにいくらかかっても、電力会社が痛痒(つうよう)を感じないのは、かかった原価に一定の利益率を上乗せして電力料金を設定できる総括原価制度というマジックによる。電力会社は、民営化され地域ごとに分社化されているのに、実際には完全に地域独占企業だから、消費者には選択の自由はない。競争相手がおらず、広告訴求をしても市場が拡大するわけでもないのに、電力会社が不相応に高額の広告宣伝費を使うのは、メディアの買収のためとしか思えない。

 原発コストの試算はどれもモデルプラントにもとづく予測値であり実績値ではない。そこに金森は会計学というアプローチから実績ベースで原発のコストに迫る。財務諸表を見れば会社がわかる……はずなのに、工事償却準備引当金、使用済燃料再処理引当金、施設解体引当金−−等々の複雑怪奇で、ご都合主義的な制度の導入で、企業会計はいかようにも操作可能になり、したがって、株主に対しても、消費者に対しても説明責任を果たせないものとなった。その結果は信頼の不足である。

 遠藤はフクシマの原発事故以後の原子力損害賠償をめぐる政策構築を、欠陥だらけの原賠法制定に遡(さかのぼ)って解き明かす。そして損害賠償のための支援機構設立という、ミナマタの公害処理と同じ行政手法、「国家は責任を負わないが実質的に被害者を救済する」という間接処理を採用するに至った過程を、当の政策立案者たちへの詳細なインタビューによってあきらかにする。なぜ東京電力は「異常な災害による免責条項」の適用を断念したのか? なぜ東電は破産処理されなかったのか? なぜ東電は有限責任を認められなかったのか? 歴史の「もし」に答える代替シナリオが、東電を維持したままの間接処理に収束する過程を、緻密な推理小説のような手際で次々と解き明かす。経済ジャーナリストでもある著者の取材能力のたまものであろう。

 原発は政治であり、事故は人災である。印象的なのは遠藤がしばしばくりかえす「厳しい世論を背景に」「世論がとうてい認めない」という表現だ。世論の動向は政治過程にあきらかな影響力を及ぼす。ひとりの無力は、だが非力ではないのだ。
 筆者は上野千鶴子、松井孝典、津村記久子、松尾スズキの4氏です。
 ■人物略歴
うえの・ちづこ
 東京大名誉教授、認定NPO法人「ウィメンズアクションネットワーク」理事長。「おひとりさまの老後」など著書多数。


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