毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

シブい

2017-11-04 23:39:39 | たまにパワーアップな日々 2017

 

書店に行ってきた。

行く書店にもよるけれど、だいたいどの棚を見るか、順番というか順路は決まっていて、

入り口近くにある新刊本、売れてる本、売りたい本のコーナー、移動、

単行本コーナー、移動、文庫本(日本&海外)、移動、あらゆる肉体関連本コーナー、移動、

気が向けば新書本の棚を眺める、移動、吟味タイム、移動、レジへというのが私のパターンだな。

寄ることが滅多にないのが、雑誌、コミック、料理本、ラノベ、旅行、健康、趣味、こんな感じ。

 

 

今日は書店に入ってすぐに「これは読まなくては、買わなくては」という本に出会うという幸先の良いスタート。

以後順番にぐるっとまわっていたのですが、

肉体関連本コーナーへ移動すると、なんだかいい感じ(存在感のあるというか)の女性(おそらく同年代)が、

真剣にカラダ関連の本を立ち読みをしている。

スポーツ系の人のような雰囲気もある。

同類系か? わかる、好きよね、こういう感じの本チェックするの(笑)。

真横に並ぶのもあれなので、違うコーナーへ移動、3D本(個人的にタイムリー・笑)を楽しみ、

空いたところでカラダ関連本をチェックし、満足したところで、レジへ。

 

 

で、レジで店員さんがまごついているうちに、

隣のレジにさきほどのなんだかいい感じの女性が並んだ。

咄嗟に、いったいこのいい感じの人は何の本を読むんだろう、何を買ったのだろうと、

好奇心がむくむくわくわくこみ上げてきて、

渡した文庫本をがん見してみると。

 

 

真っ赤な背表紙に漢字が書いてあるのが見える。

み、宮本武蔵? 宮本武蔵! 

2冊! 

シブい!

 

 

はー、彼女は宮本武蔵を読むのか? この連休は宮本武蔵なのか? 凄い、そういう世界もあるんだ。

いえ、彼女が読むとは決まっているわけではないですが。

彼女の夫かもしれないし、義父に頼まれたのかもしれないし、息子に渡すのかもしれない。恋人かもよ。

にしてもシブいなぁ、宮本武蔵か、かっこいいなぁ、私も1度やってみたいわ、レジへ宮本武蔵をどんと2冊。

 

 

 

私がひと目で買う気になった本は、

 

 

 

 

友情/山中伸弥 平尾誠二・恵子/講談社

 

 

平尾さんのファンでした。

「スクール・ウォーズ」世代だし、日本選手権は夢中になってみていた。

だから、その平尾さんが癌で亡くなるなんて、あの平尾さんが亡くなるなんて信じられなかった。

山中伸弥さんと仲が良かったなんて店頭で初めて知ったし、

こんな本が出ていたことも初めて知った。

すごいベタなタイトルだけど、それ以外の言葉が見当たらない、まさに「友情」だったのだろうな。

まだ1ページも1行も読んでいませんが、なんだかつらそうだし泣きそうだし、でも読むんだ。

 

 

後ろの「青春と読書」は集英社の読書情報誌。

ご自由にお持ちください。

ありがたや。

二〇一七年五月臨時増刊号となっている。あぁ、残っててくれてありがとう。

高野秀行さんのエッセーも載っている。「重版童貞」からの脱出(笑)。

 

 

帰り道に気がついたのだけど、あの宮本武蔵の女性、

4,5年前に某所(ジム)で一時期会ったことあったかも。

なんかそんな気がしてきた。

私服とスポーツウェアじゃ感じが違ってわからなかったけれど、きっとたぶんそうに違いない。