もう9のつく日になってしまった。
あと3回やれば2014年をむかえることになるのよね。うわぁ。あっという間だわ。
年末には今年読んだ本のなかで印象に残っている本をやってみたいけど、どうなることやら。
毎月9のつく日にやっているこのシリーズ。
10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。
ただそれだけなので、意味が通じなかったり、尻切れトンボになっていたりします。
あぁ、それと読んだ本すべてが登場してないことも。
あまりにもだったり、数ページで挫折した本はさすがに載せられないよなと。
あとはいつものように感想にも紹介にもならない雑文です。
光る牙/吉村龍一
る。ゴムが寒さのために強張ってしまうのだ。ハンドルを握る孝也は憂鬱だった。これからの行
自由とは、選び取ること/村上龍
あまり考慮しないで生きている者もいる。彼ら、彼女たちはほとんどが編集者、テレ
命がけで南極に住んでみた/ゲイブリエル・ウォーカー 仙名紀訳
奇跡の生還へ導く人 極限状態の「サードマン現象」/ジョン・ガイガー 伊豆原弓訳
別の出口に行くよう指示された彼は、もときた道からコンコースを通って、チャーチ通り寄りの
南極点征服/ロアルド・アムンゼン 谷口善也訳
ろめてくれた初期の探検航海者たちを、つねに感謝しつつ想いおこさなければならない。
魔術師 イリュージョニスト/ジェフリー・ディーヴァー 池田真紀子訳
たりするようにドアを押し開け、広々とした長方形の部
意外にもすらすら読めたのが「光る牙」。
もっと読み難い類の内容かと思って開いてみたら、まるで映画か2時間ドラマのようなアクション小説でした。
場所は北海道日高山脈。括り罠によって片手を失った羆が人間を襲う。
まるっきり架空の出来事を書いているとは思えないので、
実際の山の中ではこういうこと(括り罠や密漁)がおこっているのでしょうか。
羆はヘビを嫌い、羆を前にベルトを引き抜き振り回して怯ませるシーンには、
よし、私もベルト着用しようと(笑)。って、ベルト通しついてないよな私の穿いてるのは。
出遭わないのが一番なんでしょけど。
「55歳からのハローワーク」がなかなか良かったので関連して読んでみた村上さんの人生相談本。
悩み相談といっても、よしよし大変だねえとはいかず、「私には詳細がわかりませんので」と答えるところが村上さんだなと。
悩んでいる真っ最中の人にはこれといった解決案はなく不満がたまりそう。
読んでいる側としては、その距離の取り方考え方がちょっと参考になったかも。
南極関連の本が今回も数冊。
「命がけで南極に住んでみた」(空行でした)は実際に筆者が住んでみたのではなく、南極で研究している人たちを書いた本。
ちょっと専門的すぎて飛ばし読み。
シャクルトンもサウス・ジョージア島の山越えのとき、他に誰かがそばにいたようだったと書いていますが、
そのような事例をいっぱいいいっぱい集めたのがこの「奇跡の生還へ導く人」。
山あり海あり空あり9.11、宇宙、捕虜、富士山も。
ちょっと引用してみると。
サードマンについては諸説がある。激しい体力消耗や単調さによって引き起こされる感覚上の
幻影や幻覚、血中グルコース濃度低下や高所脳浮腫や低温ストレスによる症状、心霊現象や霊媒体験、
守護天使の顕示、「窮地に立たされた人が普通には使えない隠れた力」を引き出すための、
心理学でいう「補完的」な存在などだ。
う~~ん、おわかりでしょか。理解するとかよりも事例が多すぎて途中で疲れてしまいました。
アムンセンってどうもイメージ悪くて損をしているようにおもえてなりません。
リチャード三世もそうだけど、アムンセンも印象悪く伝えられている人物でしょか。
明るく気さくで陽気なやつには見えませんが…。
いざアムンセンの手記を読んでみると、意外にも楽しそうなのね。
で、一番感動した時のことを書き記しているのですが、
それは南極点に着いた時ではなく、南緯88度23分を越えたときなんです。
南緯88度23分といえば、あのシャクルトンのニムロデ号のときに記録した再南点。
われわれはどんな人間がきたことのあるところよりもさらに南にいたのである。この探検旅行中、このときほど感激したことはなかった。サー・アーネスト・シャクルトンの名は、つねに南極探検史に火のような文字で書かれることだろう。勇気と根性はおどろくべきことを生みだすが、あの人がなしとげた事業はそのもっともよい例である。
火のような文字で書かれることだろう。アムンセンにここまで言わせたシャクルトン。
いやぁ、今年は冬を迎える心構えが全然違う(笑)。
南極と札幌とでは雲泥の差がありますけどね。
南極探検関連の本は読んでよかったな。心の糧に力になります。(まだ一冊積んでありますが)
久しぶりに取り出してみたリンカーン・ライムシリーズ。
南極本ばかり読んでいると、ちょっとアタマに深呼吸させたくなってくる。
って、深呼吸どころではなかったこの展開。いやぁ、さすがジェフリー・ディーヴァーだ。
でね、ボーンコレクターですっかりはまってしまったのですが、
全作読み切ってしまうのが恐ろしいやらもったいないやらで、とっておきのスペシャル用と化してしまった。
こう書いたら通じるでしょか。
本を開くと、そこにはリンカーン・ライムが、サックスがトムがセリットーがクーパーが息をしている。
懐かしい友達にあえたような、知っている空間に帰ってきたような気分になるんですわ。このシリーズは。
個人的にはメル・クーパーは私の脳内画像ではむっつり疲れ顔のロバート・キャンベル氏に固定化されつつあります。
で、今回は難しくてアタマがついていけなかった(いつもそうだけど)、騙される騙されたまた騙される。
なかなか困難な一冊でした。読み応えありすぎ。
以上、17ページ6行目72でした。
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