毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

今日の悶々

2012-10-04 22:59:59 | パワーアップな日々 2012

 

読み終わってからあれこれ考え思いめぐらせてしまう本もあれば、

「読みました、終了」だけで終わってしまう本もあります。

最近、全然違った意味であれこれ考える本にぶつかってしまいまして。ごん。あ、音はいらないってね。

先に読み進めるより、まずはどう対処したらいいんだろと、そちらに考えがいってしまい、

ひとりで悶々としています。

こうやって書くにしても、どこまで具体的に書いてもいいのかなと、悶々と。

 

小説の中に間違いを見つけてしまったら、どうすればいいんでしょね。

誤植でも記載ミスでもなく、おそらく作者の勘違いというか間違い。

知らない人が読んだなら、何も無理なく話が通るんだけど、

ちょっと知ってる人が読むと、あれ?それって違うんじゃないと引っかかってしまう。

引っかかっても、まぁこれって小説で実話じゃないんだからと、さらっとスルーするべきなんでしょか。

 

ある植物なんです。日本全国に分布しているのでそこは問題ないのですが、

私が引っかかっちゃったのが、その時期。

真冬(1月15日と書いてあった)に撮影しに行って、そのときに事件に関連するものが背景に写ってしまう。

って、この植物は真冬は土の下のはずで、写真撮影なんてありえないはず。

三角山でのその植物のことならわかるけど、全国展開となるとちょっと心配になって調べてみたのですが、

やはり花が咲くまで地上に現れることは無く、地上に現れる時期は4月~8月となっている。

となると、この事件の鍵となるその写真撮影は不可能で、根本から崩れることになってしまう。

さらにその半年後にもその植物は生えてるんですね。

時期的にはあっているのですが、一年中ひょこひょこ生えてくるものでもないですし…。

さらに、小説とは別のインタビューの記事(2008年)でもこの植物のことを書いていて、

ここではしっかりこの植物のことをきのこと書いある。

あぁどうしましょ。

って、この本の箇所を読んで、「それって真冬には顔出してないから、この話の設定は無理だよ」と突っ込みいれる人って、

山歩きしてるとか、植物好きとか、ごく一部の人だけだとは思いますが。

で、この植物が出てくるのは最初の第一話で、なんだかもう私そこでストップしてしまってね、

いやぁ、これってどうしたらいいいの、指摘したほうがいいの?それってどうやって?

それともこういうことって別に珍しいことではないのかなとか、

私が悶々と抱え込む必要などないのかなとか、

でもせっかくの本が私の中でこれで台無しになっちゃってるのも事実でして。

架空の植物にしてくれればよかったのに、実在する植物を登場させてるから、話が(私の中で)成り立たなくなってしまう。

でもさぁ、書く前に下調べするよねぇ…。

知っててあえて冬に登場させたのかなぁ…。

それとも私が知らないだけで、この植物は真冬にも咲くのかなぁ。

この年だけ当たり年の設定だったりして。うちの近所に二度咲らしきシモクレンもあったことだし。

この部分が引っかかっていて最後まで読んでないけれど(読んでから書くべきだったのかもしれないけど)、

読み進めていくうちにこの箇所を納得できるような説明が出てくるのかなぁ。

でもさぁ(再び)、たとえば専門知識をもっている専門職の人がこういうのを見つけてしまったらどうするんだろ。

そういえばヤマザクラの葉もこの時期に残っていることになってるし。

所違えばヤマザクラの落葉も遅く、1月中ごろまで木に残ってるんでしょか。

よほど暖かな南の地域の話なのかなぁ。まだどことは書いてある文章はみていないけど。

って、私だって毎日間違えだらけで先日も墓穴ざっくざく掘ったばかりだし(汗)。

あ、この本でも「半年後」に生えたこの植物の下をざっくざく掘るんです。死体を探しに。

やっぱり穴は違えど掘ってたか。

 

この本どうしよう。

第1章でストップしちゃったまま…。

 

 

これはまるっきり関係のない花ですので。

 


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
悶々 (ケンボー)
2012-10-05 22:14:55
お疲れさまです。
う~~ん手がかりが少ない。きのこ?っていうのも
ひっかかるし、咲くと言うからやっぱり花?
むしろみどりさんの説明の方がこの作家以上に
不思議だらけで、今夜眠れまっせん。
でもしょせん、というと語弊があるけど、小説は
フィクションです。自然科学のことを知らないと
小説を書いてはいけませんという法律も無いし
大目に見てあげればいいのでは?
むしろみんながなんでも自分の興味もないことがら
にでもすべて精通しているというのもおかしな時代ですよ。
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悶々 (みどり)
2012-10-06 00:59:47
小説の素材の一部としてこのちょっと見た目のかわった植物を持ってきたのはわかるのですが…。
知識というより意識なのかなぁ、書き手の意識。
残念だなぁと思ってしまうんです。
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あのさだまさしだって (ケンボー)
2012-10-06 19:25:16
夕方たまたまミュージックフェアを観てたら
還暦さだまさし記念とかをやっていて
偶然耳にした胡桃の日とかいう歌詞に「窓の外には雨とカラマツ、枝にはルリカケス」だって。
ルリカケスって沖縄の鳥だし、カラマツは高原の
樹木だし、変ですよね こんな取り合わせ。
あのさだまさしだってこんないい加減な歌詞で
歌っているのです。
もっとも、カラマツはいまや庭園にも使われていて
沖縄でも植えられているのかもしれないけど。
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さだまさしさん (みどり)
2012-10-06 23:56:39
さださんって還暦なんですね。
もっと年上かと思ってました。
さださんの本は2,3冊借りてきたことがありますが、
どれも読み切れず置いてしまったことを、
ふと思い出しました。
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胡桃の日 (のっぱら研究所)
2019-12-08 00:52:28
「まるでクルミを素手で割ろうとしているように」
ということを、あり得ない風景をして描くためにあり得ない組み合わせを持ってきたんですよ。
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胡桃の日 (みどり)
2019-12-10 22:18:50
なるほど。ありがとうございます。
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