あまりお上品ではない話となりますが。
ハーフの途中でお腹が痛くなって、沿道のガソリンスタンドに駆け込み、トイレを借用。
コースに戻り追い上げ始めると、いったん落ち着いたかと思えた腸内暴動が再び来襲、出口を求めて氾濫寸前。
運よく前方にまたガソリンスタンドを見つけ、駆け込み借用。
(ガソリンスタンドのトイレは外にあるものが多く、コンビニの店内に入るより時間ロスは少ないそうです。
でもそうも言ってられないとは思いますが)
コースに戻ると。もう走っている選手は見当たらなかったそうで。
リタイアしようかと思ったそうです。もうここどこかわからないけど、ゼッケン外して後ろ向いて帰っちゃおうと。
そんなガソリンスタンドのトイレから出てきた可哀想なランナーさんを見ていた店員さんや沿道の人たちが、
大きな声で激励してくれたそうで。
『姐さん、ガンバレ、追いつけ』
追いかけてみようかなと。
ビリだけど。ゲリでビリ、ゲリでビリ、ゲリしてビリだけど。
なんだか無性に可笑しくなってきて、笑いながら猛烈に追い上げたそうな。
ランナーズハイなのか、ゲリーズハイなのか、関門にも間に合い、最後尾にも追いつき、追い抜き、
ほどほどの順位でゴールできたそうな。
めでたし、めでたし。
なんとも中途半端な写りとなりました。
本文と写真は関係ありませんし、ゲリーズハイも私ではありません(笑)。
ほぼ40年近く昔のことですが、びわこ毎日マラソンのフランク・ショーターを思い出してしまいました。
当時、テレビで実況中継を見ておりました。
周囲にはガソリンスタンドなども無く、突然コースをそれて藪の中へ、中継車の解説者もあわてていましたね。
さすが、ショーター、その後何も無かった顔でコースに戻り、トップを保ったまま優勝してしまいましたが・・・忘れえぬ記憶です。
走っていると、腸や膀胱にかかる重力・圧力も通常の何倍にもなるのでは…。
私はまだ絶体絶命の大ピンチになったことはありませんが、
ここに書いた方も藪に紛れては経験あるそうです。
すごいですよねー。
切羽詰まったら、やっぱり止められないですよね。
わが身に置き換えたら…。う~ん、どうしたらいいんでしょう。