毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 64

2013-09-09 23:49:49 | 

 

毎月9のつく日にやっているこのシリーズ、きょうはWで9!

だからといって特別なことをするわけではなく、いつものように9~9のつく日の間に読んだ本、

今回は8月29日から9月9日までに読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

書き写しの文がないのは、写真や地図イラスト、あるいは空行です。

 

 

 

 

 ウエストウイング/津村記久子

リか、いまいち迫力ないんよなあ。本人も、体が大きいわけでもなく、顔が少し見られて人の

 

 

 

 黒沼 香月日輪のこわい話/香月日輪

たのか、そんなことはどうでもよかった。

 

 

 

 ミドリさんとカラクリ屋敷/鈴木遥

 彼女は家の説明だけで延々と話ができてしまうほど、この家の何もかもを知り尽くしていた。

 

 

 

 エンジェルフライト 国際霊柩送還士/佐々涼子

痕は胸から腹部にかけえて縦に入っているのが普通だが、その遺体は縦の解剖痕のほか真横に

 

 

 

 大西洋漂流76日間/スティーヴン・キャラハン 長辻象平 訳

 

 

 

 エリザベス/トム・マクレガー 野口百合子 訳

マーガレットのいとこにあたるのだ――三人とも、ヘンリー七世の孫だった。

 

 

 

 図説イギリス物語/クリストファー・ヒバート

 

 

 

 さてと。

確か前に書いたことがあるとは思いますが、津村さんって普通に地下鉄で隣の席に座っていそうな印象があります。

この本はちょっと長かったな。

なんでもないよな話が続くんだけど、その中になんでもなくないものが挟まれてたりするから気を抜けない。

といいつつ、かなり流し読みしてしまった部分もありますが。

万年筆につぎ、今回は目薬(ピント調節)を買いに走ってしまった。

こういう副産物的刺激を受ける本っていうのも珍しいかも。別作品もきっと読むな。

 

 

香月さんの妖怪アパートシリーズは、たしか5冊目あたりでストップしたままだったはず。

こわい話となっているけれど、こわさでいけば小野さん、

こわせつなさでいくと乙一さんのほうがやっぱり好みでしょか。

さらさら~っと読了。

 

名前「ミドリさん」と建物話っぽいタイトルで手に取ってみたけれど、

これは違う意味の歴代ベストテンに入る一冊に決定です。

あくまでも個人の感想ですけど、いままであまりここで悪いことは書かないようにしてきましたが、

これは読み始めて数ページで、特に北海道開拓時代の話あたりからイラついてイラついて、

こんなにイラついて読み進めるのは時間と神経の無駄と閉じました。

人って、私もそうですが、過去の記憶をどの段階まで正しく覚えていて、どこから無意識のうちに作り足していたり、

美化や誇大してしまったり、そういうのって誰にでも多かれ少なかれありうることで、

ひょっとしたら本人にも、その話を聞く他者にも判別することって難しいと思うんです。

もう前半途中で読むのをやめてしまったので、ひょっとしたらその後にミドリさんの話の検証があったのかもしれませんが、

平塚の電信柱が屋根からつきでた家の話を読みたかったのに、

それにたどり着く前に嫌になってしまった。

レビューでは評判いいようですけどね。まぁ私みたいのもいてもいいかと(笑)。

 

 

エンジェルフライトは数時間前に読み終えたばかり。

海外で亡くなるとどうやって日本に戻ってくるのか、考えたことってあります?

逆に日本で亡くなられた外国の方が祖国に戻るのはどうなっているのか。

ご遺体が貨物扱いなのは「岳」を読んで知っていましたが、

その他のことについては無知というか、知る機会がなかった。

まだ話が消化できてないんだけど、死者のためでもあり、

これから生きて行かなければならない遺族のためにこの人たちはとことん動いているのだなぁと。

あらためて、死者との別れの場の意味について考えてしまいました。

  親を失うと過去を失う。配偶者を失うと現在を失う。子を失うと未来を失う。

これは会長の山科さんの言葉ですが、だれだって失いたくないにきまってるけど、これだけはわからない。

 

 

イギリス本もそうですが、この頃ぽつぽつ読んでいるのが遭難・探検もの。

辛坊さんの遭難事故が記憶に新しいですが、この本の遭難事故は1982年の大西洋。

辛坊さんと同じくヨットにクジラが衝突し、浸水、沈没。

救命イカダで大西洋を漂流するけれど、これが凄まじい。

私なら狂ってしまうな、絶望と恐怖でおかしくなるの間違いない。海水がぶ飲みしそうだし。

9隻もの船に見過ごされ、飢えと喉の渇き、イカダの破損、サメの来襲。

サカナの目の水分を飲み、内臓も、骨髄のなかのゼラチン質まで食べて命をつなぎ、

太陽熱蒸留器でかろうじてできる少量の水を自制に自制を重ね、生き延びるために飲む量の制限を守るとこがすごい。

私ね、過去に物凄い喉の渇きを味わったことがあるんです。

あれは脳外の手術の時。

確か、飲み水も食事も朝から禁止だったはず(飲み水に関しては曖昧ですが)。

手術の時間がこれ長かったのね、13時間かかり、ICUに戻ったのが夜の9時すぎていたかな。

もうその夜も次の朝も地獄で(笑)、痛いし具合悪いってもんじゃないのね(笑)。

で、喉がカラカラで、もう干上がってて冷たいお水が欲しくて欲しくてたまらいのに飲ませてくれないのね。禁止。

あれは辛かった。点滴打ちっぱなしだったのに、たった一晩でこの渇き、このツラさ。

キャラハンさんは大西洋のど真ん中でしょ。

どんなに渇いていたことか。

余談ですが、本書中に「テーブルには全麦パンとフルーツ」という文を読んだ時、

私も同化というか飢えの気分になっていたところに、全麦パンを想像、反応してしまい、

森もとにすぐさまパンを買いに走ってしまいました(笑)。俗だなぁ。

 

 

あぁ長い。エリザベスは面白かった。小説だし。

最近は異母姉のメアリー1世とスコットランド女王メアリー・スチュアートが気になっているんだけど、

なかなか手ごろな本が見つからない。

分厚い専門的な本は見つけてるんだけど、そこまで読み込む根性はないし。

動画を検索するといっぱいでてくるのよ、この時代をあつかったものが。

ただし、ばりばりの英語でね、激しく悔しい思いをしています。

 

以上、今回も長かった17ページ6行目64でした。


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