毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 281

2020-01-20 23:45:45 | 本 3

 

疲れて途中で変更した昨夜のブログですが、

なんと二重投稿していたようで慌てて一つ引っ込めました。すみません。

思っていた以上にバテていたのかもしれない。

 

今日は鮮度いいかというとそうでもないですが、

昨日やるはずだったいつもの17ページシリーズを。

この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 

 特捜部Q-キジ殺しー/ユッシ・エーズラ・オールスン

人でも見るような目でカールを見た。こいつはいったい誰だ?

 

長期に渡り抱えていたーキジ殺しーをやっと読了。

自分の本なので、途中図書館からの期間限定本が届くたびに中断し図書館本を優先したため、

読み終わるまで時間がかかりましたが、決して面白くなくて進まなかったわけではありません。

まぁ正直にいうと前作のー檻の中の女ーのほうが好みかな。

 

北欧の小説を読んでいるとこれって日本ではあれよねって思うことがあります。

だいたい私はミステリ(警察刑事がわんさかでてくる)ばかりを読んでいて、

この特捜部Q(それにしてもベタなタイトルだ)はカールとアサド、

今回からローセが主要メンバー入りしていますが、

この三人はちょっと特殊キャラなので横に置くとして、

北欧ミステリでは凶悪事件が発生しているのにも関わらず、

意外と時間がくると仕事を切り上げ帰宅する場面が多く登場する。

家庭を家族を大事にし、身を粉にして働き家庭や個人の時間を犠牲にするという感覚とはちょっとかけ離れていて、

それが当たり前として通用している社会があるのだなと気づかせてくれたりもします。

それから登場するデンマークのデニッシュやフィンランドのシナモンロール。

これは食べてみたい。

あまり本に出てくる食べ物に興味を惹かれるほうではないのですが、

これは現地で食べてみたいですね、あとイギリスでフィッシュアンドチップス。

にしても、アサドだ。

 

 

 

私の脳内ではこのファレス・ファレス(山本山的な?)アサドが固定化しているのに対し、

今回のーキジ殺しーに出てくるアサドの風貌は、

背が低く、小太り、眉が黒く濃く、一目で移民とわかる、子犬のような瞳等々書いてある。

どっちのアサド優先するべきか、脳内で騒ぎとなっています。

 

 

 

 

 

 ストーカーとの七〇〇日戦争/内澤旬子

いと言っているからと返すと、そんなのは男のやり方ではない、田舎の人間をなめるな、会っ

 

「漂うままに島に着き」を読んでいるとき終盤近くから何か変だぞと感じ、

あとがきにも何か変だぞという印象をもったのですが、

この本を読んで納得、内澤さんはちょうど執筆している最中にストーカー被害(誹謗中傷名誉棄損)にあい、裁判沙汰になっていた。

 

探し回ってやっと見つけた海の見える広い家での暮らしがさあ、ねぇ、ぶっ壊されたんだけど? せっかく見つけた家から夜逃げしたんだけど⁇ 大好きなヤギとも離れ離れになって小豆島の片隅で隠遁生活してるんだけど⁇ どのツラさげて楽しい移住ライフのエッセイを出すってんだYO! ああ、怒りを抑えきれずに文章がおかしくなってきた。

 幸か不幸か私は素敵なライフスタイルを提唱するタイプのエッセイストではない。むしろそんなものはドブに捨てちまえと、自分勝手に暴走するままを綴っているのである。ということは、このような目に遭ったことを隠し通して「幸せ移住生活」を装うことのほうが、書き手としては大きな損失である。  P83 8 示談から引用。

 

泣き言を書き連ねる人ではなく、なぜ自分が被害にあったのか、どのような内容で、

警察、検察、弁護士、裁判、判決と700日間あったことを詳細に書いてあります。

いやぁ、書きたくないこと人に知られたくないことがほとんどだろうに、

逆に書くことでしか伝えられないことがあるわけで。

うー。

 

 

 

 

 いつも旅のなか/角田光代

ない笑顔。

 

また角田さんのエッセイを読んでしまった。

旅に対する角度というか、

ちょっと間違えたり運が悪かったらとんでもないことになりそうで私にはできそうにないけれど、

それでもこんな風に移動できたら楽しいだろうなと思ってしまいます。

 

 

 

 

 健康半分/赤瀬川原平

 

 

絶筆収録本。

赤瀬川さん=尾辻克彦と初めて知る。

 

 

 

 へんな西洋絵画/山田五郎

 

 

いやぁほんとうに変(笑)。

ちょっと山田さんの言葉がうるさかったかな。

 

 

 

先日映画「ゴーンガール」をWOWOWで観たのだけれど、

予備知識一切なく、厳密にいうとどこかでこの名前を見たか聞いたかしているレベルで、

初めは失踪した妻を捜すサスペンス系かと思いきや、

中盤あたりでなんか変でないかと思い始め、

おいおいこれはサイコ妻の話なのかと不毛な契約結婚の話なのか、

最後のエイミーの妊娠は精子バンクは契約破棄したのではなかったかともやもやが立ち込め、

もう一度落ち着いてチェックしながら観直すか、

それとも(調べてみたら)原作の小説があることを知りそちらを読むべきか、

とりあえず今日図書館で文庫「ゴーンガール上下巻」を借りてきた。

で、さきほど検索していて思い出したことなのですが、

あの〇ッキーの不倫謝罪会見の服装(パンプスも含め)が、

ゴーンガールの愛人アンディの浮気謝罪会見の服装と酷似していると騒がれたことを思い出した。

そうか、それで「ゴーンガール」という言葉をどこかで覚えていたわけだ。

内容を知ると〇ッキーの服装(スタイリストの責任とは言い切れないと思うけど)怖い、

シャレにならんと何年もたってから再認識。

 

以上、一日ずれた281回目でした。