毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 246

2018-09-19 23:57:57 | 本 3

 

 第11回 優駿と夕陽ロード☆ウォーキング大会のメインの話を載せたいところなのですが、

今日は19日、毎度おなじみの9のつく日17ページシリーズの日でした。

 

余談となりますが、

道南バス高速ペガサス号に乗り静内(新ひだか町)に着くまでの間に読もうと文庫本を持参したのですが、

バスが混んでてね、相席した方がなかなか立派な体格の持ち主でかなり私の席まで圧迫があり、

本を取り出すことすらできず、じっと我慢で座っておりました。

 

ではいつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 幻夏/太田愛

うひとつ、俺が駅前で車停められる所を探して車を停めて、駅へ走って戻ってホームに降りるま

 

 

太田愛さん2作目読破。

いやぁ、前作も感嘆しましたが今回も手応え読み応えばっちりです。

前回同様ちょっと無理があるかな映像向けかなと思うところもありますが、

太田さんの頭の中はどうなっていて、どうやったらこんな話を組み立てられるんだと。

次の「天上の葦」を読むのが楽しみ。

読む前から楽しみな本って珍しいかも。予約しなければ。

…忘れぬよう今予約を入れたところ72番目だった。年内無理だな。





 美を尽くして天命を待つ/林真理子

 ところでおとといは、テレビ局の人たちとお酒を飲んだがとても楽しかった。



珍しく林真理子氏。

なにかスカッと面白くて軽くぱぱっと読める本はないかとこれを選んだのですが、

面白いことは面白いのだけれども、なんというか金太郎飴というか、

林さんも金太郎飴っぽいイメージあるけれど、

どれを読んでもどこを読んでも美容と結果の出ないダイエットと高級ブランド・グルメの話ばかりで、

an・an連載だからそうなるのかもしれないけれど、

途中で飽きてやめてしまいました。こういう話が好きな人には面白い1冊なのでしょうけれど。

 

 

 

 

 もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら/工藤美代子

 建物はかなり古い。築二、三十年は確実にたっている。なぜ手術したかは、話の本筋と

 

お化けだって、生きている。


あれ? お化けって死んだ人よね、でもそれが動いたり何かをするって死にながらも生きている?

霊感はないしそういう能力は皆無といいつつも工藤さんは普通に死んだ人が見えてしまうようで、

ピストン堀口の話はちょっと怖かったけど、さらさらっと読了。

もう一冊読んでみる?

 

 

 

 

 屋根裏の仏さま/ジュリー・オオツカ 岩本正恵 小竹由美子訳

船室の客で、深緑色の瞳で、鼻の先がとがり、完璧な日本語を話し、わたしたちの多くに

 

 

新潮クレストブックス。

二十世紀初頭に「写真花嫁」としてアメリカへ渡った日本人女性たちが、

苦労を重ねてやっとそれなりに平穏な暮らしができるようになったところで戦争が始まり、

真珠湾攻撃後の反日感情の高まりの中で実地された強制収容政策により、

築き上げた全てを失い、わずかな手荷物だけを持って遠隔地の収容所に送られるまでの話。

 

「写真花嫁」という言葉はここで初めて知ったのだけど、

19世紀後半に始まった日本からアメリカへの移民は大半が肉体労働に従事する独身男性で、

結婚するために一時帰国する余裕もない彼らが頼ったのが、いわゆる「写真結婚」。

自分の写真と履歴を日本の親族に送り相手を探してもらう。

縁談が成立すると花婿不在のまま日本で入籍を済ませ、花嫁は船でアメリカの夫のもとへやってくる。

ところがもらっていた写真や履歴は大違いというのがほとんどで、

詐欺だと叫んだところで帰国費用も持ち合わせず、見込み違いだった男と暮らすなんて、

この本読まなければそんなふうに写真1枚頼りにアメリカへ渡っていった日本人女性たちが大勢いたことを知る機会はなかったでしょうね。

クレストブックスはなかなか良書が揃っているかも。

 

 

 

 

 大人女子のための続く筋トレ/森俊憲

 筋肉が強くなるメカニズムは、あなたが考えるより、じつははるかにシンプルです。

 

まず大人女子って言葉が好きじゃないけれど、森俊憲さんの本なので読んでみた。

う~ん、どうやったら筋トレを習慣化できるかということに大部分紙面を割いているのだけれど、

習慣化できている人にとっては、これを読んだから習慣化できるってもんじゃないと思うのでは。

やるか、やらないか。それだけ。

見栄えのいいウェアを買ってテンションをあげるというのも確かにひとつの手かもしれないけれど、

それより素っ裸で鏡の前に立つ、正面だけではなく横も、できれば後姿も直視する、

これが一番の刺激になると思うのですが。

 

 

 

 

 腰部&体幹まるわかり大事典/金岡恒治

 

前回読んだ金岡さんの本が地味ながらもなかなか理詰めで解説していて好感をもてたので、

こちらの本も読んでみた。

見た目で損しているかなぁ。

徹底的にドローインを推奨しています。

正しいドローインの解説も詳しくしていて、なんでもかんでも体幹という言葉が巷に溢れている中、

じゃあいったい体幹とはコアとはローカル筋とはと説明している本は少ないかと。

筋トレとか解剖学的な本を手当たり次第読んでいるけれど、

少しずつわかってくる部分がふえてくる、本ごとの違いが見えてきて面白い。

 

 

以上、246回目でした。